「微笑ましい」カーズ2 Blueさんの映画レビュー(感想・評価)
微笑ましい
アニメで しかも車なのに、感情や 表情の描写が細かくて 感心しました。 私ごとですが(『シュレック』に引き続き、)第一作めを観ずに 『カーズ2』から鑑賞。キャラクターやストーリーなど、無知の状態でしたが 心配をよそにすんなり入っていけました。 たぶん、舞台の一部が “日本だから”というのも 理由かな。
天才レーシングカーのマックィーンと おんぼろレッカー車メーターの珍コンビが、前作の舞台ラジエーター・スプリングスを飛び出し、日本をはじめフランス、イタリア、イギリスと ワールド・グランプリレースを転戦。 その道中で スパイ工作に巻き込まれていく姿を描く(作品情報より抜粋)。
どのキャラクターも 個性的でステキでした。 車だけに 走りの効果音や、レーシング・シーンの臨場感は 本物顔負けで(個人的に)満足。 「もっとリアルに…」と欲張ると、アニメじゃなく 『ワイルド・スピード』を見なさいと 言われそうなので、言及を避けます(笑)
また撮影方法や 舞台だけでなく、ストーリーも “学び”がある部分が『トイ・ストーリー』などと並んで 良かったと思うし(『トイ…』は オープニングのショートフィルムで 観られます)アニメには珍しい サスペンスな部分も楽しかったです。
プレビューにもありましたが、“日本の紹介の仕方が アメリカ・チック”で 面白かったです。 相撲、芸者、お寿司、ネオン(看板)、そしてウォシュレット。 間違ってないけど、ちょっとズレてるところが「お悔やみ申し上げます」でした(笑)
マックィーンの声に オーウェン・ウィルソン(『マーリー世界一おバカな犬…』の彼、英語が聞き取りやすい)、フランチェスコの声に ジョン・タトゥーロ(『トランスフォーマー』のセクター7のおっちゃん、イタリア系アメリカン)、秘密捜査官・フィンの声に マイケル・ケイン(『バットマン』の 執事のおっちゃん)、皆さん 良かったです。
カー・レースがメインのお話なのに、カッコいいと言うより 可愛い☆ ボコボコ・おんぼろのレッカー車・メーターが 一生懸命なところが微笑ましいです。 旅行気分も味わえるので、夏休みにぴったりの作品です☆☆