おと・な・りのレビュー・感想・評価
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見終わったあとにやけました(笑)
なかなかこんな映画に出逢えないですね! テンポがゆっくりでじれったくて 結末は予想できるのに見てて飽きない すごくほっこりできる映画でした 大人の恋愛って感じですが10代の私も すごく楽しめました♪ 岡田准一の作る雰囲気がとてもいいですね あと声のトーンが2人がいい感じで 聞いてて気持ちかったです! 苦しみ、喜び、悲しみ、苛立ち、はがゆさ そんな感情がつまった映画でした そんな多くの感情を演じきった 役者さんたちはすごくよかったです エンディングが好きです! 最後のエンドロールであえて映像が ないっていうのもいいですね♪
おとなのステキなラブストーリー
この映画はなんだかココロがほっこりするような、ちょっと笑ってしまったり、涙がでたり、イライラしたり…。 すごくもどかしくもあるけど、すごく良い映画だなとかんじました。 それから、大事なのは『音』。 この映画は是非、音に重視して観てほしいです。 劇中に“なにげない音に癒やしを感じる” とありますが、まさにその通り! 疲れたときにみると、明日もがんばろうって思わせてもらえるステキな映画です。
このまどろっこしさが心地よい
久々のこの感じ 昔のフランス映画で感じたことがありますが これは恋愛映画と言えない、大人の恋愛映画 この感じは久しぶりに良かったです 特に最後は・・・ エンディングも良かったですね
満足☆☆☆
安っぽい恋愛物より断然お勧めです!若い方よりも30代以降の方にお勧めかも?! プラトニックですなぁ(^_^)v エンドロールのシーン…観た方総ての人が同じ情景を思い浮かべれたと思います(≧∇≦)
基調音(きちょうおん)
映画「おと・な・り」(熊澤尚人監督)から。
鑑賞後、気になっていた単語「基調音」。
作品では、大切なキーワードになっているはずなので、
簡単に見つかるだろうと思っていたら、愛用の電子辞書には
掲載されていなかった。
慌てていろいろ探してみたら「日本国語大辞典」に、
その引用がみつかった。
「貧乏物語」(河上肇著)の「貧乏根絶論」の巻首に、
「社会的不安は二十世紀の生活の基調音である(略)」と
記されているようだ。(調べてないが・・)
意味は「基本となって流れている音色。
また転じて、底流となっている考え方、風潮、雰囲気など」
作品の中の説明のほうがわかりやすい。
(風景を表わす言葉)と前置きをして、
「普段は意識しないんだけど、すぐそばにあって、
それがなくなるとなんとなく淋しくなる音っていうのかな。
慣れ親しんだ基調音には、
人の心を癒す効果があるそうなんですよ。
例えば、心臓の音(心音)とか」
また、ひとつ、素敵な単語を覚えて、嬉しくなった。
ファミマ店員いらない
とてもよい物語でした いままで見てきた邦画でも最上級ランクです すれ違い感がよいです エンドロールがよいです オチは2つ考えられますがどちらのオチでもよかったと思います もちろんこのオチで満足です 映像でもそんなシーンがありますが、 男性と女性の価値観が違うということなのかもしれませんが、 おじさんは、女性は、男性より咲いている花を平気で捨てることが できるのではないかと思っています おじさんがただの貧乏性なだけかもしれませんが そんなに隣の音が聞こえることないだろう?という人いますが、 そんなことはない。 現に、おじさんが昔住んでいたアパートは新築だったにもかかわらず 造りが酷く、上の住人の目覚ましで起されましたし、 うちの電話でも起きていたようです ファミマの店員、役どころとして嫌い あいつがでなければ、満点の5(A+)でした
すごい!
