「タイトルが泣く、勢いだけのアクション」パリより愛をこめて 瑞さんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルが泣く、勢いだけのアクション
リュック・ベッソン製作なので期待はしていなかったが、どうにか合格点のアクション映画。いつもながらのアイデアだけで細かいところまでは練れていない脚本。007の「ロシアより愛をこめて」と比べちゃあいけないと思うけど、敵役も魅力的でなく、ストーリーも何が何だかわからないうちにどんどん進んじゃう。ただジョン・トラヴォルタだけが太った体に鞭打って嬉々として演じている。スキン・ヘッドで頑張っていると思うけど、リアリティが感じられない。あの体の動きじゃ、すぐに弾が当たっちゃいそう・・・ ジョナサン・リース・マイヤーズはいわば主演なのでやりがいがあったと思うけど、ただトラヴォルタに翻弄されるばかりで今ひとつ。主演の二人はそこそこ頑張っていると思うだけに、もう少しストーリーに奥行きがあれば、よかったと思う。残念!
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