シーサイドモーテルのレビュー・感想・評価
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面白い!
4つの部屋のストーリーが並行して、ちょっと絡み合って、「スケールの大きな感動作!」とかではないけれど、それぞれの役者さんたちが上手だし、面白かった~! 温水さんや古田さんはさすが~! 玉山さんと山田さんのやりとりもよかったし、この二人は主役級だけど、脇役もすごいいい味出すなあと感心。 それから麻生さんの三十路のコールガールは本当によかった!
繋がらない群像劇
シーサイドモーテルという、とあるモーテルに泊まった宿泊客達が繰り広げる、群像劇。 一般的な群像劇では、物語が繋がっていくことが多いですが、この作品では、それぞれの思惑が交差しながら、別々に物語が進行していきます。 なので、非常に真新しく感じました。 ただ、物語が交錯する事を楽しみにしていたので、少し期待はずれに感じてしまいました。
ちょっぴり切ないストーリー、どんでん返しのストーリー、おバカストーリー、脱力系ストーリー…何でも揃ってます
なかなか面白かった。 メインの生田斗真×麻生久美子、山田孝之×玉山鉄二×成海璃子×温水洋一の話に、他3組の話がちょうどイイ感じにユルく交差して、最後まで飽きずに楽しめるアンサンブル・コメディになっていた。 それぞれに特色があって、 生田斗真×麻生久美子は、恋愛駆け引きと、最後はちょっぴり切ないストーリー 山田孝之×玉山鉄二×成海璃子×温水洋一は、どんでん返しの騙し合いストーリー 古田新太と池田鉄洋はおバカ話担当 ほんわか警官2人は脱力系ストーリー …てな感じ。 実力派若手俳優が揃い、見事なコメディ演技を披露。 中でも、麻生久美子演じるコールガールが実に魅力的。
演技じゃないのね、コメディは
森山未来主演「スクールデイズ」で、その異端ぶりを発揮した守屋健太郎監督が、生田斗真、麻生久美子など旬の俳優陣を集めて描く、コメディ作品。 本作を観賞していると、コメディ映画の奥深さを実感させられる思いがする。感涙ものや社会派ドラマのようなジャンルにおいて必要とされるのは的確に演じる人物の心情を表現していく高い演技力である。しかし、コメディという世界に本当に求められるのは、実は高い演技力ではないのかもしれない。 「愛嬌」と「馬鹿を愛する心」。この二つが、どうしても欲しい。少なくとも、私は欲しい。これは長年演技畑を歩いてきたベテラン俳優であっても、年月が養ってくれる能力ではないので・・上手くなるとは限らない。その人間が本質的に持つ先天的才能であるように思えてならない。 その点で考えると、本作の人選は長短入り混じっている。 主役を張った生田は、舞台で培ってきた堅実な演技力は十分に発揮しているが、どうしてもこの作品の破天荒なコメディ空間に馴染めていない。古田新太、小島聖といったコメディ常連俳優と比較しても、ふわふわしている。もちろん、生田を残念な俳優だと評する気は毛頭ない。ただ、「馬鹿を愛する」ことは、ただ舌を出して「てへっ」と誤魔化すこととは違うのではないか。 対して、玉山鉄二の思わぬ楽しさに驚かされる。馬鹿馬鹿しい台詞も、ギャグも撒き散らしていないのに、その存在が、可笑しい。「飯食ってる人の前で煙草吸ってんじゃねえよ」と、他人の頭を叩くだけで、可愛らしい。言葉遊びで盛り上げるでもなく、ただ真面目に、不器用に空気に溶け込む。違和感に気が付き、適応する反射神経。これは、訓練では身につかない。「馬鹿・・好きなんですね」と思わず頬ずりしてあげたくなる愛嬌が、今後に期待をもたせてくれる。 内容に関しては、論じるほどの努力も、センスも見えてこないのでここでは敢えて触れない。ただ、コメディという世界は特に難しい、そしてややこしい表現技法だと学ばせてくれる教科書としては、観ても損はない。
細かい仕掛けが楽しい
思いがけない所にワクワクが仕掛けてあって、楽しめました。麻生久美子さん演じるキャンディーがドライで魅力的。 生田斗真くん、緩急自在で上手いと思いました。あと、チンピラ見習役の柄本時生くんがしみじみしてて良かったなぁ。群像ドラマに欠かせない個性的な俳優さんだと思いました。 彼等と較べるからか、玉山鉄二さんは既に中堅の大人の安定感を感じました。 主役級の豪華キャストが狭い所に居て濃いいので、お巡りさんたち、お外の空気を運んでくれてイイ感じでした。 追記:モーテルのオーナーについて気になってしょうが無いです。だって・・・
ラストは切ない気持ちにもさせてくれました。
