「池脇千鶴に拍手」必死剣鳥刺し gsacraさんの映画レビュー(感想・評価)
池脇千鶴に拍手
冒頭、いきなり主君がぞっこんの側室を殺害する場面から始まり、次の展開を期待しましたが・・・・
豊川悦司はいつも通り、無口でシリアスな雰囲気だけの役。もはや、はまり役というよりこれしか出来ないのかな?と思ってしまいます。
タイトルにある「必死剣鳥刺し」も、終わってみれば何が奥義なの?とつっこみたくなる「技」であり、肩透かし気分満載なのです。
クライマックスの殺陣はなかなか見ごたえありましたが。
それでも平均点を差し上げる理由が池脇千鶴です。地味な顔立ちでこれまで何が良いのか分からなかったのですが、本作では彼女だけが救いとなっています。節々の感情表現も上手で、朴訥な(というより感情表現できない?)主役よりも惹きつけられました。
これで上映時間が80分くらいだったら完成度が上がったのではないでしょうか。日常生活の描写に時間を割き過ぎです。
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