「つい、枝を見てしまう。」ニューヨーク、アイラブユー ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
つい、枝を見てしまう。
名画座にて。
公開時に、これは来るだろう~とふんでいたので
わざわざ名画座待ちしてしまった。
まぁそれほど観たい!感がなかったせいもあるが^^;
分かりやすいものも分かりずらいものもそれぞれ、
雑多な街ニューヨークのイメージで描かれている。
けっこう名優が揃い踏みじゃないの!的な歓びと、
この話なんですかね?の疑問点をサラリと交わし、
ツツツーっと観るのが良さそうな作品(意味不明?)
私的にまったく最初から出すんじゃないよ~という
H・クリステンセンとR・ビルソンのカップル…。
あれ、いつの間に付き合ってんの?的な(実生活も)
感覚で、A・ガルシアはどこいった??な物語だった。
この二人のラブモードはジャンパーで観飽きたので
もういいよ。だったが、どうやら最近別れたみたいだ。
さて…。
岩井俊二の作品もまぁ可愛くてほのぼのしていたが、
個人的にはダントツ
「ブレット・ラトナー監督のセントラル・パーク」
に軍配をあげる。面白かった。そうきたかー!という
短編に事件勃発とオチを加えた軽妙な演出にウケたv
あの枝…^^;
「シェカール・カプール監督のアッパー・イースト・サイド」
ではジュリー・クリスティとシャイア・ラブーフの絡みが
不思議で幻想的。分かり易くないが雰囲気でダントツ。
「イヴァン・アタル監督のソーホー」では二組のカップル?
の騙し合いに笑った。ロビン・ライトがとても綺麗だった。
「ファティ・アキン監督のチャイナタウン」の白髪に笑い、
「ジョシュア・マーストン監督のブライトン・ビーチ」など
まるで日本の上方漫才を観ているようだった。喋る喋る!
これだけの数のオムニバスになるとさすがに纏まらず、
目に留まるものにはやはり技量の差が歴然と出る。
でもまぁそれらを押し並べて…平均という感じがあり
現地をよく知る人にはもっと楽しめたのかもしれない。
ツツツーっと…
(ロッキー兄のバート・ヤングもチラ出。こういうの嬉しい)