DVDを借りて見ました!! 本当に素敵な作品でした(^^) 本気でDVDを買おうか悩んでいるくらいです。 今までになかった、ちょっと変わったラブストーリー(^O^) この映画の優しい感じと、役者さんたちの素敵な演技が好きです。
なんとなく許せちゃう甘さ
自ブログより抜粋で。 -- 恋愛ものとはいえ、30歳の男女を主人公に据えているにしては、ちょっと甘ったるい内容という気がしないでもない。 七緒がコンビニのアルバイト店員・氷室肇(岡田義徳)から言い寄られてその気になるくだりにも、ちょっと現実味がないんじゃないか、と怪訝な気持ちで観ていた。 内心、「このぐらいの歳になれば、もうちょっとシビアに男を見るんじゃないの?コンビニのアルバイトでいいのかね?」と。 まあ、七緒自身、30歳にして夢追い人だから、そういう脇の甘さも相応なのか、などと考えていたら、案の定な展開に苦笑。 甘さもこの映画の持ち味なんだと気持ちを切り替え観続けると、後半はさらに輪を掛けた大甘な展開に失笑。 その巡り合わせに、この映画は少女マンガな世界観なんだと今さら気付かされた。 正直なところ、人生の岐路に立つ大の大人が主人公の話なら、苦みを含んだもうちょっと現実味のある話の方が好み。 なんだけど、最後の最後で見せた七緒の美しさに、なんとなく作品全体を包む過剰気味の甘さも許せてしまった。これはこれでいいじゃない、良くできた大人のファンタジーだなと。
初夏の麻生久美子祭・第1弾(^^;!
隣の家(部屋)から聞こえてくる音って、気になりますよね?そりゃ騒音はイヤですけど…。この映画では、その気になる“音”が、何と恋愛にまで発展しちゃうんですよ!う~ん、何ともメルヘンチック?! 互いの部屋から聞こえてくる“音”っていうから、耳を澄ませば、微かに聞こえてくるレベルなのかな~?なんて思ってたんですが、何のことないまる聞こえじゃないですか(^^;!吾輩なら、あんな部屋で絶対生活できません!プライバシーも何もありゃしません。筒抜けにも、程があります!あんなん、生活にも支障をきたしますよ。まあ、主人公の2人には、その音がお互いに心地良い物になっているので、良かった(?)とは思いますが、まかり間違えてどちらかが、S〇Xなんかしちゃった時には…(爆)、作中過去にそんなシチュエーションがあったことをにおわせるシーンが出てきますが、吾輩ならようやらん(^^;! まあ、ツッコミはしましたけどなかなか面白い設定で、途中までは『この2人は、どこでどんな風に出会うのかな?あ、出会うと思わせておいて、実は最後まで互いに知らないままで終わったりして…』などと勝手に想像していたのですが、実はあるシーンで、この2人は“アッサリ”と繋がってしまうのです。吾輩そのシーンを見た瞬間『え~!それはアカンて。ヤメテ~や!!』と、心の中で叫んでしまいました。だってあまりにもあり得ないし、何か色々想像していたのが、バカみたいに思えてくるネタばらしで、もおとてもとても残念でございました。う~ん、コレはどうなんでしょうか(ネットでの他の方の評価などは、結構好評なんですよね。吾輩がひねくれてるのかな~)?大都会の片隅では、こんな不思議な偶然が起こるモンなのでしょうか?いや、あまりにも説得力に欠けるような…。 ただ“映画女優・麻生久美子”は、今回も魅せてくれます!どこにでもいそうなごく普通の“アラサー・独身女性”を、ホントにサラっと、それでいてとても表情豊かに演じています。