劇場公開日 2009年9月5日

BALLAD 名もなき恋のうたのレビュー・感想・評価

全44件中、21~40件目を表示

4.5やっとこさ…

2011年1月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

楽しい

洋画ばかりで、邦画にはあまり興味のない私ですが、この映画は、公開前からずっと見たいなぁ…と思っていました。しかし、いつの間にか月日は流れ、こんな時期になってしまいましたが、やっと見ることができました。といっても、録画してからずっと見ていなかったのですが…しかし、本編はじんわりと涙を誘う、良いストーリーでした。原作のしんちゃんのほうはまだ見たことがないので、是非見てみたいな…と感じました。現在と戦国時代…このコラボもなんだかちぐはぐだったり、共通点があったり、とても楽しかったです。

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レベッカ

2.5面白いがひどい

2010年12月3日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

内容は悪くはなかったです。
内容だけでしたら4点でした。

しかし、日本映画のひどい点
1:演技がいまいち
2:戦争シーンのひどさ

ハリウッド映画などと比べるべきではないのですが
やはりこの2つがひどい

1:やはり演技というのがもろわかり
海外映画のようなその時代の立体感がなくてひどいです

2:これは特にひどかった
1はまだ気にするほどではなかったのですが戦争シーンのひどさがまずありえない
レッドクリフなどと比べるべきではないのですが、エキストラの戦い方があまりにもひどい
最後のほうなど子供のチャンバラかよ!ってつっこみたくなります

やはり日本の映画はアクションや戦争ものなどはひどいですね

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まも

3.0号泣というよりは、じんわりと切ない感じ

2010年8月15日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

『ALWAYS 三丁目の夕日』の山崎監督なので、それだけで期待して見に行きました。

 なかなかよかったと思います。原作の『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』は見ていませんが、泣ける作品ということで、実写版がどれほどの感動作になっているか興味がありました。
 私の印象では、号泣というよりは、じんわりと切ない感じでした。

 気になったのは、侍やお姫さまのしゃべり方。かなり現代的にアレンジされていたような気がします。例えば、くさなぎ君が自分のことを「俺」と呼んでいたのですが、たぶんNHK大河ドラマなら「わし」と言いそう。わかりやすくはなっていると思いましたが、自分としては大河ドラマなみに時代がかった言い回しの方が雰囲気が出たような気がしました。

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ringo

3.5戦闘シーンが良く出来てる!

2010年5月4日
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鑑賞方法:映画館

子供向けアニメが原作なだけにストーリーはシンプルで解りやすいのです。普通にいいお話です。役者さんたちも、戦国時代の見せ方も良かったと思いました。

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chienu

3.5BALLAD/名もなき恋のうた

2009年10月24日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

アニメの世界が現実の世界に飛び出しておもしろかったです。アニメはぜんぜんみませんが、実写版ということで興味を持って見ました。大人も子供も一緒に楽しめていいと思いました。

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まぁちゃん

3.5やはり原作と比較はキツイか!?

2009年10月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

遅ればせながら劇場で観てきました。

クレヨンしんちゃんの劇場版作品が原案となった作品。
原作(?)の方は、以前にTVで放送していたのを観ていたので
“大人が涙ボロボロこぼす作品”という予備知識ありです。

TV局主導の企画作品というくくり自体に少々抵抗があって
主演陣の面々を見ても残念な印象が拭えなかったんですが、
ここでの評価が思ったより良かった事もあって
努めてハードルを下げ気味にして座席に着きました。

