劇場公開日 2010年7月24日

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「全ては子供たちの笑顔の為に」小さな命が呼ぶとき 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5全ては子供たちの笑顔の為に

2014年9月21日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

知的

「ハムナプトラ」のブレンダン・フレイザーと「インディ・ジョーンズ」のハリソン・フォードの新旧冒険野郎の初共演は勿論、アドベンチャー超大作!
…ではなく、実話を基にした感動作。

エリートビジネスマンのクラウリーは3人の子を持つ父だが、下の二人の子がポンペ病(筋力が低下する難病)で余命を宣告されていた。クラウリーは仕事を辞め、ポンペ病研究の第一人者、ストーンヒル博士と共に治療薬作りに専念する…。

全てを捨て、我が子の為に治療法を探す親の実話と言うと「ロレンツォのオイル」が思い浮かぶ。
親の愛は無償で偉大。奇跡を起こす。

治療薬作りの背景には、偏屈なストーンヒル博士の自我、資金援助してくれる企業の利益優先などのシビアな思惑が交錯する。
しかし、全ては子供たちの笑顔の為に。
ラストの笑顔で、それを確信した。

困難な治療薬作りというより個人と企業の対立、実話なので感銘は受けるも映画としては淡白で少し深みに欠ける。
悪くはないが、最高という感じでもなく…。

近大