岡田君(V6の方)も頑張ってますが、やはりこの映画は麻生さんでしょう!あと今回初めて谷村美月ちゃんが、鬱陶しく思えてしまいました(^^;。そういう役柄なのでしょうがないとは思いますが、少々度が過ぎるかと…。 ~追記~ 色々書きましたが、エンドロールは秀逸でした。何か、“ホッ”とさせられたっていうか…。 ~追記②~ タイトルの書き方、「おと・な・り」か「おと な り」かで悩んだんですが、公式HPの標記に合わせました。最近、凝ったタイトルが多いですね…。
リアリティーが無くても良い作品と言えるポイント
この作品、状況設定にリアリティーが欠けている。出す音による隣人トラブルが多い昨今、となりから聞こえてくる音に耳を澄ます、という行為が、今どきあまりない話だし、主人公の名が知られたプロのカメラマンや30代の女性が住むアパートにしては、壁の薄い、古さばかりが目につきすぎる。最初は、その今どきではないところばかりが気になっていたが、物語が進むにつれて、主人公二人の生身の人間が現れてくると、リアリティーの無い部分が逆に、この作品の魅力に感じてきた。 登場する二人の主人公は、確固たる自分の目標がある。だから希望で胸を膨らまして毎日を過ごしているのだが、ある日突然、二人同時に自分の心にグサリと突き刺すことが起きる。それは、目標に向かう自分が、自分そのものや他人を犠牲にしていること、その犠牲に対して言い訳をしながら生きていることを、正面から突きつけられてしまうという、自分そのものを根底から覆してしまうことだった。そして、二人はそれぞれに悩み、苦しむのだが、そこで気づくのが毎日聞こえてくる隣の音の心地良さである。 カメラマンの男性は隣人の女性の声に、その隣りの花屋の女性は薄い壁から聞こえる珈琲豆をひく音やカギ束の音に、いつも心惹かれていた。それは、顔がない、音だけの隣人との繋がりに、純粋なものを感じていたからだ。この作品を純愛映画と定義づける向きもあるようだが、最初に感じたリアリティーの無さが次第に気にならなくなる、我々観客には、二人の純愛ではなく、日々の生活の中で失ってきた純粋さに、音ひとつに人の心のヒダがあることを、この作品から気づかされる。私は、この作品には純愛以上のものを感じずにはいられなかった。 この温もりを感じる物語にケチをつける個所はないのだが、ひとつ気になったのは、カメラが揺れすぎることだ。監督の意向として、人の目線のようなものを表現したかったと思うのだが、固定しなさすぎて、とても見づらいと感じるシーンがいくつもあったのは、せっかくの作品の良さを損なっているようにも感じた。せめて人物や背景全体のシーンくらいは固定で撮ってほしかったと思う。 ある雑誌に、この作品のアパートの撮影が鎌倉の駅前で行われたとの記事を見つけて、ふと、連休中に行った鎌倉のとあるひとときを思い出した。 五月の初めの鎌倉は、あちらこちらのお寺の境内でうぐいすが啼いていた。とあるお寺で、啼いているうぐいすを見ようと立ち止まって林の先を見上げていたら、見知らぬ若い女性から定年過ぎた男性や女性たちもいっしょに見上げて、気が付いたら十四、五人くらいでうぐいすを探していた。たいして会話などしなかったが、そのときは、うぐいすの啼き声だけでたくさんの人たちの心がひとつになったような気がした。それは今思えば、この「お・と・なり」が描いてみせた、音ひとつが人を純粋にさせる一瞬だったのかもしれない。
ちょっとじれったいけど…良い話かな?
