劇場公開日 2010年10月1日

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「フクロウのお話で、飛ぶシーンばかり、3Dはおすすめです。」ガフールの伝説 aotokageさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5フクロウのお話で、飛ぶシーンばかり、3Dはおすすめです。

2010年10月3日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

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3D映画は、「アバター」「ヒックとドラゴン」など大空を飛翔するシーンが最も効果がある。
これもフクロウのお話で、飛ぶシーンばかり、3Dはおすすめです。
3D映画としては「アバター」よりよかった。「アバター」は2Dと3D両方見たが、原色鮮やかな異星の風景はメガネをかけると暗く美しさが半減してしまう。「ガフール」の方は、夜行性のフクロウの話なので、星空や洞窟のシーンが多く、メガネをかけて暗くなっても違和感はあまりなかった。

フクロウだけ(ヘビやコウモリも少し出ますが)で「指輪物語」や「ナルニア国物語」のような壮大なファンタジー世界を作り上げている。
フクロウたちが本を読んだり、金属片を集めて鍛冶をしたり(鉄仮面や鉄爪も作る)…原作では人間が滅びた後の設定らしい。
といっても人間の残した建造物はなく、巨大な神木があったりする原始的な風景が広がる。

フクロウにも種類があり、大型や小型、色や形も少し異なる。リアルなCGフクロウたちは、人間のように表情豊かで顔も1羽1羽描き分けている。
そして、フクロウの社会にも平和的なものと独裁を狙う邪悪な奴もいる。

ある森の大きな木の洞で暮らすフクロウ親子。
まだうまく飛べないフクロウの兄弟が木から落ちたところをなぞのフクロウにさらわれてしまう。
連れてこられたのは、邪悪な〈純血団〉のアジトだった。
脱出に成功した弟ソーレンは、ずっと夢に見てた伝説のガフールを目ざす。

アメリカで大人気の原作をザック監督が3Dアニメで映像化。
「スターウォーズ」シリーズと似たところもあり、もちろんフクロウたちの伝説も続きます。

リアルなCG描写、3Dも効果的。ストーリーはありきたりだけど…、フクロウだけで壮大なファンタジー世界を作り上げたところがいい。

aotokage