(500)日のサマーのレビュー・感想・評価
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過ぎ行く季節のように
GW最終日だし、きゅんきゅん恋愛映画みて休日を終わらせようと思ったが、心にもやもやが残る作品であった。
「友達」や「恋人」という言葉で関係を固めなくても、その時が楽しかったり、幸せならいいと思う人はサマーのみならず実際にいる。彼女のような自由奔放さは、軽くて楽しいのだけれど、過ぎ去る風のようにいつの間にか消えてなくなる。
恋人になって、「誰かの所有物になるのは最悪」。彼女の言い分は分かる。だけど運命だと思われた人に、運命ではなかったと言われること。そして運命の人に出会ったと言われること。「あなたとは違う気持ち」を感じたと言われること。これはあんまりだと思います。
かといって彼は夏から秋に向かっていくのだから、恋愛における運命とは必然ではなく偶然とも思ってしまうのである。
70~75点ぐらい。センスいい。
『アメイジング・スパイダーマン』と同じマーク・ウェブ監督作なので、スパイダーマンのファンとして気になりつつも観てなかった作品、やっと観た。
ラブストーリーだけど、甘ったるくなくてドライな感じで良かったです。
この作品は批評家に絶賛されたらしいけど、それも納得で、
軽快でテンポ良く、インド映画みたいにミュージカル調になったり、アニメの鳥が入ってきたり、イラスト風な映像になったり、いろいろセンスいい。
また、ブルース・スプリングスティーンの「明日なき暴走」がセリフに出てきたり、クラッシュの「Train in Vain」を歌ったり、クラッシュのTシャツを着てたり、
音楽ファンならテンションあがる音楽ネタが入ってますが調べて納得、マーク・ウェブ監督は映像作家でミュージックビデオやCMも手掛けてたらしい。
『アメイジング・スパイダーマン』に近い空気感も感じて、
なんか、主演のカップル2人が、アンドリュー・ガーフィールドとエマ・ストーンっぽく思えてくる(笑)
『アメイジング・スパイダーマン』が好きな人にも観てほしい。
ラブストーリーなので、映画館は女性が多かったのですが、この映画を気に入った女性は『アメイジング・スパイダーマン』も観てほしい。
スーパーヒーロー映画は男が観る幼稚なモノと思ってる方いらっしゃるでしょうが、スパイダーマンはラブストーリーでもあるのですよ(笑)
期待度◎鑑賞後の満足度◎ ”恋”する気持ちに振り回される男の子の姿を描いて面白い映画だけれども、実は人生における他人との関り合い方をそれとなく描いているという深さを感じる。
①評判の高い映画だったので前から観たかったが、やっと映画館で観れました。
夏の恋を描いたラヴストーリーだと思っていたら、ナレーターが述べた様に全く違う映画だったのでちょっとビックリ。
でも、もっとビックリしたのはサマーを演じた(「サマー」って名前だったのね)ズーイー・デシャネルが、私の大好きなリンダ・ロンシュタットにまあよく似ていること!(悔しいけどズーイー・デシャネルの方がちょっと美人だけど)。
ジョセフ・ゴードン=レビットも好ましい普通の青年を大変魅力的に演じているが、私の目はどうしてもズーイーの方に行ってしまう。
しかしながら本作の中心キャラはあくまでトムであり、サマーは言ってみれば彼が成長する為の
日にちが前後するのはどうも苦手でした。
次の運命のための運命
彼女の名はサマー。
誰もが恋する女の子。
でも彼女は少し変わっていて……
そんなサマーに恋をしたトムの500日の物語。
「東京国際映画祭 サーチライト・ピクチャーズ設立30周年企画」にて鑑賞。
上映後にはAwesome City ClubのPORINさんを迎えたトークショーもあった。
詳しくは後述。
冒頭に「この物語はラブストーリーではない」とある。
サマーは可愛いし、最大限にキュンキュンするし、全編恋しかしていないけれど、確かにこれはただのラブストーリーで片付けてはいけない。
人生のバイブルにしたい、そんな映画だ。
運命を信じていたらサマーに出会い恋をして、夢に敗れて失意の底で苦しむトムの気持ちは痛いほど分かる。
それでも恋の痛みを乗り越えて成長したトムの姿には何だか凄く元気をもらえた。特にラストシーンが素敵で大好き。
古傷を抉ってくるような映画のはずだが、そんなにダメージは大きくなかった。それどころか応援歌だ。
確かにトム目線だから胸が苦しいけど、定期的に観たいし、観るたびに印象が変わりそうな作品だった。
サマーみたいな女の子って結構いるんじゃないかな。
自分の身の回りにも恋愛しない女子は多いし、自分の生きたいように生きる彼女みたいな生き方は実に現代的。
トークショーで触れられていたけど、公開された当時からこういう女性像を描いていたのはなかなか革新的だったと思う。
我々男子からすると女の子の考えてることって全然分からない。
でもその危うさというかミスリアスな一面が強いほど惹かれるというのもまた事実で……
個人的にサマーという女の子は、最初は特に何とも思わないけど気づいたら沼っていそうで怖い。
「ちゃんとした恋人にはなれない」
前提条件は最初に了解した上で謙虚に付き合って。
でもある日、ふとした時にその現実を突きつけられる。
彼女の好きだったところが憎しみに変わるってのもやけにリアル。
やっぱり自分じゃダメなんだよ。彼女には想う誰かがいるんだよ!