冒頭からしばらく。
突っ込み所は随所にあるものの、
ことのほか自然に進む展開。

「お。ぜんぜん観れるぞコレ。」

お城や合戦のシーンになると
大掛かりなセットやエキストラ、
意外な殺陣のクオリティーなどで
迫力も充分の見せ場も多くありました。

「おお!いいじゃんいいじゃん!」

が…

それでもやっぱり突っ込み所は多分にあって…
徐々にそれが気になり出します。

場面が進み、盛り上がれば盛り上がるほど
なぜか気になるんです。

「・・・・・・。」

「なんでだろう…。途中まで良かった気がしたのに…」

「・・・!!!」

「ああ!!そっかぁ!!!!」

実は先日…。

運悪くと言うか何と言うか
黒澤 明監督の「乱」を観たばっかり。

その直後ということもあって
合戦が激しくなればなるほど、
殺陣がクローズアップされればされるほど
無意識に比べちゃっていたんですね。きっと。

序盤こそ努めてハードル下げて鑑賞してたので
小さな突っ込みは避けていたんですが、
下手に入り込む余りについつい辛い観かたに…。

すいません…。

そんなモードに入ると
脚本や物語そのものにも不満が出始めます。

せっかく原作にない要素を盛り込んでオリジナル色も
ちょいちょい入れてたのに

「そこはそのままなんだ…。」

「描写薄っ!!」

「おいおいエキストラ頑張ってよ…。」

「あれぇ?あの場面ないのぉ?!!
あそこが一番泣けるんじゃん!!」

「でも待てよ。さっきアレ持ってたし…」

「・・・・・・。」

「あららら終わっちゃったよ…」

もはや後半は完全に駄目なタイプの観客でした…。ワタクシ…。

最高峰との比較になっちゃ酷な話なんですが、
特に合戦とか殺陣とか心理描写とか、
ここ一番の大事なシーンになればなるほど
くっきりと埋められない差が出てしまう。

原作との比較にしたって
アニメ版であれば畳み掛けるような描写が
やはり実写の子役には再現させることすら難しい。

こうなるとやっぱり往年の時代劇にも名作アニメ映画にも勝てない。
TVドラマのスペシャルくらいに見えてきちゃうんです。

これは例え全くの別物として見たとしても
“映画”という大きなくくりでのクオリティの問題。

スペシャルドラマとしてなら充分に良くできていると思います。

これは完全に観かたが悪いですかね…
悪くはないんですよ。作品は。きっと。

なんとも消化不良な作品になってしまいました。

映画は比較で観るものじゃないですね^^;

※他サイトより転載(投稿日:2009/10/21)

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live_at_luxor

2.0オリジナルの良さに助けられただけ

2009年10月17日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

自ブログより抜粋で。
--
 原案である『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』は、リアルタイムではないですが、原恵一監督の『河童のクゥと夏休み』(2007 年)を観て痛く感動した折に、原監督の代表作ということで、(『戦国大合戦』と双璧を成す傑作『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』(2001年)も一緒に)DVDを借りて観ています。もちろん、こちらにも負けず劣らず感動させられました。

 今回の実写化にあたっては、幼稚園児であるしんちゃんを小学生に変えたり、現代的な小道具として携帯電話を絡めたりというアレンジはあれど、かなり忠実にオリジナルをなぞった展開になっていたように思う。
 目につく変更点に無理は感じられず、人気アイドル、草なぎ剛&新垣結衣コンビの演技もなかなか立派なもので、予想以上のがんばりには素直に拍手を贈ろう。
 そういう意味では、この実写化は成功、と言いたいところ。
 けど残念ながら、作品的にはいまいちなのよ。

 もちろん、筆者が『戦国大合戦』をすでに観ているがゆえ、この悲恋の結末をあらかじめ知っていたからというのもあるとは思うんだけど、けどそれだけじゃない。
 それすなわち、山崎・原、両監督の力量の差。

 一番の敗因は、“『クレヨンしんちゃん』であることを捨てた”実写化なのに、元を無節操になぞりすぎ。

 真一のタイムスリップは意図せずしてのものだからいいのだが、彼を追っての両親(夏川結衣、筒井道隆)の短絡的な行動は、現実的な=実写で見せる大人の思慮として無理を感じた。
 『戦国大合戦』は、“クレしん”に対するイメージができあがっているシリーズの中での一本だから、しんちゃん一家の突飛な行動も愉しく観られたが、単品の実写映画であるこの『BALLAD』では行動に納得いくようキャラクター紹介にもっと時間を割くべきじゃなかったのか。
 アニメ版をふまえ、そうしなきゃ次に展開しないのはわかるが、それを理由にしちゃったらご都合主義でしょ。
 そもそもアニメ版でもこの部分はもう少し時間を掛けていた。些細なことと思うかも知れないが、目の前のパソコンでネット検索するのと、図書館まで出かけて調べるのとでは、その行動力の表現に差があるのだ。

 また一方で、『戦国大合戦』にはしんちゃんがお尻を出したりするなどクレしんお決まりのギャグシーンがあるが、実写映画『BALLAD』では当然のようにそういう下品なシーンはカットされている。
 その判断自体に異論はない。ただこれによって、作品のメリハリも失ったように感じる。
 小学生の真一にそういうことをしろとは言わないが、ならば代わりに実写であることを活かしたメリハリのつけ方があったはず。
 若い監督にありがちな、カメラは一生懸命動いているんだが、人物は突っ立っているだけ、座っているだけの、雰囲気でごまかす似非躍動感カットも気になった。

