「見応えありの第一弾」ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 ソロモンさんの映画レビュー(感想・評価)
見応えありの第一弾
「ミレニアム」というスウェーデン産のベストセラー小説三部作の実写化第一弾。
ハリウッドでの実写化「ドラゴンタトゥーの女」がとても気に入ったため原作を読んだのちに今作を拝見。
原作に比べるとキャラのイメージが違っていたり、人物の心情描写の甘さが目立ちますが低予算映画なので、そう考えると原作に極力忠実でなかなかの出来だと思います。
リスベット演じるノオミラパスさんの体当たりな演技と何か野心を感じさせる演技はかっこいい。ミカエラ演じるマイケルニクビストさんはどこか頼りない感じではありましたが妙に憎めないというのか悪い人ではなさそうな感じが役にハマっていた気がします。
ただサスペンスとしては正直それほど魅力的でもなく、あくまでもリスベットとミカエラの奇妙な人間関係を中心としたドラマがミソといった感じなので謎解き要素を期待したら微妙に思うかもしれません。
ともあれ上手く煽る演出で、次回作が気になる作りで一作目としてはいい出来だったと思います。原作を読んでからの鑑賞のほうがいいかもしれませんが、案外読まずに鑑賞したほうが余計な考えに振り回されずに見れるかも。
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