うーーーん、なんかこんな話どっかで聞いたことあるぞ???
やめましょう。
全力で恋してる時のミュージカルとか理想と現実のセパレートとか、経験者だからこそ描ける演出の数々に、「うんうん、街中でも踊り出したくなっちゃうよね」、「凄く期待しちゃうけどその通りにはならないよね」と深く共感してしまった。
音楽も多様されていてセンス抜群。
PORINさんによると音楽業界でも話題になったらしい。
音楽は記憶と共にあって自分を苦しめる武器にも自分を守る鎧にもなる。
ファッションもちょうど良い感じが好き。
ズーイー・デシャネルも可愛いけど、ジョセフ・ゴードン=レヴィットが可愛すぎてトムのことロールモデルにしたいな。
ペ○スゲームのシーン愛おしかった。
※舞台挨拶について
学生として来れる最後の東京国際映画祭。
気のせいかもしれないけど、今年は去年よりも小規模?
去年から最低一本は観ようと思っていたけど、油断してたら観れるものがほぼ無くなってしまって慌てて今作を観に行った。
しっかり平成生まれの現代人にも関わらず、現地で現金購入できるものだとばかり思っていたアホ。
スタッフさんに迷惑かけるし、30秒くらい入場遅れて、もう最悪🙇♂️
スタッフの方々が親切にしてくださって本当に助かった。ありがとうございました。
トークショーはサーチライトピクチャーズの方と大好きなAwesome City ClubのPORINさん。
アーティストとしてではなく、まさかの映画祭ゲストとして初対面。
いつもいつも髪色素敵だけど、新しい髪色も似合ってる。
まあそんなことはいいとして、出演されていた『花束みたいな恋をした』の話なんかも聞けて良かった。
来年からは社会人。
多分東京勤務になるけど来れるかな?
BS松竹で。 途中からだったので、それでレビューを書くのは本来適切...
BS松竹で。
途中からだったので、それでレビューを書くのは本来適切でないでしょう。が、どうにも苛々しっぱなしであったので合わない作品だったのは確か。
特に男性主人公。
(けなす意味ではなく)デートムービーなのかもしれませんが、それにしては何か不快さがつきまとう描写で、また最初から観直そうとは個人的には思えずでした。
何だか面白くなりそうな設定のところをサラサラ流してしまっているような齟齬も感じてしまい。
雰囲気は何か始まりそうなのに、特に練られた展開もなく、雰囲気は洒落てるみたいな。
そしてミュージックビデオなどを撮って名を上げられた監督特有の、ビデオだけ撮っていて下さったほうが良かったんじゃないだろうかというこの歯ざわりというか。何か映像だけは洒落ているのにと思うと、そういう経歴をお持ちの方が大変多い印象があります。
短い時間で雰囲気をまとめ上げる能力は素晴らしいのでしょうが、それと映画を撮ることは違うものなんだろうな、としばしばしばしば思わされます。
適材適所にしていただくわけにはいかないのか。いかないんだろうな。
映画を観る際に求めてしまうものが違い過ぎる、というか、自分がこの作品を鑑賞するのは不適当だったんだろうというか。
そういった感触を味わう映画はしばしばありますが、これもかなり徹底的にそういう気持ちになってしまいました。
サマーにメロメロ!
