おっぱいバレーのレビュー・感想・評価
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私のおっぱいを見るために、頑張りなさい
映画「おっぱいバレー」(羽住英一郎監督)から。
女優・綾瀬はるかさん主演のコメディ作品だけど、
何度「おっぱい」という単語が飛び出したか、
数えておけばよかったと思うほど、溢れていた。(笑)
たった少しの練習で勝てるほど、中学の部活は甘くない。
だから実際には、ありえないけれど、
「1勝したら、監督のおっぱいを見せて」という
中学生の発想がおかしくて、メモをし続けた。
その中でも、やっぱり、この気になる一言。
「1回しか言わないから、ちゃんと聞いて」と前置きをして、
綾瀬はるかさんが呟く。(実際には、美香子先生役だけど)
「私のおっぱいを見るために、頑張りなさい」
ネット全盛の時代、よ~く考えてみると
「おっぱい」見るだけで喜ぶ中学生がいるかも疑問だな、
と思ったが、まだ盗撮して捕まる大人がいるんだから、
ありえるかもなぁ・・と納得してしまった自分が怖い。
「おっぱいバレー」の話をする時だけは、
「おっぱい」という単語を堂々と口に出来るようだ。
あっ、絵本作家・宮西達也さんの作品にもあったな、
「おっぱい」というタイトルの絵本。(汗)
綾瀬はるか先生なら頑張れる!!
まず、この作品の良いところは生徒さんが最後の最後までエロで、性懲りもない連中だからだ。
本当に愛おしい。
僕らが中学生だった頃は、間違いなく彼らのように深夜番組に興奮し、なぜか公衆トイレにおいてあることが多かったエロ本に狂喜乱舞した。
こういうリアリティ、非常にこの作品の中では重要なファクターになっている。
ここを、いい子ちゃん育ちの監督さんが作ると、ただの青春コメディーになってしまう。
この毒さ加減が残っているからこそ、彼らが最後の最後まで頑張る姿勢に共感ができるし、涙が出てくる。
綾瀬はるか先生の就任挨拶も実に秀逸だが、この作品のMVPはまさに、愛すべきエロ生徒だ。
劇場で観るにはパワー不足だが、DVDでは十分に面白かった。
おっぱい、バンザイ。
原作なら良かったのかな;
全く期待してなきゃ、それなりに楽しめる
CMで仲村トオルが「ナイスおっぱい!」って言ってるのが妙に頭に焼き付いてました。
てっきりバレー部の副顧問かと思ってたら、部員のお父さんで臨時コーチ役だったんですね。
綾瀬はるかが劇中におっぱい見せることはないだろうと思い、特に期待はせずに(?)観ました。
始まってしばらくすると、あることに気づく。
「ロケ地は私の地元ではないか!」
間違いなく、北九州の門司港・小森江地区。
何年も地元に帰ってないので、ちょっと懐かしい感じに。
でも、しばらくするとちょっと違和感が・・・
なんと、「戸畑の中学校」という設定になっている。
(ちなみに、門司港から戸畑まで車で30分以上かかります)
確かに、若戸大橋や八幡付近の工場っぽいものも映ってるけど、関門橋も映っているのはいただけない。
しかも、全員標準語を話しているので、劇中何度も舞台が北九州ってことを忘れてしまいました。(「戸畑」とか「筑豊」って言葉が出てきてようやく思い出せた程度です)
原作はもともと静岡なんだから、敢えて舞台を北九州に変えるなら、せめて言葉も何とかしてほしかった。
内容は、お馬鹿な中学生達が(先生のおっぱい見たさに)必死にバレーに打ち込む姿はよかった。例え負けても、目先の一勝のために精一杯頑張る姿っていいものです。
「先生のおっぱいを見る」というテーマが立っているので、全編にわたって馬鹿馬鹿しいシーンがあるのはご愛嬌。内容はそれなりに楽しめて「B」ってとこ。
でも、戸畑なのに門司港のシーンが堂々と映ってるのと、標準語過ぎてひいちゃったので、マイナス2点。
残念!!!!
