「正義のために」メガマインド kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
正義のために
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子どもの頃からライバルだったいい子ちゃんが今ではメトロシティのヒーロー、メトロマン(ブラッド・ピット)として活躍していたが、子分のコブンギョ(原語ではミニオン、声はデヴィッド・クロス)に脱獄を手伝ってもらい、ついに太陽光線でメトロマンを倒してしまったメガマインド。『アバター』のように、一人だけ青い顔をした火星人の顔のようなメガマインド。ついにメトロシティを手に入れることになったが、虚しくてしょうがない。対立する正義のヒーローを作るためにメトロマンのDNAを誰かに注入することを思いついた。間違って注入したのは、TVレポーター・ロクサーヌ(フェイ)の相棒TVカメラマンのハル(ヒル)だった・・・
メガマインドはハルをタイタンとして正義のヒーローに仕立てるのに苦労する一方、科学者バーナードに変装してロクサーヌと恋に落ちて性格も丸くなっていた。おかげで街は平穏を取り戻し、事件も起こらない状況となってゆく。しかし、メガマインドがロクサーヌと仲良くなったことに怒り、ハルは悪党になっていくのだ(笑)。
メトロマンが実は生きていた!てのは重要じゃない。最後にはヒーローとしてハル=タイタンと戦うメガマインド。正義の力を授かったとしてもグッドガイにはなれないということを訴えてくる。そして、正義のヒーローの憂鬱。結末は予定調和だが、彼にしてもそのうち憂鬱になって逃げ出すしかないような気もする。ロクサーヌと末永く愛し合っていけば別だが・・・
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