「人生は虚しい」サガン 悲しみよこんにちは krtekさんの映画レビュー(感想・評価)
人生は虚しい
随分前に観た映画ですが、今更レビューを。サガンの作品も読まずに観ました。読んでなくても大丈夫。
しかし、映画を見終わってから津波のように押し寄せてくる虚無感。一世を風靡したあのサガンでさえ晩年は淋しいものであった。栄光と陥落。何の為に人は生まれてくるのだろう。
久しぶりに味わう絶望感に頭の中が真っ白になり、正直これ以上生きているのが嫌になりました。
いや、本当に伝えたかったのはきっとそこではないのだろうけど。
そして09'フランス映画祭に来ていたサガンの息子さんは、どのような気持ちでこの映画の宣伝をしていたのだろう。
もう一度観ないとわからない。
でも、もう一度観るのが怖い。
とりあえず“悲しみよこんにちは”を読むことから始めようと思う。
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