劇場公開日 2010年7月24日

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「演出が当たり前すぎて物足りない」小さな命が呼ぶとき マスター@だんだんさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5演出が当たり前すぎて物足りない

2010年7月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

ハリソン・フォードといえば「インディ・ジョーンズ」。その亜流作品ながらヒットを飛ばした「ハムナプトラ」の主役がブレンダン・フレイザーだ。そんなふたりが競演する夢のようなキャスティングに食指を動かされる。
ブレンダン演じるジョンは、子供たちを助けるため、新薬の開発に必要な資金と製造環境の獲得に奔走する。いっぽう、ハリソン演じるボブは新薬の技術開発に独創的な才を発揮するがビジネス的な能力はない。
新薬開発という点では目標は同じだが、その利害関係の違いから、ふたりの男はときとして反目し合う。そして、ついに新薬が・・・ってことになるのだが、予告篇から期待できるほどドラマチックな展開はない。いわば可もなければ不可もない無難な出来で、あっさりしている。つまらなくはないのだが、二大スターを持ってきた割にはちょっと物足りない。逆をいえば、予告篇は本篇からのカットの拾いかたが感心するほど巧い。
大きな感動は得られなかったが、エンディングで流れる『もし星に手が届くなら』から始まるエリック・クラプトンの「Change The World」が耳に心地いい。

ハリソン演じるストーンヒル博士は金儲けには興味のない技術一本の学者だが、好きなように研究をするためには資金があるに越したことはない。ポンコツのトラックがぴかぴかの新車になったラストに、博士の人間臭さが出ていて微笑ましい。

p.s.1 ブレンダン・フレイザー・・・太ったなー。もうエジプトの砂漠は無理だろう。
p.s.2 ハリソン・フォード・・・なんとなくキャリー・フィッシャーに似てきた。(^^ゞ

マスター@だんだん