「喜劇のモリエール」モリエール 恋こそ喜劇 kakerikoさんの映画レビュー(感想・評価)
喜劇のモリエール
巡業から数年ぶりにパリに戻ってきた若き日のモリエール一座。座長のモリエールは「今度は絶対、悲劇をやる!」と意気込んでいるのですが、王様の並みならぬ喜劇への期待感に、あっけなくくじけてしまうのです。冒頭はこんなエピソードからはじまり、彼のユニークな人物像を中心に、恋の話も絡めてたくさんのウィットに富んだ笑いのエッセンスが詰まった作品です。登場人物がみな個性豊かで面白い。それでいて後半、ほろっとさせられる展開も。彼が生涯、喜劇に捧げたのはこんな裏話があったのかなとか。
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