食堂かたつむりのレビュー・感想・評価
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かわいいけど中身がなかった
公開当時映画館で鑑賞しました。とにかく毒々しいまでにカラフルだった記憶があります。監督がCM出身だと聞いて納得しました。確かに色彩感覚は抜群です。デザイナー志望の方は一度鑑賞してもいいのではないかと思います。 肝心のストーリーですが、あまり共感できませんでした。ファンタジーを指摘するのも野暮なのですが、一日一組の予約客しか受けない食堂?確かにシェフが調理から給仕まで一人でこなす一日一組の高級フレンチって存在するらしいです。でもこの食堂で出す料理は主人公の生活を賄えるようなものじゃないんですよ。この映画を選ぶくらいですから私も夢見がちなところはあります。でも飲食の仕事を甘く見すぎていて違和感がありました。それから豚のくだり。テレパシーとはいえ言葉が通じる相手を食べるというところが理解できませんでした。食べられる側があんなにニコニコするはずないと思うんですけどね。 とは言え全体的にメルヘンでかわいい感じです。特に終盤の結婚式とパーティーのシーンはちょっと憧れます。先に述べましたが、服飾とかデザインとかウェディングとかCMとかを目指している人は一見の価値があるかと思います。
金と男を失った女の子が田舎でメニューのない食堂を開く。 そこで食べ...
金と男を失った女の子が田舎でメニューのない食堂を開く。 そこで食べた人はみんな幸せになっていく。 よく映画の中で食事は幸せの象徴となっているけど、その王道をいっている。 破天荒なお母さんだけど、娘を思う気持ちは人一倍。 お母さんの働くあの飲み屋、一度行ってみたい。 CGがふんだんに使ってあるけど、ボク的にはよかった。おっぱい山とかアムールみたいなキャラの濃い設定ではCGとかもあった方がほんわかした感じが出ている。 めちゃイケに出ている幸子。機械かと思うほど役者ブタに成長している。
意外と食べ物が美味しそうでない
そこが肝なのに。 それ以外の雰囲気はよく表れていたと思う。 食堂かたつむりに行ったら、お腹が満たされて、ついでに心も満たされる感じが足りない。
ファンタジックな柴咲食堂
見る前はもっとゆる~い雰囲気の、何も起こらないけど癒される系な作品だとばかり思っていたのですが、見てみたらあまりに予想と違った作風だったので、少々面食らってしまいました・・・。 まあゆる~い映画には違いなかったのですが、歌とアニメ画をふんだんに盛り込んだ思いっきりファンタジー調の作風だったので、どうもストーリーの中にいまいち自分の感情が入り込めないと言うか・・・。 食育の話であったり、母と娘の物語であったり、ストーリーは物凄く良かったと思うのですが、演出が私の肌には合わなくて、終始違和感を感じつつの鑑賞になってしまいました。 とは言え、余貴美子が演じた母親の本当の思いを知った時には、かなりウルっと来ましたけどね! 女臭がプンプン漂うちょっと変わったお母さん。 倫子が子供の頃からずっとお母さんのことを好きじゃなかったのも、妙に納得のお母さん振りでしたが、終盤明かされた母の真実、娘への想いを知った時には、思いっきり心揺さぶられてしまいましたよ。 そこに持って来るまでの意味不明な演出が、何とも悔やまれますね。 一方、メインである倫子のかたつむり食堂のエピソードについては、正直薄味すぎてあまり印象には残らず・・・。 客を演じた志田未来、満島ひかり、江波杏子、田中哲司と言ったそうそうたるメンバーも、有効に生かせていたとは言えずで。 幸せになる料理を味付けするエピソードが薄味だと、せっかくのおいしい料理もそうは見えてこないもので、これも何だか勿体無かったなと。 主演・柴咲コウの表情のみで語る素晴らしい演技、母役・余貴美子の抜群の存在感、不思議キャラが印象に残るブラザートムら役者陣はキラリと光るも、肝心の内容の方がもう一歩・・・勿論好みの問題もあるとは思いますが、私はイマイチ嵌りきらずでした。
邦画の欠点の塊
タイトルが面白かったのでDVDを借りました こんな言い方はよくないのですが、一言で言えば 徹頭徹尾糞です どうにも映像の暗さがにじみ、辛気臭い印象 アニメーションシーンは見ていて不愉快 いかんせん全体を通して監督の変態さを見せ付けられた感じです 地上波で放送されても絶対に私は見ませんね
洋服の色がポイント!