周囲は木や草が生え放題、所々ペンキも剥がれ、一見廃屋のような二階建てのモーテル。 カラフルな壁紙の室内には、たぶん音の鳴らない昔のジュークボックスや映るかどうかわからないチャンネル式のテレビが置かれ、夜は断水するという営業してるのが不思議なところ…。 いかにも安っぽい作りの室内の壁の一角には、窓を模して浜辺の写真が飾られている。それがシーサイドモーテルという名の言い訳であり、最後にはまた別の意味を持つ…。 4部屋のそれぞれ訳あり宿泊者たちが織りなす物語。 三十路のコールガール役の麻生久美子さん、コミカルな演技も妖艶な演技もいけてる。 エマニエル夫人風の金髪の美女は、最初誰だかわからなかったが、小島 聖さんでした。 いつもは優等生役の成海璃子さんは、今回はネコの刺青をした頭の悪そうなヤンキー娘でした。 ちょっとしたすれ違いが喜劇となったり、死を招く悲劇となったり、ラストは切ない気持ちにもさせてくれました。
う〜ん
主題歌もすごくあってて いいチョイスだと思ったし キャストもいいし 笑える場面も多くてよかった 4つの部屋の関わりが ちょっと無理矢理なとこもあったけど 4つの部屋の微妙な 絡まりも良かった でもただ結末が残念だった 結局ちゃんとみんな 幸せになれたのか 2人はあのまますれ違ったままなのか あの後2人は会って 結ばれたのか インチキは本当の 愛になったのか 全然分からないし すごい気になる… 部屋に飾ってある写真の 真相が暴かれたあたりで 2人は結ばれないのかな? と思ったけど 見てる側としては くっついてハッピーエンドで 楽しく明るく幸せに終わってほしかった それが狙いなのかも しれないけど← ぢゃないと、結局この作品が 何を伝えたかったのかよく分からなかった あと、人死にすぎ 事故多すぎ それにちょっと話しが 単調すぎる感じがして 笑えたけど感動は あまりできなかった 私の勝手な要望であるけど 2とかを作って この後の話しがみたい 出来れば2人はあの後 写真にあるあの海で 再会して2人でモーテルを建てて またその宿泊客が それぞれ色々抱えていて… っていうのが良い 実際はそんな上手くいかないだろうけど 映画だからもっと運命的であり得ないくらいの ハッピーエンドであってほしいなっていう これは人それぞれだけど あ! あと警察官がナイスキャラだった〜
夕日を眺めてる写真の真相
舞台がモーテルの4部屋での出来事だけに、これまた「大洗にも星はふるなり」っぽい!? な~んて思ってましたけど、大洗よりおもしろかったです。 【102】コールガールとインチキセールスマン 亀田(生田斗真)のインチキクリームはどんだけぼったくり~~~~ぃ。 コールガールのキャンディー(麻生久美子)の行動は...........。 (麻生久美子はちょっと腕の辺りがポッチャリぎみ!?) 【202】借金取りとギャンブラー 朝倉(山田孝之)は借金まみれ!? でもって組の金を持ち逃げ!? それにしてもめっちゃメタボになってる~~~~ぅ。 泣く子も黙るペペが登場するんですが、そのペペ役って温水洋一なんで、ギャップが~~~~~~~ぁ。 【203】EDの社長と社長夫人 太田(古田新太)の女装は、ある意味納得!! エマニエル坊や~~~~ぁ。 【103】キャバ嬢と常連客 石塚(池田鉄洋)は、キャバ嬢マリンちゃん(山崎真実)と................どうなるか!! マリンのヨガは素敵でした。 豪華キャスト揃いでありながら、何気に先輩警官ともう中学生似の後輩警官もおもしろかった。 各部屋にはカップルがビーチで夕日を眺めてる写真が飾られてるんだけど、その真相は最後にわかりますよ。 エンドロールはしっかり観ましょう。
よかったのはキャストとオチだけ!?
キャストは豪華です
セット・小道具などには微妙にお金かけているかもしれませんが特に共感するものでもありません
ロケにはお金をかけていません
お話はつまらないです
4分割しているせいかまったくそれぞれの物語に深みが感じられませんでした
女性陣は色っぽいです
温水さんと柄本時生は良い味出してます
オチがハッピーエンドじゃないところだけが救いでした
これでハッピーエンドだったら
「なんじゃこりゃ」
です
好き嫌いがあるのでなんともいえませんが
おじさん的には
今年見た18本のなかでは一番おもしろくなかったです
もったいない!
何よりキャストが豪華!でもこれだけのキャストを使って・・・うーん。という感じでした。期待しないで見に行った方が◎内容というよりは、キャストだけで満足☆って感じでした!
内容的には誰も幸せになれない感じがして、明るく楽しく終ると思ってたので、その点で、皮肉な悲しいお話だなって感じですね。
期待しすぎた・・・・かも?
6/16 観賞 本日の二本目なり。 キャスティングの豪華さにむっっっっちゃ期待してた。 ・・・・結果は可もなく不可もなく。 つまらなくもないけど、そんなに面白くもなかった。 演技は誰をとっても素晴らしく、テンポもよかったのに、 何が悪かった? 山田孝之くん個人的に好き。 顔も、毛も、キャラも濃かったね~ トーク番組に出てる時とのギャップを考えると笑ける! (ついでに古田新太も。女装よかったね) ぬっくんこと温水さんも、らしからぬ役でよかった。 ほら!! 個々の演技はやっぱりいい! じゃ、なんで!?
