「IKEAに負けず劣らずトータルコーディネート」(500)日のサマー ikuradonさんの映画レビュー(感想・評価)
IKEAに負けず劣らずトータルコーディネート
「よくある“おしゃれ路線のラブストーリー”でしょ?」っと侮ってはいけない。
監督はこれが長編デビューとなる新鋭映像作家マーク・ウェブ。だけどすごいのは映像だけじゃないのである。
まず、脚本がいい。デートシーンといって「IKEA」を選ぶあたりのセンス、明らかに狙ってるけどやっぱり新しい。音楽もスクリーンと観客の感情をつなぐ導線となっていて、なるほど「IKEA」に負けず劣らずトータルコーディネートされている。
そして何といっても役者がいい! ジョセフ・ゴードン=レヴィットと聞いてピンと来る人はいないかもしれないが、アクション大作「G.I.ジョー」(日本ではコケたけど、アメリカではヒットしてます)、そしてレオと渡辺謙共演で話題の「インセプション」。個人的にヒース・レジャーが大好きだったのだけど、彼の眼差しはとってもヒースに似ている…。そしてサマー演じる、ズーイー・デシャネル。映画・音楽・ファッションとユニーク路線で我が道を行く、今のアメリカのポップアイコン的存在な彼女、サマーはハマリ役である。
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