映像がとっても綺麗。 女性の監督ならでは、風景の自然の緑に映えるような、各キャラクターの服の色が統一されています。 りんこちゃんは、黄色。 ママは赤。 などなど、各キャラクターの服の色にも注目してください。 心境の変化で、服の色も変わるんですよ。 そもそも、柴咲コウが大好きで、前評判も良かったから、この映画を見に行きました。 柴咲コウちゃん以外にも、大注目中の満島ひかりちゃんも出てたのが嬉しい。 それに、ブラザートムさんは、ここ最近、ぐっと良い役が出来る雰囲気になってきましたね。 何よりも、余貴美子さんが可愛い!!!!!!! あのお歳で、あの可愛さ。 綺麗とか、妖艶とかでなく、 この映画の中では、無邪気で無垢なネコっぽい可愛さがあるんです。 あんな女性になりたいな。 内容は、メローな感じ。 疑問点もいくつか残る。 満島ひかりと、いつ仲直りしたんだろう、とか。 原作をはしょり過ぎたのかしら? お料理は美味しそうだったけど、「それだけ?!」なお持て成しの回があって、多分映画館に居た人全員が心の中でつっこんだと思います。
料理は思っていたより出てこない
静かな映画でした。 そして、場面がコロコロ変わりました。前フリなく「はい、次!はい、次!」と言う感じ‥ 「あれ?さっきの話は結局どうなったの??」と言うわだかまり。 ‥終わり良ければ全て良し!って言うしラストはどんなのだ?と期待して見ていると、泣くシーンで音楽も静かになっているところに明るく派手な音楽が。 誰かの携帯です。映画を見るときはオフにしようね‥ そんなこんなで、その場の空気も含め私の好みではなかった映画でした。 キャストが本当に凄い人達なのでストーリーがもったいなかったな‥ しかし、静かな映画は疲れます。 物音を出さないように、この時期はとくに咳をしないように、同じ姿勢で座るのに疲れるので、座る姿勢を変えるのにも気を使います。
幸せな気持ちにはひたれたのですが・・・
満島ひかりさん、志田未来さん目当てで行きました。 ☆彡 ☆彡 感覚はAだけど 内容はBなのかなぁ・・・ 鑑賞後、しあわせな気持ちになれます。 劇中の、セリフではありませんが、 今作を、観た人に劇中並みのサプライズな 幸せが、次々に訪れれば、今作のヒット間違いないのに、 なんて、ことも頭をよぎるほど、気持ちは高まります。 が・・・・・・。 《 上映される映画館の特色 》 鑑賞後、これを踏まえて 気持ちを準備しておけば もっと早く世界に入れたかと感じたんです。 私が観たシネコン。 16スクリーンありますから、 1本目に観た『抱擁のかけら』同様、 単館っぽい、アート系のような作品を上映するときがあります。 では、都内に眼を移すと・・・ 公開初日舞台挨拶は TOHOシネマズシャンテ。 他にも、恵比寿ガーデンシネマ。 両館とも頻繁に利用しますが、 単館っぽい作品を上映する映画館なのです。 特に、シャンテなんて都内でここしか上映されていない なんてことは、珍しくありません。まさに、日常茶飯事。 映画配給側もプロですから、 この時点で、作品の色を予測しておくべきでした。 ◇ ◇ 配給:東宝 製作委員会:TBS、キングレコード 『サヨナライツカ』 現在公開中ですが、 フジテレビ、映画の宣伝のため 中山美穂さんが主演する『眠れる森』を再放送していました。 かたや、TBS。 ノーリアクション。 スポーツ新聞やワイドショーで、 恵方巻きを作る柴咲コウさんの姿を見る程度。 せめて『セカチュー』の映画版を再放送するとか、 キングレコード絡みで、水樹奈々さんを引っ張り出すとか、 もう少し、宣伝してあげなきゃかわいそうな気もしました。 ◇ ◇ 感覚はAと書きました。 ジーンとしたり、ポロッと泣いちゃうシーン多いです。 いい映画だったなぁで、ある程度は満足感に酔えます。 《 間 》 ときにセリフ以上に 雄弁になりもする映画にとって最大の武器。 今作、これが多いのですが、 効果的なのと、逆効果なのが入り混じっていました。 ネタバレを防ぐため、それぞれ一例だけ。 効果的:柴咲コウさん、満島ひかりさん、喫茶店でのやりとり 逆効果:柴咲コウさん、ブラザートムさんからあることを教えられたのち自宅へ 効果的な場面は、ここだけでも満島ひかりさん目当てで来た甲斐があると言えるほど。 逆効果な場面は、間ができてしまったがために、柴咲コウさんの演技へとストーリーへの サプライズに対しての、ハードルが上がってしまうんですよ。そして期待に応えてくれたかというと・・・。 ◇ ◇ キャストも柴咲コウさんにあんなことをできるのは、 満島ひかりさんしかいないでしょうからGood! ただ、最後一堂に会する場面で、 どうせワンシーンだけなんですから、 志田未来さんの彼氏は林遣都くんにして(『小公女セイラ』より) 満島ひかりさんの彼氏は西島隆弘くんにする(『愛のむきだし』より)。 それくらいの遊び心(こだわり)があってもよかったかなぁ、って気がします。 ☆彡 ☆彡 時折挿入される アニメは、あまり気になりませんでした。 丁度中盤で差し込まれたときは、完全に お客さんのポップコーン&ドリンクタイムになってましたけどね(苦笑) 柴咲コウさんのファンって 同年代の男女が多いのかな。 もしそうだとすると、その年代よりも 高めの年齢のかたのほうに、向いている気がします。 同年代の人には、刺激が弱いし、スローテンポすぎるかな、と。 柴咲コウの声が出なくなったこと 満島ひかりとの一件は投げっぱなしなこと 満島ひかり事件、志田未来たちが助けられなかったの? 料理と それにまつわる幸せに 重きを置いたのはわかりますが 詰めが甘かった気もしますので、 Bにさせていただきます(う~ん、惜しい!!)
