劇場公開日 2010年5月15日

  • 予告編を見る

「アクションシーンだけが印象に残る」パリより愛をこめて マッチャンさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5アクションシーンだけが印象に残る

2010年5月6日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

単純

パリ市内でくりひろげられた追跡劇が、それぞれどういった関連があるのかはっきりとわからず、所々?を残し物語が進んでいく。
敵であるテロ組織も実態が良く分からず、裏切り者の存在理由も意味不明。
結局、撃ちあい、格闘、爆破、カーチェイスのシーンだけが印象に残った。
きっと、パリ市内を良く知っていたら面白さを感じることができたのかも。

また、ジョン・トラボルタ演ずるワックスの強さが全面に出すぎで、ジョナサン・リース・マイヤーズ演ずるCIA見習い捜査官の見どころが少ないのも不満。
唯一、後半でチェスの名人らしく頭の良さを披露するが、これも予想がつくもの。
コンビものとしてはバランスが悪い。
完全にトラボルタの映画であった。

試写会場で隣に座っていた年配の夫婦が時折会話を交わすので、スクリーンに集中できなかったことも、この映画を面白く感じることができなかった理由の一つかもしれない。

マッチャン