「主要人物みんなクズ」ボーイズ・オン・ザ・ラン いたゆさんの映画レビュー(感想・評価)
主要人物みんなクズ
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田西はクズだし、ちはるちゃんもクズ、もちろん青山もクズ。
男は女のことなんか本当に全然理解できないし、女だって男のことをこれっぽっちもわかっちゃいない。
やせ我慢の嘘もつくし、いつもヘラヘラしてたって実はもがき苦しんでるかもしれないし、やるときゃやるよ。
僕もうだつの上がらない、ダメなモテないクズな男なもんで。好きですこの映画。
タイトルが、ボーイズ・オン・ザ・ランなもんで最後やっぱり走るんですが、そこがたまらない。
何がって、やっぱり音楽の力はでかいなと。映画ってストーリーとかカメラとか編集とか演技とかいろいろ組み合わさってる。このあとどうなるんだろうとか、これってあれと繋がるんだなとかいろいろ考えたり。
音楽って耳で聴いて感じるっていう、ただそれだけの、究極にシンプルなものだから、ダイレクトに心に響くなあって改めて思いました。
エンディングの、「走る田西。銀杏BOYZの曲。明朝体のタイトルドーン。」これが、全てです。よかった。
あと最後に言わせてください。
黒川芽以ちゃんかわいすぎ。映画の役ちはるちゃんは本当にいやだけど。
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