「カンフー映画の精神はしっかり受け継がれている!」カンフー・パンダ2 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
カンフー映画の精神はしっかり受け継がれている!
ドリームワークスによる大ヒットCGアニメ第2弾。
ドリームワークスのアニメと言うと「シュレック」が有名だが、この「カンフー・パンダ」と「ヒックとドラゴン」の方がずっと好きだ。
前作で伝説の龍の戦士となった食いしん坊のパンダのポー。カンフーの抹殺を目論むクジャクのシェン大老に立ち向かう。
ポーと仲間のマスター・ファイブ(トラ、サル、ヘビ、カマキリ、ツル)のそれぞれの特性が活かされたカンフーが見ていて本当に面白い。
ワクワクと笑いのバランスも絶妙、ストーリーも分かり易く、エンターテイメントとして申し分ない。
ジャック・ブラック、ダスティン・ホフマン、アンジェリーナ・ジョリー、ジャッキー・チェン、ルーシー・リュー、そして今回初参戦となるゲーリー・オールドマン…贅沢過ぎる豪華声優陣は何だか得した気分。(この面々に比べると、吹替版声優は少々見劣りしてしまう)
シェン大老には、ポーの過去にまつわる秘密が。
過去を閉ざしてきたポーにとっては、それは衝撃。激しく動揺する。
だが、過去を受け入れ、内なる平和に目覚める。
自分は何者か? 自分は自分。育ててくれた養父がいて、師がいて、仲間がいる。
過去は過去、今は今なのだ。
この映画は世界中で大ヒット、カンフーの本場・中国でもすこぶる評判がイイと言う。
見れば納得、カンフー映画の精神はしっかり受け継がれている。
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