アパートの隣に住んでる男女のラブストーリーなんだけど…
実際、彼らの出会いは彼女が引越ししてから…と
なんとも歯がゆい感じ。
しかし…これって単純な恋話では無いのよね。
彼女に告る男の本性。。。
同僚の男の子のメル友のウソ話。。。
人のことを疑いもせず、信じる人が馬鹿をみる。。。
こんな社会はやっぱりダメですよね。
本筋は恋話なんだけど…
ちょっと怖い気がしました。
もし目には見えなくとも、音だけで誰かとつながっていることを実感できたら、癒されませんか。この作品は、『お隣』と『音鳴り』を引っかけた素敵なお話でした。
もし目には見えなくとも、音だけで誰かとつながっていることを実感できたら、癒されませんか。この作品は、『お隣』と『音鳴り』を引っかけた素敵なお話でした。 作品中でもとある登場人物の台詞の中で、無意識の中で聞こえている音の大切さを強調していました。人は表面意識で関知している音よりも、自然界の揺らぎ音、波の音や、木々がふれあう音。はたまた、風の音や雲があくびする声、さらには精霊のささやきなんかを無意識に聞いていて癒されているのだろうなぁと思います。 この作品が淡々としているのは、まだ恋も始めていない、顔すらろくにあわせないお隣さん同士が、運命にたぐり寄せられるように、「出会う」までの、恋のエピローグの部分にスポットを当てた作品だからです。 だから普通のラブストーリーみたいに、恋い焦がれる熱いシーンもなく、修羅場もありません。それでも、恋と人生がそっと動き出すだすまでの時間を、包み込むような優しいまなざしで描かれているところに、思わず共感してしまう人は多いのではないでしょうか。主演の麻生久美子は、少々天然ぼけの入った間延びした台詞回しを見せますが、それがかえって、この作品の雰囲気にマッチしていたと思います。 二人を引きつけるものは、アパートの壁越しに聞こえてくる生活音。普段の聞こえ方よりも、高音域にエッジを効かせて、より明瞭にお隣さんの音を強調して表現しています。ちょっと非現実的に聞こえてしまいます。まして、隣の生活音がリアルに聞こえてくるって、普通ならとても不快ではありませんか。でも、この作品を見ていると、そんな音でも素敵に見えるから不思議です。 特に七緒がだまされて落ち込んでいるとき、壁一つとなりの聡がそれを察知して、七緒の好きな『風に吹かれて』という曲を鼻歌で歌い出すシーンがじわりと感動的でしたね。 当然聡の鼻歌は、七緒にも聞こえます。七緒はそれに感動して、涙ながらにコーラスするのです。まだ知らない同士のお隣さんが、音だけで心を通わせ会うなんて素敵な関係だと思いませんか。 それと二人はアラサーを迎えて、人生の大切な転換期を迎えようとしています。お互いの決断が、微妙にすれ違って、こんなに近い関係なのに、監督はなかなか出会わせようとしない。自然なすれ違いを演出していて、観客をやきもきさせるところは、なかなか憎いです。 でも、二人の関係が同窓生というのは、ちょっといただけません。だって同じアパートに住んでいて、ときどきすれ違うのに全く気がつかないというのは、おかしいではありませんか。 それと、聡の友人のモデルのシンゴが、失踪したところも、人気の凋落によって失意の失踪になっているけれど、突然戻ってきたり、全然落ち込んでいなかったり、作品の中で重要なサブストーリーの主人公になっている割には、平板な描かれ方だなと思いました。 ただし、失踪したシンゴを探して聡の部屋に押しかけてくる茜の厚かましい浪速女ぶりは、徹底していて谷村美月の名演技だと思います。その厚かましさぶりにぶちぎれて、たしなめる時の聡の迫力も相当なものでした。これもよかったです。 お隣を描いた作品としては、深川栄洋監督の『真木栗の穴』が一枚上手と思います。だけれど、ラストの映像抜きの音だけで、ふたりがどうなったかありありと表現する手法に、映画の新たな可能性と出会った気がするというのはオーバーでしようか?
確かに今 灯が点る
主演の、麻生さん、岡田くん、そして谷村美月、 この3人の自然な演技に吸い込まれていった。 特に谷村美月はすごい。大阪弁を流暢に喋り、自然体な女の子を演じていた。 勿論、麻生久美子は流石の貫禄。 おっとりした主人公に合っていて素敵だった。 このストーリーは、ありそうでない、だけど、だからといってありえなくもない、 という現実と夢物語の絶妙な境界線の物語設定で、そこに役者陣の自然な演技が加わりステキな空気感が映画全体を包み込んでいた。 急なラストシーンではざわめきが起こったけれど、 (「あれ、これで終わり?」という意味の声が聞こえたけれど) 僕はあの終わり方がスキ。 綺麗。饒舌な映画があまり好きではないので、このラストが良かった。 あのエンドロールの使い方も素敵でした。 心の中に静かに微かな灯がそっと優しく灯る、素敵な映画です、是非。
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