「原題「女を憎む男達」」ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 キキョウさんの映画レビュー(感想・評価)
原題「女を憎む男達」
馴染みの薄いスウェーデン語、153分という長尺、
どことなくベタなタイトル(失礼!)と、当初は尻込み
して観始めたのですが、開映数分間で、自分がそう
思っていた事すら忘れてしまいました。
英語やフランス語とは違う、ドイツ語の語感に似た
エキゾチックな言語によって展開される、謎に満ちた
目の離せないストーリーにすっかり心を奪われました。
一部、女性としては観るのが辛いシーンもあるものの、
それもしっかりとした伏線であり、寸分の隙も無い
パズルが2時間半強にぎっしりと詰められた感じです。
三部作の第一部で、既に本国では、第二部、第三部が
相次いで公開されているらしく、是非とも観てみたい
と切望しています。
ハリウッド・リメイク版の監督が、当初の予想だった
クエンティン・タランティーノ監督ではなくて、
デヴィッド・フィンチャー監督に決まったようで、
ちょっぴりホッとしました。
タランティーノ・ワールドは嫌いではありませんが、
この作品は、彼のケレン味でイジって欲しくなかった
ので・・・(笑)
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