「悪くない感動作だけど、どうして作られたんだろう」書道ガールズ!! わたしたちの甲子園 ダース平太さんの映画レビュー(感想・評価)
悪くない感動作だけど、どうして作られたんだろう
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初めに断っておくと悪くない作品です。ハイライトシーンでは、実際に涙しました。主演の成海璃子も素晴らしい。でも、この手の作品ってテンポが大事だと思うんだけど、2時間に及ぶ上映時間は、やはり無駄があると思えて仕方ない。あと、山下リオのキャラが前半と後半で急激に変更されていて違和感を感じた。
それから映画自体に罪はないけれど、そもそも他の競技に比べて圧倒的に競技人口が少ない書道パフォーマンスを題材にして、映画がヒットすると思っていたのだとしたら、大きな勘違い。
最初の話に戻るけど、いかんせんテンポが悪い。同じカテゴリーの作品で言うと、古厩智之監督、長澤まさみ主演の「ロボコン」(小栗旬、伊藤淳史、塚本高史も出演)の方が、断然完成度は上。まあ、こちらにしても作られた経緯が謎だけど、映画デビュー間もない長澤まさみの瑞々しい演技は必見ですよ。
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