劇場公開日 2010年1月16日

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「リスベットの造型は強烈!!!」ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 瑞さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5リスベットの造型は強烈!!!

2010年1月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

話題のミステリーの映画化だ。できれば、原作の方を先に読みたかったが、安易な方に流れた。でも、ハリウッドで映画化されなくてよかった気がする。北欧の空気みたいなものが感じられるし、何より無理やり2時間の枠に押し込めなかったのも良かったと思う。「ダ・ヴィンチ・コード」みたいな駆け足の謎ときだと、訳わからないから。それに、ハリウッドだったら、犯人役にたぶん有名な俳優とか当てちゃって、観る前から予想がついちゃうし・・・ 2時間33分は結構長いけど、長さは感じなかった。小さな手がかりを少しずつ解明していく過程がおもしろかったから。それにしても、リスベットはすごかった。今までにない助手??? 過去が、1作目では時折回想のショットが挿入されるだけで、説明されていないので明らかではないが、訳ありで孤独な人。最初はかわいそうだなと思っていたら、それだけで終わらない。頭もめちゃくちゃいい。ミカエルも大らかな、落ち着きのある人でほっとさせられた。この主役二人がはまっていたのも成功の要因か?

瑞