 クライマックスの合戦シーンについても不満が残る。
 『戦国大合戦』といえば子供向けアニメらしからぬ綿密な時代考証に則ったリアルな合戦シーンも話題になったのだが、『BALLAD』でもその方向性を踏襲し、槍での叩き合いなどに、嘘でも格好良く見せようとするチャンバラ映画とは一線を画すリアルな合戦を見ることができる。
 しかし、そういう“正確”という意味でのリアルさと、“真に迫る”というリアルさはまったく別の問題。
 きっとやっていることは時代考証的に正しい戦闘シーンなんだろう。しかしセリフで言っているような「本物の戦争(=殺し合い)」にとうてい見えないようでは本末転倒ではないのか。誤解を招かぬよう念を押すが、それは血を見せるか否かというようなことを問うているのではない。
 ご自慢のVFXに頼ったヒキの絵にはなるほど力が入っているのに、ヨリになると途端に迫力がなくなって、痛みを感じなければ、死と紙一重という緊張感も皆無。まるで原っぱでの草野球でも観ているかのようなのどかさが漂う。
 これとて監督の演出力不足と言わざるを得まい。

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かみぃ

3.5武井証くん、ちょっとおっきくなってて、ガッキーはかわいかった♪

2009年10月2日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

単純

夜12:05に終わるレイトショーで観た。席はがらがらでカップルが中央付近に固まっていた。一応寝ずに最後まで観れた。

アニメ版は見たことがないのですが、そんなに実写をしのぐものなんですか?
「クレヨンしんちゃん」というだけで喰わず嫌いだった自分を反省し、機会があれば是非観て見たいと思います。ドラえもんだって長編はいいもんね。

内容に関して羅列すると、

武井証くんは、また自転車乗って映画出てるし、なんだかちょっと今風の髪型になっていて、「ああ、またカミッキー(神木隆之介くん)のように成長してしまうのね・・・」と少し寂しい(何故か?)気持ちがしました。
夏川結衣のキャリアウーマン風ママと、ちょっととぼけた筒井道隆の自由業パパ、私的にはよかったです。
草彅剛は、演技は多分間違いないだろうと思っていましたが、だいたい予想通りの出来映えでした。殺陣もよかったね。
新垣結衣も、演技力に関しては全く期待せず、可愛さのみを楽しみに観ていたのですが、今回はなかなかどうして、凛とした感じが、とてもよかったです。一途な様子も、とてもかわいかったし。
大沢たかお様は個人的に好きなのですが、相変わらず悪役でもかっこいいです。黒を基調にした甲冑もたいへんシブく悪役もビシッと極めていました♪
斉藤由貴と吹越満が、戦国時代のええ夫婦を演じているのが脇で光ってましたね。

「バラッド」の意味も何にも考えず観ていたので、このままほんわか、真一たちが未来に帰っておわるんだろうなぁ・・・と考えていたので、ラストは驚きました。
本編では、殆ど泣けず、斉藤由貴がたった一人残ったわが子を、また戦に出さなければならない、というシーンでホロリ。
alanの美しい歌声と共に流れる、エンドロールの回想シーンや写真などでかなり涙がこぼれて困りました。泣くとこちゃうやろ!と自分につっこみを入れながら、涙が止まらず・・・
相変わらず、回想シーンに弱い私。

よい映画だったと思います。

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grayteer

1.5泣けない

2009年9月26日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

しんちゃんが好きで 観たのがいけなかった 普通の恋愛物と そう違いはありません
原作は 野原一家のハチャメチャや笑いがあるからこそ
シリアスが引き立つのに
普通の恋愛映画になってしまって 残念です
ただ ものすごい細かいです
ちゃんとつくってるなぁって感心はしました
戦のシーンや
草なぎくん(役名わすれた)の髪型とか

まぁ別にDVDでいい内容でした

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プーギー

3.5キッカケはガッキーだったけど..

