「どないしたん? なんかあったん?」大阪ハムレット shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
どないしたん? なんかあったん?
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映画「大阪ハムレット」(光石富士朗監督)から。
「関西弁」というそんな方言はない、と怒られたので、
あえて「大阪弁」と表現しようと思うが、
聞きなれないフレーズとリズムが、私のメモ対象になる。
しかし、その場で気になったメモは溢れたのに、
もう一度、読み直してみたら、普通の会話だった、という
ケースのなんて多いことか。(笑)
「どうしたの? なにかあったの?」が
「どないしたん? なんかあったん?」に変わっただけで、
面白い・・と私の脳が反応してしまう。
自分の住む街を「しょ〜もない 街やなぁ」と愚痴り、
「この街の唯一ええとこや。
こんなことしても、ちっとも恥ずかしくないなぁ」と、
駅のホームでおんぶしてもらいながら、この街を評価する。
東京は「ベタベタせぇへんし、オシャレな街」やけど、
やっぱ「大阪すきやねん」なんだなぁ。
部屋には、当然のように堂々と貼ってある
「2003.9.15 阪神タイガース優勝のポスター」や
「赤星」「今岡」と書かれたタオル(手ぬぐい?)の存在感。
「大阪人」以外でも「大阪」が好きになる映画かもしれない。
元気のない人を見つけたら、誰にでも声を掛けそうなんだもの。
「どないしたん? なんかあったん?」って。
PS.
物語としては「釈尚然」(間寛平さんの戒名)が気になる。
きっと、何か意味があるはずなんだよなぁ。
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