あばしり一家のレビュー・感想・評価
全2件を表示
男勝りに色香が匂う。娘、あばしり菊の助とはオイラの事だっ!
アバンタイトルで心臓抜きされるのは生首三姉妹の次女カエデ。
エロもギャグもなくオープニングで原作漫画が少し使われた事以外は永井豪ぽさがない。
犯罪因子の実験のために国家権力に雇われた生首団十郎(佐藤二朗)とその娘たち。暴力抑制チップを埋め込まれたあばしり菊の助と兄弟たち。冷凍された親父。
政府の実験とやらも超音波で苦しむだけでとくにストーリーには活かされない。聞こえないだけで無問題だったから耳栓するだけでよさそうなんだが。
親友ユキが実は...生きていた...だけじゃなくて...だった。みたいな。
俺たちの戦いはこれからだラスト。
ただのB級アクションもの。
映画化されたのが奇跡
ご存じ永井豪原作のあばしり一家。殺人数千人、強盗数千件の極悪非道の家族。父駄ェ門を中心に、痴漢を中心とした性癖悪人の長男五ェ門、脳以外はサイボーグの最強悪人、紅一点の長女菊の助、爆弾の専門家の小学生吉三の5人。家族の絆は強い。
国家権力との争いに敗れ、駄ェ門は冷凍保存、逃げ足の速い五ェ門だけが助かり、あとの3人は頭に暴力抑制チップを植えつけられて記憶をなくしていたのだ。そんな彼らは犯罪者だらけの治外法権の“日本国番外地”のパラダイス学園内で管理されていた。娘を駄ェ門に殺された生首団十郎が校長を勤め、復讐したいのだが、政府の実験のため手を出せないでいた。
永井豪作品の実写化映画はことごとく失敗しているが、本作も例外ではない。ストーリーとしては国家に雇われた暗殺者生首と対決する、ヴィランとしても反体制派として好感も持てる上に、政府がヒトゲノムの中にある犯罪因子の最上級である“あばしり因子”を利用しようとしているなど興味深いものがあるのです。
しかし、いかんせんギャグ的要素が大きく、俳優の演技もお粗末だし、お色気シーンも皆無。若干のスプラッター要素はあるけど、どうせならR18にして血みどろ感を出してもよかったのではないか。エロい部分はイジリー岡田の乳モミとベロベロだけ。直次郎役の神威杏次は雰囲気があってたけど、生首役の佐藤二朗が輪をかけて駄作にしてしまった感がある・・・
金沢では劇場公開されなかったためDVD購入・・・駄作とわかっていても見たかった。それにしては買ってから10年経ってようやく鑑賞(笑)
全2件を表示