2009年9月25日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

初めはガッキー目的だった私。
でもいつの間にか見入ってました〃

タイムスリップするというところなど、
しんちゃんでは普通でも、実写となると…
と思っていたのですが,
全体を通して無理した感もなく,
まとまった映画になっていたと思います★

ただ悲恋というところで、
思ったより感動が薄かった…私ダケカモ?!汗
あと「名もなき恋のうた」というタイトルの意味が
最後までよく分からなかった…私ダケカモ?!笑

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みよ

4.5ガッキーがはまり役でなかなか・・・

2009年9月21日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

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しゅごきゃら

4.0お又のおじさん。。

2009年9月21日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

幸せ

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ハチコ

2.5悪くはないけど

2009年9月14日
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ぉゃっ

4.0純粋!

2009年9月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

悲しい

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kokoro

5.0感動!

2009年9月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

悲しい

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ファルコン

3.5うーん。。

2009年9月9日
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泣ける

難しい

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gorou

2.5オリジナルには勝てず

2009年9月7日
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鑑賞方法:映画館

単純

オリジナルの「クレヨンしんちゃんの戦国大合戦」が傑作なので、どんな実写になるのか期待していたが、やはりオリジナルは超えられない。「おしり星人」をやれとは言わないが、笑いがないとメリハリがなく感動も薄れるような気がする。合戦シーンはCGなどで大袈裟にしていないところは良かった。

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コギごころ

1.5キャスティングミス

2009年9月7日
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鑑賞方法:映画館

単純

内容は良くも悪くもありきたり…。お子さんなら楽しめるかと。
戦国版タイタニックと銘打って「泣ける」ことを前面出だした宣伝をしていますが、私の涙腺は全く緩みませんでした。その原因は役者陣にあります。あんな芝居をみせられたら泣けるもんの泣けません。タイタニックではなく戦国版茶番劇になってしまっていた。うーん…。残念。

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ジュリエット

3.5アニメほどの感動はないが秀作

2009年9月6日
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泣ける

笑える

原案となったアニメ「嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」は、ギャグを織り交ぜながらも、家族愛と悲恋を歌い上げた名作だ。本作はその根幹を尊重しつつ、実写ならではの合戦シーンにも力を入れた秀作になっている。夕暮れの撤収の合図で引き上げる敵兵を槍の柄で追い立てたり、兵たちは疲れているからと廉姫自ら塩をたっぷりに作った特大の握り飯を又兵衛が頬張ったり、合戦の裏ネタもおもしろい。
草なぎ剛は、殺陣がイマイチだが、そこはパーカッションの効いた音楽に後押しされて、実直な“もののふ”を巧く演じている。ひきかえ、廉姫を演じる新垣結衣は何を観てもいっしょだ。「Dr.ヘリ」の手術着を着物に替えただけ。
山崎貴監督が巧いのは欲張らないこと。車のタイムスリップは音だけでそれとなく表現し、現代に帰ってからの真一の行動を深追いすることもなくエンディングが爽やか。合戦では、バカみたいに弓矢が空を黒く覆うこともなく、かえって恐怖感がある。タイトルは横文字が好きだね。「ALWAYS」同様、目にも耳にも残らないのがもったいない。
又兵衛がウマそうに缶ビールを飲むシーンには吹き出した、いや・・・、微笑ましく思ったのは私だけ?
なお、残念ながら真一は“ケツ出し星人”も“ゾーさん”もやらない。

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マスター@だんだん

3.5CGに頼りすぎない所が好印象。温かい映画です。

2009年9月6日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

恋愛ものは苦手なんで、その辺りの評価は他の方に譲ります(笑)。
『戦国版タイタニック』というのは妥当な宣伝コピーだと思うけど、個人的には『タイタニック』よりこっちの方が温かくて好き。

『三丁目の夕陽』スタッフが戦国アクションを取るというのだから
アクションの足りない部分をCGで補強しまくるのかと思いきや、あくまで作りたい画を実現させる一手法として大袈裟なCG使用は控えてある。また、劇中で何度か登場する草薙剛の立ち回りも、細切れなカットや極端なズームを用いず、ごまかしの利かない長めのカットで撮っている点が好印象。監督は安直な手法に頼って作品の画やスケールをごまかしたくなかったのだろう。

現代風の言葉遣いや綺麗すぎる衣装などイチャモン付けたい所もあるけど、誰もが楽しめるエンタメ大作を目指したのだろうから、そんな所を突っ込むのは野暮ってもんですね。
だが主人公である真一とその両親のキャラの薄さは気になる。元が『クレヨンしんちゃん』劇場版である為、既に説明し尽くされたしんちゃん一家というキャラを使えなくなった副作用かも。

家族で安心して観られる映画として良い映画。
甘いしベタだが、この温かさには泣かされます。

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浮遊きびなご