劇場公開日 2009年12月19日

  • 予告編を見る

「全員名優」牛の鈴音 chanpeさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0全員名優

2010年2月8日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

映画鑑賞は99%お家DVD派だった私が
今年からは映画館で鑑賞しようと決意。
そんな私に映画大好きな友人が最初に映画館で観るなら是非!と奨めてくれたのがこの映画でした。
内容は
韓国の田舎の農村部で
昔ながらの機械に頼らない農家の老夫婦と
労働の担い手として大切にされている牛(40歳!普通15歳が寿命だそうです)
最後の数年を描いたドキュメンタリー映画です。
美しい韓国の昔からの田園風景、そこに響く牛の澄んだ鈴音、無口だけどまっすぐに生きるおじいさん、おじいさんと牛を愛情たっぷりの愚痴?を言いながら見守るおばあちゃん、後から仲間入りする若い雌牛…
の織り成す生活が
どの場面も名画をみている様でした。
挙げるとキリがないので1番印象に残ったシーンは
おじいさんが40歳の老牛を一度手放そうと市場に向かった時
市場の仲買人達に老牛を馬鹿にされ
おじいさんは踵を帰し牛と帰路に着きます。
おじいさんと牛のその姿から
「誇りをもって生きる真っ直ぐ生きる」
というメッセージが放たれていて
気がついたら頬を涙が伝わっていました。
ドキュメンタリーなのを忘れてしまうくらい素敵な映画でした。

今回観た映画館は
東京銀座の三原橋ちかくのレトロな映画館
大通りの地下道へ続く半円状の階段を下りていくと地下道入口に映画館がありました。
牛の鈴音の手作りの紹介パネル展示があったり、
チケット切って下さる方がそのまま振り返って売店の店員さんを兼ねてるレトロで家庭的な映画館でした(^_^)
また是非この映画館でみたいです(1月20日鑑賞)

コメントする
chanpe