女の子なら好きな映画
かもめ食堂みたいな何となく幸せ気分になれる映画。ちょっと残念だったのは、かもめ食堂みたいに映画が終わったあとにここに出てきたものが食べたくはならなかったこと。たぶん映し方がおいしそうには見えなかったのかなあ。その点が残念。でもいろんなつらいことがあっても食堂を開くことで周りも癒し、自分自身も癒し、そして母との確執もなくなり、観ている観客も癒される映画でした。途中に可愛らしい絵コンテなど入ってとってもかわいらしいつくりになってました。女の子なら好きになるような映画です。
自由奔放に見える母も......
失恋のショックでしゃべれなくなってしまった倫子が田舎に帰り1日1組みの御客をもてなす、「食堂かたつむり」をオープンする....。 この田舎は、どう見ても・・・形をしていると思ったら、案の定・・・村だって....車のナンバープレートにも・・・と書かれていて笑えます! 倫子の出す料理を食べると皆願いが叶うという不思議な世界....。 ブラザートムがいい味を出しています。 エルメスという豚をこよなく愛し、娘を毛嫌いしているように見える母親も実は.....クライマックスは、泣けます!....いろんな意味で.....。
料理はどこだ
漫画的技法は、その後、度々出てきます おじさんあんまり好きじゃありません 料理のシーンが、想像よりはるかに少なく、ストーリーにあるような 徐々に というふうには感じられませんでした 原作は読んでいませんが小説の方が、もっとたくさんエピソードがあったのではないかと、想像します ちょっと舌足らずな出来です せっかくだからもっと料理を出せば良かったのに
明らかに話が薄っぺらい原作の欠点を脚本にするとき、練り込む必要があったのではと感じた作品でした。
前半の出足は良かったと思います。言葉を失った倫子が食堂を始めるまで、いろんな食の着想が、ビジュアルとしてファンタジックに語られて、いかにも女性監督らしさが溢れていました。 なぜかおっぱいの形をした山をいただき、土地で取れる素材を次々料理していくところは、『西の魔女が死んだ』に似ています。また、倫子がしゃべれないこともあり、台詞少なめにほのぼのと料理が作られていくテンポは、『かもめ食堂』か『めがね』のようでもあるのです。 但し、後半の唐突で駆け足で綴られてしまうストーリー展開に、初監督の気負いを感じてしまいました。途中から、何を描いた作品か、見えなくなってしまうところが残念です。 食堂かたつむりがオープンして、お客さんが次々幸福になる奇跡が起きていくという仕掛けは面白かったです。だけど、メニューに虫が混入していたという事件から、幸福になる奇跡というエピソードが描かれなくなりました。その代わりに、母ルリコの末期癌であることが判明したことと、それでもルリコにプロポーズする男が登場して、倫子の手料理で結婚披露パーティが行われる話に。 結局本作は料理の話よりも、エキセントリックなルリコを子供の頃から嫌ってきた倫子が、ルリコの母親としての愛情に気がつかされるというストーリーだったのです。しかし、食堂を立ち上げるまでのエピソードを丁寧に描き込んだために、後半の肝心なところが凄く駆け足になって、倫子とルリコとの間で起きる哀しい出来事に涙をそそられませんでした。 あと本作のマスコット的存在として登場するのが、ルリコのペットである子豚のエルメス。すっかり柴咲コウに懐いた子豚ちゃんであったそうで、すごくかわいいし、なぜか話ができない倫子とも会話ができて、ユーモラスでした。 そんなかけがえのない家族なのに、あっけなく結婚披露パーティの生け贄にされてしまいます。『ブタがいた教室』では、飼っていた豚を食べるかどうかで1年間議論しているのに、何ともあっけない結論の出し方。 あっけないのは、倫子が喋れるようになるというエピソードも、なんだという設定。そんなにたやすく戻れるのだったら、早く試すべきでなかったかと突っ込みたくなります。 それぞれのエピソードはなかなか面白いアイディアが散りばめているのだけれど、それがぶっぎりの羅列に見えてしまうのは、それぞれのシークエンスが伏線になっていないことが上げられます。 