日本のパルプフィクション!?
・・と言ってはいい過ぎ?! 時間が余っていたので予備知識ゼロで見たのですが、相当面白いです。 山の中にあるシーサイドモーテルで色々なドラマが、笑い80%、涙20%で展開されます。様々な伏線が一杯あって、良く練られたストーリーです。結構ブラックな所もあるのですが、全然嫌ではなく、最後まで楽しめます。 俳優さんも皆さん魅力的ですが、三十路手前のコールガール・キャンディを演じた麻生久美子さんが印象的でした。 機会があればもう一度見たいと思いました。
微妙な距離感がシャレたナンセンス・ドラマ
4つの部屋での独立した4つのエピソード。併行した話がひとつにまとまっていくという展開はよくある話だが、この作品では、別の部屋の人物同士が絡むことさえない。 4つの部屋の出来事は、互いに引き寄せ合うことも離れることもせず、衛星のように距離を保ったままだ。それでも、どれかの衛星で小爆発が起これば、その余波がほかの部屋になんらかの影響を及ぼす。 どの部屋もギャグ満載のしょうもない話だが、互いの微妙な距離感がシャレた設定の、ナンセンス・ドラマの誕生だ。 終わってみれば、4部屋だけの小さな世界が、社会の凝縮図として完成する。 山田孝之・・・ますます濃くなる。この手のドラマに欠かせない(主役もこなせる)バイプレーヤーになってきた。
騙し、騙され、本当のことは?
山の中にある、「シーサイドモーテル」の4部屋で起こる一日のお話。
ストーリーは、其々が入り乱れて複雑・・・じゃなく、そう繋がるか~というカンジ。
生田斗真君に、あんなセリフを言わせたり。
温水洋一さんの睨みぐあい。
古田新太さんの女装に、心にグッとくるセリフ。
池田鉄洋さんのニンマリ顔。
見るたびに、濃くなっていくような気がする山田孝之さんのずるさ。
麻生久美子さん、児島聖さん、山崎真実さん達の、女のしたたかさ。
成海璃子さんの≪そのまま≫なカンジ。
柄本時生さんのまじめな頼りなさ。
そして、玉山鉄二さんのヤクザぶり。
皆さん、いいな~。
クスクス、うふふ~、あはは~。
騙し、騙され、いろんな笑い方をさせていただきました。
≪インチキが本物になることもあるんだよ≫
でも、ド田舎の山の中なのに、交通事故多すぎ! うふふ。
それにしても、玉山鉄二さん、いろいろ楽しませてくださるわ~。
らんなうぇ~~~い♪
大好きです☆ こういう、ちっちゃい所で何度も笑える映画は最高☆ キャスティングも見事!! 山田孝之の危なくてずるい感じがピッタリだったり。 他の映画やCMでは全然かわいいと思えない成海璃子が、 かわいく見えたり。 生田斗真のひとりできゃきゃっと 喜ぶシーンに女性は萌えるでしょう。 つながり方も、うまい。 ランナウェ~イ♪ 歌のチョイスもGOOD! 今年上半期の邦画ではいちばんのお気に入りです。
ちょっと何かが足りてないワケあり男女の、笑えるけど切ない群像劇
別冊漫画ゴラク連載のコミック、岡田ユキオ「MOTEL」が原作。田舎の山のなかにある「シーサイドモーテル」に、ちょっと何かが足りてないワケあり男女たちが集まり、微妙に交錯しながらコミカルで切ないアンサンブルを織りなす群像劇。監督は、『スクールデイズ』に続いて本作が2作目となる守屋健太郎。 いわゆるアメリカンな感じのロードサイド・モーテルの、ひなびた感じの雰囲気が、抜群にいいですね。 “VACANCY”とか電飾でちゃんと入ってる。 その意味では、この映画の本当の“主役”は、このモーテルそのものなんですね。 主演は“ジャニーズの枠には収まりきらなさそうな”活躍が期待できる、生田斗真。 がんばってはいるのですけれど…共演するメンバーが実力派揃いなものだから。 伝説の拷問職人・ペペ役の温水洋一には凄味すら感じるし、長身で体の柔らかいキャバ嬢を演じることができるのは山崎真実以外には考えられないし、モーテルの客(?!)10人が、それぞれ“ふっきれた”素晴しい演技で魅せますね。 豪華キャスト11人!って表現が多いようですけれど、 忘れちゃいけないのが警官役の2人。彼らの存在が、いい塩梅のスパイスで効いてます。 で、最も秀逸で光るのは・・・山田孝之? いやいや、ここは、玉山鉄二でしょうか。 キャラがすごく立っていて、そのチンピラぶりは爽やかですらありますから。 柄本時生とのコンビは、まだまだいろんなこと出来そうです。 田舎のモーテルという設定であることもあり、車もたくさん出てくるのですが・・・ ホンダのアコードとか、ボルボとか、そのチョイスにもセンスを感じます。 決して大作ではないけれど、 笑えるけど切ない、見ごたえのある群像劇に仕上がってます。
全46件中、21~40件目を表示