「奥が深い」ソフィアの夜明け tyoppinさんの映画レビュー(感想・評価)
奥が深い
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年間7~8本というブルガリアの映画事情から、この作品が出たことはすばらしい。
それに、全く縁のなかった国の映画を見れたことに感動。
内容は、極めて考えさせられるような意味深な内容であった。
ブルガリアの社会情勢を初め、この最近の世界的に蔓延している、
なんかモヤモヤとした気持ち。それが、うまく現われている映画だと思った。
最後の老人のシーンは、フリストが病院で言ってた-すべてを愛し、暖かく抱きしめる存在になりたいったこととまさに合致して、赤ちゃんで表現したところが深かった。
そして、最後にウシュルに会いに行ったのは、そういったもやもやがない、水晶=輝き=ウシュル→を求めに行ったのではないのかと感じた。
また、このフリストが実際にヘロイン中毒であったことや、撮影後に不慮の事故でなくなったことを考えるとさらに奥深い映画と感じた。
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