「解離性同一性障害」シェルター kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
解離性同一性障害
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デヴィッドというのはもう一つの人格で、本当はアダムという男だった。話はサイコ・サスペンスっぽいはじまりだったのに、どんどん悪魔信仰のホラーみたいな雰囲気になってゆく。多重人格否定という立場がもろくも崩れるといった展開かと予想したのに、なぜか裏切られる。ジュリアン・ムーアといえば普通の映画にも多く出演しているけど、とんでもない展開の映画にも登場してるんだなぁ・・・『フォーガットン』がいい例。
感染モノ?と変化する本作品。首筋が膿んで、咳をして、黒い砂を吐出してしまうのだ。そして、カーラが独自に調査するうちに怪しげな宗教にたどりつく・・・
それにしてもジョナサン・リス・マイヤーズの演技が凄い。ジュリアンはもちろんだし、子役の女の子もいい。
実は19世紀から生きてる牧師というのが正体で、人の魂を壺(シェルター)に閉じ込めるといった山の信仰によって多重人格者のようになってしまった。後半になると、人がどんどん死んでしまい、アダムに魂を吸い取られてしまう。父親もやられ、やがてカーラの娘サミーにまで。
はっきり言って最後は怖い!ハリウッドぽく娘が生き返りハッピーエンドになるかと思いきや、25年前に死んだデヴィッドの作った曲を歌いだす・・・キャー、最後は鳥肌がたったよ。
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