前半の出足は良かったと思います。言葉を失った倫子が食堂を始めるまで、いろんな食の着想が、ビジュアルとしてファンタジックに語られて、いかにも女性監督らしさが溢れていました。 なぜかおっぱいの形をした山をいただき、土地で取れる素材を次々料理していくところは、『西の魔女が死んだ』に似ています。また、倫子がしゃべれないこともあり、台詞少なめにほのぼのと料理が作られていくテンポは、『かもめ食堂』か『めがね』のようでもあるのです。 但し、後半の唐突で駆け足で綴られてしまうストーリー展開に、初監督の気負いを感じてしまいました。途中から、何を描いた作品か、見えなくなってしまうところが残念です。 食堂かたつむりがオープンして、お客さんが次々幸福になる奇跡が起きていくという仕掛けは面白かったです。だけど、メニューに虫が混入していたという事件から、幸福になる奇跡というエピソードが描かれなくなりました。その代わりに、母ルリコの末期癌であることが判明したことと、それでもルリコにプロポーズする男が登場して、倫子の手料理で結婚披露パーティが行われる話に。 結局本作は料理の話よりも、エキセントリックなルリコを子供の頃から嫌ってきた倫子が、ルリコの母親としての愛情に気がつかされるというストーリーだったのです。しかし、食堂を立ち上げるまでのエピソードを丁寧に描き込んだために、後半の肝心なところが凄く駆け足になって、倫子とルリコとの間で起きる哀しい出来事に涙をそそられませんでした。 あと本作のマスコット的存在として登場するのが、ルリコのペットである子豚のエルメス。すっかり柴咲コウに懐いた子豚ちゃんであったそうで、すごくかわいいし、なぜか話ができない倫子とも会話ができて、ユーモラスでした。 そんなかけがえのない家族なのに、あっけなく結婚披露パーティの生け贄にされてしまいます。『ブタがいた教室』では、飼っていた豚を食べるかどうかで1年間議論しているのに、何ともあっけない結論の出し方。 あっけないのは、倫子が喋れるようになるというエピソードも、なんだという設定。そんなにたやすく戻れるのだったら、早く試すべきでなかったかと突っ込みたくなります。 それぞれのエピソードはなかなか面白いアイディアが散りばめているのだけれど、それがぶっぎりの羅列に見えてしまうのは、それぞれのシークエンスが伏線になっていないことが上げられます。 原作に忠実なのはいいのです。でも明らかに話が薄っぺらい原作の欠点を脚本にするとき、練り込む必要があったのではと感じた作品でした。 それでも喋れない倫子の気持ちを、表情で表現する柴咲コウの演技と、嫌みだけれど憎めないキャラのルリコを余貴美子の演技は、さすがです。 それでも喋れない倫子の気持ちを、表情で表現する柴咲コウの演技と、嫌みだけれど憎めないキャラのルリコを余貴美子の演技は、さすがです。
「食べることは生きること」
ほっこり暖かでちょっぴし切ない映画でした。 そして美味しそうな料理がたくさん出てきます。 「食べることは生きること」がテーマ 感謝して食べる。 食べることで生を感じる。 死と生 料理を作る前の柴咲さんの姿がとても美しいです。 ミレーの絵のようでした。 カラフルなCG映像も超かわい~ですぅ。 CGでしょうがポイントになってるおっぱい山の景色もぷりてぃーなのです。 そして何といってもおかんがステキです。 一緒に生活している豚のエルメスもいい味出してます。 めちゃイケ見てる人にはおなじみの豚の幸子です~ ぜひぜひお薦めな映画です。 幸せになる料理を食べた、みんなのように幸せになる映画です。 気持ちが優しくなります。 そして、見たらお腹が空きます。 美味しいものをたくさん食べたくなります。 こんな食堂行きたいな~ ★3.5 ホントは4何だけど・・・ 唯一のNGポイントはエンディングに流れた主題歌です・・・ うーん、大人の事情なのかもしれませんが、超浮いてました・・・ 挿入歌がいい味だしてるのに・・・残念。 嫌われ松子のようにトータルでこだわって欲しかったな~。 作品世界とどう考えてもあわないよー
全21件中、1~20件目を表示