時空警察ハイペリオンのレビュー・感想・評価
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難解な学芸会
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元はテレ朝やMX-TVで放送された「時空警察ヴェッカーシリーズ」で本作はそのスピンオフ劇場版らしい。ヴェッカーシリーズを知らない初見では話が見えず厳しいですね。
子供向けの変身ヒーローものなのだろうが設定が複雑すぎないか、タイムトラベルに加えてパラレルワールドまで絡めるし、似たようなキャラが多すぎて頭の中がごちゃごちゃになる。
自分なりに解釈すると時空警察というのは歴史を改ざんするタイムトラベラーを取り締まる未来警察らしい。ヴェッカーラインとペンデルラインというパラレルワールドにもそれぞれ時空警察があるがペンデルの時空特捜部の過激派アレス一派がヴェッカーワールドの消滅を企んでいるらしい。どうも別ワールドの時空警察同士の縄張り争いに見える・・。
良く分からなかったが消滅のキッカケとなるのが横浜の核物理学センターでの入射核破砕反応実験らしい、実在する高エネルギーの実験らしいがそれが何で時空を歪めるのかはさっぱり不明、要は難解な専門用語を持ち出しての箔付でしょう。
歴史を変えちゃいけない時空警察の筈なのに過去に戻って実験阻止、弱いヒーローが強くなるには時空同位体というパラレルワールドの二人の刑事が合体するウルトラマンAのおかまバージョンという妙な変身。
横浜で探偵稼業だからか、探偵物語の松田勇作気取りの出で立ちに失笑、畑澤和也監督は色のついた役者を嫌って無名どころの寄せ集めだから芝居はまるで学芸会、テレビで十分な内容なのに2時間の長丁場、軽薄且つ難解な内容とあいまって眠気をこらえるのがしんどかった。そもそもマニア向けの映画なのでしょうね、場違いなおじさんが酷評ごめんなさい。
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