ニューヨーク、アイラブユーのレビュー・感想・評価
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NY舞台の贅沢なショートストーリー集
日本から岩井俊二が参加したとても贅沢なショートストーリー集。ナタリーポートマンからオーランドブルーム等、まあ、なんと贅沢な、笑笑。岩井俊二パートもなかなか良かった。個人的には最後の老夫婦の物語が染みたな。後20年後にはあんな幸せな夫婦でいたい(まあ、無理だろうけど、笑笑)
映画的に批評は止めときます。
眺めてるだけのスタイリッシュな映像については人それぞれに感じて欲しいと思います。
ニューヨークを舞台にさまざまな愛の物語を紡ぐ群像オムニバス。ソーホ...
ニューヨークを舞台にさまざまな愛の物語を紡ぐ群像オムニバス。ソーホー、ハーレム、セントラル・パーク、グリニッジ・ビレッジなどニューヨークの各名所で撮影が行われた。
ニューヨーク行きたい
ニューヨークの街並みを堪能。
色んな人種が入り乱れ共存しているニューヨーク、それが良く分かる。個人的には画家と中国系の女の人との物語と老夫婦の物語が印象的。ブラッドリー・クーパー万歳。
前作同様、もったいない
2006年に製作された『パリ、ジュテーム』のニューヨーク版として製作された。
前作同様、世界各国の映画監督が「愛」についてニューヨークの様々な街角で撮影したショートムービーのオムニバス作品。
『パリ』に比べると、繋ぎの映像で各エピソードの登場人物を出演させたり、互いの作品でカメオ出演したりしていて、全体を通して1つの作品という雰囲気は出ている。
また、1本ずつの作品が7〜8分になって『パリ』に比べると若干長くなっていて、全体の本数も11本に減ったため、わずかながら一つひとつの印象も深まったが、とはいえ、やっぱりこの尺では短過ぎて、『パリ』同様に豪華な監督や出演者たちがもったいない。
日本からは岩井俊二が監督として参加し、オーランド・ブルームとクリスティーナ・リッチを出演させている。岩井俊二はこうした小洒落たショートムービは得意にするところで、まぁ彼らしく雰囲気ある小品になっている。
一番印象に残ったのは、ドイツの映画監督ファティ・アキンが、画家(ウグル・ユーセル)と中国人(スー・チー)の交流を描いた作品。
他にはとくに深く印象に残るものはなかった。
ひどくつまらない。つらかった。
ラブアクチュアリーみたいな気持ちでうっかりみてしまい、本当にがっかりだった。
ショートストーリーの集まりなので、良い話もあるはず!とがんばってみたけど、最後までつらかった。
ニューヨークの魔法
「パリ、ジュテーム」のニューヨーク版だけど、作品としてはだいぶ趣が違う。「パリ」では各監督の個性がより前面に押し出され、各エピソードが際立った“オムニバス”作品だったのに対し、「ニューヨーク」には各エピソードに統一感があり、1本のシナリオとして機能している。だから群像劇といってもおかしくない。
監督(&俳優)の面子もなかなか豪華で、イバン・アタル、アレン・ヒューズ、岩井俊二、チアン・ウェン、ジョシュア・マーストン、ナタリー・ポートマン、ブレット・ラトナー、ファティ・アキン、シェカール・カプール、ミーラー・ナーイル、ランディ・バルスマイヤーと11人がズラリ。「パリ」は監督が少し多すぎたように思うが、11人ならそこまで飽きがこない。ナタリー・ポートマンもバカにはしていけない。個人的には小説家が監督するより、俳優が監督する方がよっぽど同業種だと思うし、さすが現場数こなしてるだけ安定感もある。個人的には故アンソニー・ミンゲラが遺した脚本(主演はシャイア・ラブーフ)に不思議な力を感じた。尺も他の作品より少し長いのだが、ミンゲラの遺した脚本を監督のシェカール・カプールが変更・削除することを頑なに断ったことがその理由だそう。
「ニューヨークはどこを切り取っても画になる」とよく形容されるけれど、この11人の精鋭たちはまさにそれをスクリーンで証明してくれる。老若男女、さまざまな人種、さまざまな事情が行き交うニューヨークの街角、映画を見たら行きたくなるはず。
『I LOVE N.Y.』・・・こんなレビューでゴメンネ、ゴメンネ!
本作は、映画通向けの作品だと思いました。11人のクリエーター達はそれぞれ訳ありで、うんちくを掘り起こすのに暇がないことでしょう。確かに、それぞれの個性豊かにもNYの日常に起こっているもラブの一面を切り取ってはいます。
後半の老夫婦の散歩のシーンのように凄くハートフルな作品も多くて、心地よさも感じました。また11本の作品が独立しているばかりでなく、同じキャストがクロスしている部分もあって、全体が『ニューヨーク,アイラブユー』で関連させているところもオムニバス作品としては、ユニークなところではないでしょうか。
ただ一本あたり約10本程度の短編では、やはり物足りないです。相当画面に集中して、自分でイメージをふくらませ鑑賞しないと、この世界にはまりにくいのではないでしょうか。
エンターティメイントではなく、アートとして映画を鑑賞できる人にとっては、とってもポエムに満ちたオシャレな作品なので、共感するところ大でしょう。小地蔵は、前半爆睡してしまいました(^_^;)
ところで11の愛の形には、いきなり初対面の人に、セックスを持ちかけるシーンが何本かあって、あまりに開けっぴろげだと、嫌らしさがなくなるもんだと妙に感心してしまいました。そんなセクハラな、ハントもNYだから許されるのでしょう。
同じNYで、市役所で『I LOVE N.Y.』Tシャツを販売している千葉県流山市では、とても許されないことです。ニューヨークに対抗して、流山でも『I LOVE N.Y.』という映画を作りたいものです。小地蔵は、流山をとても愛していますので(^_^;)
流れ落ちた涙の理由は、感動ではなくアクビ
ニューヨークを舞台に
著名な監督が、好きなように持ち味を発揮。
それだけの作品だったら嫌だなぁ
そう思って行ったら、
本当そのまんまになっちゃいました。
涙でたんですけど、
激しい睡魔との戦いの末に
連発したアクビによるものですからね(苦笑)
◇ ◇
映画玄人好みの作品かもしれないな
そんな思いも抱きました。
わたしは素人ですので(キッパリ断言)
わからなかったのですが、様々な作品に対する
オマージュや、他の芸術作品に対するリスペクトが
ふんだんに盛り込まれているような気にさせられたのです。
だから、眼の肥えた人なら
監督の、遊び心であったり、
過去の、名作に思いを馳せたり、
もっと、深く味わえたのではないのかなぁ、と。
◇ ◇
ニューヨークの懐の深さは
十二分に味わえましたし、
いくつか好みの作品もありましたが、
正直、期待していたほどではありませんでした。
オムニバスっぽい映画で、今なら
『バレンタインデー』のほうがお薦めですね(笑顔)
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