サマー様を夢中にさせるのは難しい
夏の話ではなかった。
トムが、ひと目惚れしたサマーという名前の女性へ、どうアプローチするのか、サマーはどんな人なのか、両想いになれるのか、そんな男と女の話。
ナレーションと、何日目という表示が新鮮。
二分割映像が、意味があって無駄ではなく、効果的に使われていて悪くない。
今作はトム視点だからこそ面白い。
トムもサマーも悪い人ではない。
でも、ちょっとトムは未熟であった。
調子に乗ったトム様 vs したたかなサマー様という対立になってしまうことがあり、二人の相性の悪さを感じる。
などと分析したくなる作品。
The Temper Trapの『SWEET DISPOSION』がカッコいい。
クロエ・グレース・モレッツとズーイー・デシャネルの魅力が引き出されている。
久しぶりに見たけど、素晴らしい。けど結末を知るだけに苦しみもした、...
久しぶりに見たけど、素晴らしい。けど結末を知るだけに苦しみもした、「頼むからもうやめてくれ」って感じ。
恋愛を通して男女が変わっていくのだけど、やはり「卒業」の解釈が腹にズシンとくる。なぜサマーは卒業を見て取り乱した(理解した?)のか。最後にトムに自分の意志で会いに来たのはなぜか。なぜサマーはトムに手を重ねたのか。そもそもなぜ婚約パーティーにトムを呼んだのか。心の片隅にあった運命・愛、あれは「卒業」への最終バスだったのか、真顔になるとわかっていても。そう思って見直すとサマーへの目線は全く変わってくる。トムとサマー、二人の幸せを願いたくなる。
こんな女性に振り回されてみたい?
【”恋は運命次第・・。”恋愛観の違う男女の500日間の恋する姿やすれ違う姿を描いたお洒落な作品。様々な見方を許容する懐深いが、ロマンティストな男にとってはほろ苦い作品でもある。】
ー 今作では、バンドで言えば、ザ・スミスや、ベル&セバスチャン、そして、トム(ジョセフ・ゴードン=ベレット)が着ているTシャツにプリントされているのは、ジョイ・ディヴィジョンのアルバム”アンノウン・プレジャーズ”のジャケット・・。
二人がデートするのはIKEA。
そして、”誰かの所有物になるのは、サイアク”と言ってトムを落ち込ませたろしたサマー(ゾーイ・デシャネル)の運命の人になったのは、サマーがデリで「ドリアン・グレイの肖像」を読んでいた時に出会った男である。意味深だなあ・・。-
◆感想
・今作は、様々な見方を許容する作品だと思う。僕も、以前観た際には”お洒落な映画だけれど、サマーみたいな女性は、嫌だなあ”と何となく思ったが、久方ぶりに鑑賞すると、サマーは自分の気持ちに素直過ぎる言動をとる女性ではないのかな・・、と思ってしまったよ。
・何故なら、”真剣に誰かと付き合う気はない”と言いながら”卒業”をトムと一緒に観ていて、号泣しているし、可なりの気分屋だし・・。
・それにしても、今作の作りは凝っている。500日を行ったり来たりする構成や、”トムの願いと現実”を2画面で見せる手法など・・。
・又、悩める兄に的確な恋愛アドバイスをする大人びた小学生のレイチェルを演じるクロエ・グレース・モレッツも、良い。
”彼女の思い出を良いモノばかりにしちゃ駄目よ!”なんて、小学生が言うかなあ。クロエ・グレース・モレッツ、小さい頃から魅力的な女優である。
<一目ぼれしたサマーにある意味、振り回されるトムの姿は、ロマンチックな恋物語が好きな男としてはナカナカシビアだが、”ゾーイ・デシャネルだったら、仕方がないよね‥、”と初鑑賞から10年経ってから見ると思ってしまった作品。
トムの次の恋の一日目が始まるラストも、センス良き作品である。>
恋人はいらないと友達以上恋人未満の関係をトムは了承したうえだったは...
恋人はいらないと友達以上恋人未満の関係をトムは了承したうえだったはずが、それ以上にサマーを好きになってしまって振り回されるという男の子の失恋映画。映画のつくりも面白いので楽しめる。
振り回されてモヤモヤ、けれども優しくされたり好意を向けられると好きが勝っちゃう、仕事が手につかなくなる、などなど恋愛だなぁって感じでした。
どう考えてもトム、小さすぎるだろうと思ったり(笑)
どんなに好きだったとしても実らないこともある。
出逢いにはタイミングがあって、トムとサマーの出逢いのタイミングはそういうタイミングではなかったんだよなぁと。
人と人の出逢いやタイミングって不思議だけど、そうなんだよなぁって。
それでもラストは男の子も前を向けて人生の一歩踏み出せたことは希望を与えてくれて良かったです。
共感の嵐で感情移入しまくり。85点
モヤっとするなぁ…
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