わらの犬のレビュー・感想・評価
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オリジナルに匹敵するほどの迫力
オリジナル(サム・ペキンパー作)が好きで、あまり期待せずに観たけど、いい意味で期待を裏切るできだと自分では思う。
設定をイギリスからアメリカの南部の田舎に変えたのもいい。
日本の田舎もそうだけど、地方の因習とか風習ってなにか大袈裟だけど不気味な印象がある。(悪魔のいけにえとか観てるとそう思う。)
ただ、好きな作品だけにペキンパーのスローモーションを多用した暴力シーンが強烈でその点では残念だと思う。
オリジナル見てない人向け❓
(見てても面白い作品です。)
予習してから
1971年の作品をリメイクしたという 一本。 率直な感想を言うと、「何で観たのかな、私…」 出演者だけに惹かれて 観にいったのですが、もう少し予習しておけばよかったと 後悔。 ストーリーが好きになれず、女性として 居心地の悪さを感じる映画でした。
映画の脚本家・デービッドと その妻・エイミーは 都会の生活を離れエイミーの故郷・南部の田舎町へと引っ越す。 よそ者へ警戒心をむき出しにする住人との 温度差を感じつつ 打ち解けようと努力をするデービッドだったが、執拗な嫌がらせは 日に日にひどくなっていき…という内容。
デービッドを演じた ジェームズ・マースデン。 『X-Men』を飛び出してみたけど なかなか当たりが出ない彼。 今回も キャラ設定がイマイチはっきりしない可哀相な 配役。 原作のデービッドをダスティン・ホフマンが演じたようですが、どちらかというと ダスティンの方がイジメ甲斐がある感じかも? 夫婦のバランスも あまりよくないように思いました。
その妻・エイミーを演じた ケイト・ボスワース。 『ブルークラッシュ』以来、印象に残る作品が少ない 彼女。 スタイルの良さで買われたようですが、何でこんな作品に 出ようと思ったんだろう… ベッドルームでの夫婦の会話が しばし見られましたが、“色々あったのに”どこか冷静なエイミーというのは 演技力不足と言われても仕方ないかも。。
エイミーの元彼・チャーリーを演じた アレクサンダー・スカルスガルド。 実生活でも「元彼」… そんな余談はおいといて、、、 配役的には 好きになれませんが、独特の雰囲気を持っていて 南部なまりも上手かったし 評価高いです。 よくゴシップ記事などで見かける風貌だと“フツー”だと思ったのですが 大工のチャーリー姿や、教会へ行く正装のチャーリーは 惚れてしまう~ほどカッコよかった!! これからに期待したい俳優さんです。
その他、注目したいのが 自閉症のジェレミーを演じた ドミニク・パーセル。 チョイ役ですが“キーパーソン”でもあります。 TVシリーズ『プリズンブレイク』などで活躍しているらしい俳優さん。 なかなかの演技力でした。
こんな終わり方って…と 気持ちも沈んでしまうような虚無感に襲われる エンディング。 多少の男尊女卑も見え隠れするような、「アメリカ南部って 今もそうなの?」と眉をひそめてしまう内容。 お勧めするわけにも しないわけにもいかず… アドバイスとしては、プレビューなどで予習して それでも気になる方は どうぞご覧になってください、です。
個人的な意見で申し訳ないですが、苦手なジャンルの作品なので 2.0の低評価。 …あ、それと 低予算の映画です。
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