「「モテキ」みたいな映画だけど、こっちは「モテナイキ」だった。」ボーイズ・オン・ザ・ラン Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)
「モテキ」みたいな映画だけど、こっちは「モテナイキ」だった。
「モテキ」で、真木よう子さんが、森山君に「ボーイズ・オン・ザ・ランでもやる気か?」と詰め寄るシーンがあり、そういえばそんな映画あったよな、と思い出しDVDで見てみた。
同名のマンガが原作らしいけど、原作は読んでいません。
内容は、金なし、夢なし、彼女なしのどうしようもない生活を送っていた、主人公田西が、会社の女の子に手を出そうとするが、そこにライバル会社のエリート営業マン青山が絡んできて・・・。
みたいなストーリーなのだけれど、「モテキ」と違って、完全に男目線で、あるある、わかる、わかる、という感じだった。
恥ずかしながら、私も昔はこの映画の主人公田西と同様、ものすごくイタい男で、昔のことを思い出すと、どこまでイタい男なんだよおまえは?と言ってやりたくなる。
これをやったら、ものすごくイタいことになると、頭ではわかっているのだけれども、抑えがきかなかった。
そのあたりが、すごく主人公の田西に共感できたし、こういうイタい男は自分だけではないのかも?もしかしてイタくてもいいのかも?みたいな気持ちになれました。
最後の対決の時、頭をモヒカンにして、タクシードライバーのロバート・デニ―ロみたいな服装をするところもおもしろかった。
タクシー・ドライバーのデニ―ロはいい。
イタい男の永遠のヒーローだと思います。
最後の対決が終わった後、この映画に出演している小林薫さんみたいに、「あれは最高の~だったよ、田西君」と言ってあげたくなりました。
(~の部分については書きづらいので、DVDを見てください。)
それから、銀杏BOYZの主題歌、よかったです。
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