「機微に心を傾けられるような人でありたい」おと・な・り セロファンさんの映画レビュー(感想・評価)
機微に心を傾けられるような人でありたい
挑戦できない事を他人のせいにし、自分を許して生きてきた男。
孤独と将来への不安を抱きつつも夢に挑戦する女性。
お隣さん同士の二人。
玄関ドアの音
コーヒー豆を挽く音
鼻歌…
顔を合わせる事は無くても互いの生活音が身体に馴染み、いつしか惹かれ合っていく。
パソコンのカチカチ音
キャビネットがバンッと閉まる音
大声…
日常の音に若干圧され気味の自分にとっては、本作のような静かで繊細な世界にほっとするような、憧れるような…何とも言えない穏やかな幸福感に包まれました。
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