「裏切りを誓う。」ウォーロード 男たちの誓い ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
裏切りを誓う。
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中国史にまったく長けていない私には、この実話が、
どの程度歴史と絡んだのかも分からない始末だが^^;
とりあえず、主役の3人観たさに出かけてしまった。
冒頭、文字でなんとなくの説明が入るが、その背景が
本作ではかなり分かり辛い、といえば確かにそうかもx
でも話の本筋は、それほど難しくもないような気がした。
簡単にいえば、男3人と女1人のドロドロな話に(汗)
歴史を絡めたアクション大河ドラマ。という感じだった。
面白いのがJ・リー扮する清の将軍パン以外は盗賊で、
その二人と義兄弟の契りを交わし、互いに協力し合って
戦場で闘っていこう…という話になるのだが、いかんせん
盗賊→軍人。という慣れない立場で元・盗賊のリーダー、
A・ラウ扮するアルフは参ってしまう…。
闘いに勝っても分け前が貰えないという掟に添えない彼は、
パンに背いて怒りをかってしまう。
さらにアルフの妻・リィエンとパンの関係も序々に
明るみに出て、金城扮するウーヤンの悩みを増幅させる。
互いに貧しい出身…とはいえ、価値観があまりに違うのだ。
まぁこのあたりで、その後の展開は読めてくるが…^^;
冒頭~中盤の展開があまり面白くないので(すいません)
仲がこじれてくる後半~の盛り上がりには驚いてしまった。
それぞれの男に共感できるかどうかは立場にもよるが、
武骨で正直な(なのに盗賊)アルフが気の毒で仕方がない。
考え方としてはウーヤン寄りで^^;あの邪魔な女め!かな。
結局は誰もが誰かに利用されて…悲しい結末となる。
戦争とはこういうものなのだろうが、さすがに義兄弟と
銘打っているだけあって、ヤクザの抗争劇にも似ている。
(教訓:知らない人とは簡単に契り・杯などを交わさない。)
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