「アラフォーならぬアラサーの結婚願望」反恋愛主義 カサキショーさんの映画レビュー(感想・評価)
アラフォーならぬアラサーの結婚願望
クリスティーナ・ゴヤ監督の作品は二本目、
といっても日本で公開されるのも二本目ですけど。
「君の涙ドナウに流れ」では
ハンガリー動乱という重いテーマを扱ったかと思えば、
この作品のようにラブコメの部類の作品も扱えて
上手くて器用な監督だと思う。
ドラは30過ぎの脚本家、
男に騙されて一人で生きていくことにしたが、子供が欲しい。
そこで精子をくれる男をネットで募集するが、
ムショ帰りだとか、ぶってくださいとか
日本人が「愛してます愛してます」という人が出てきたり
ロクなのが募集してこない。
そんなドラの前に二人の男性が現れる。
情熱的なカッコ良いのだが女に手が早いと男と
安定味のある音楽家だがいささか退屈そうな男。
さて、彼女が選ぶのは。
ドラはナンヤカンヤいってもかなり理想が高いようです。
それで結婚できなかったのでしょうが、
そんな彼女の選択はやっぱり普通のものなのでした。
ただ、最後に彼女がとった行動は天晴れなものでした。
その辺は文化の違いで日本人には絶対出来ない事だと思いました。
かなり良い映画なので推奨させて頂きます!
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