こども達はよかった。
設定も面白いし、街並みや校内、こども達のキャラ等世界観の作り込みは良かったと思う。
ただ、肝心のバレーボールがイケてなかった。
迫力とかの演出の問題か、やたらとアップのシーンが多かった。
ラリーがつながっていなく(シーン的に)、イマイチバレーな感じにかけた。
相手側はひきでのシーンが多く、春高や五輪みたいなかんじで観れたんだけど…。
本当に残念。
技術指導(?)に大林素子が入ってたけど、短期間じゃ教えきれなくって、苦肉の策だったのだろうか…。という感じすらしちゃう。
他がよかっただけに本当に残念。
悶々とした気持ち
自ブログより抜粋で。
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原作小説から時代設定を変更してノスタルジックな方向に振ったのは正解だと思うが、ただそれに頼りすぎな感も。
時の流行歌に乗せて、深夜テレビ番組の『11PM』やエロ本といった、かつて思春期だった男性諸氏には大いに心当たりがあるだろうエピソードが繰り広げられて、確かに楽しいし、懐かしい。
しかしそういった小道具が時代の背景にしかなっておらず、作品の軸であるはずの思春期の男の子が抱く“性への興味”にいまひとつ結びついてこないのだ。
平たく言えば、良くも悪くもまるでエロくないのよ。
演出的に「イヤらしくしたくない」という気持ちが強すぎなのがありありで、コメディ的なオチがつく『11PM』のエピソードはともかく、エロ本はそれっぽい表紙が映し出されるだけで決してページが開かれることはない。
今のご時世そのものずばりの過激なヌード写真を見せろとまでは言わないが、エロ本を開く瞬間のドキドキ感こそが思春期そのものじゃなかったのか。
また女の子のことで頭がいっぱいの男の子たちが、普段目にしたことのないレオタード姿の女子生徒たちを目撃するシーンがあるが、そんな男の子たちにとっては夢のようなその光景を目の前にしても、彼らの視線を代弁するカメラは、ほとんど“引き”の構図ばかりで、ついぞ肝心なところをアップにはしてはくれない。これとて年頃の男の子の視線のやり場はそんなもんじゃないだろうと言いたくなる。
エッチ描写が足りないとばかり主張していると変な誤解をされそうだが、主役に綾瀬はるかがキャスティングされている時点でイヤらしい映画にならないことは、はなから了承済み。そんなことに多大な期待をしていたわけじゃない。
ただね、エッチ描写の件は一例として、おっぱいに夢中になる男の子たちの、彼らなりの一途さが描き切れているとはとうてい思えないのよ。
つまり、青春映画に成り得てない。
たとえば、なんだか一悶着ありそうな“幼なじみの同級生の女の子”(小島藤子)も登場するのだが、これがまた“幼なじみ”である必要性があまり感じられない。
彼女視点での揺れる乙女心は一応描かれてはいる。しかし、男の子目線からは、そんな身近な女の子に“大人の女性”への成長を垣間見るのもまた、思春期の一ページだと思うのだが、そういった描写はまるでないままに終わってしまう。
文句ばかり並べてしまうが、そういった不満が次々と湧いてしまう理由は非常にはっきりしていて、それは思わせぶりなタイトルでありながら実はエッチじゃないからというより(もちろんそれもあるが)、この映画が思春期の男の子たちのドタバタを描いた青春映画のフリをして、実は美香子先生の成長ドラマであるという、表面上の展開とドラマ的な軸とがうまくかみ合っていないから。
その美香子先生の成長ドラマは、わかりやすい伏線から想像できる範疇ではあったが、それ自体は泣かせるとてもいい話で申し分ない。
ただ、なんだか「イヤらしくしない」という大命題の元で、その方向に踏み込めない分を補うための過剰演出のような気がしてならなかった。
思えば羽住監督の過去の作品では、一部の批評家筋や映画通からは嘲笑されることもあったが(自分は嫌いではない、大いに肯定している)、一貫してそのばかばかしいまでに弾けきった熱い青春描写が持ち味だったのに、本来その才能が遺憾なく発揮されるはずの本作では、この題材のばかばかしさを寸止めにして煮え切らない作品になってしまったようだ。
懐かしい思春期の男の匂いがする映画
映画で感じることがないのは匂いだ。しかし、この作品では、画面から匂いが漂ってきているように感じた。薄汚い男子バレー部室、おっぱいに執着する男たち、と、男には懐かしいが女性にはあまりウケの良くない、性欲ムンムンの思春期の男たちの匂い。しかし、一方では若くてきれいな女性教師の汗や小汚いが素朴な一杯飲み屋、など、いい匂いもしてくる。その匂いたつシーンが多いのが、この作品の魅力のひとつだと思う。
この作品は、教師だった原作者の女性の体験に基づいた実話に近い内容らしい。その原作は読んではいないのだが、映画を見る限り、その思春期の男たちの匂いに原作者が愛着を感じていた、教師としての優しさを大いに感じられた。だから、女性が嫌うようなシーンがあっても、この作品が意外に女性たちにウケがいい要因ではないかと思う。その意味では、原作者の思いや気持ちを体現してみせた、主演の綾瀬はるかの純粋な演技に拍手を送りたい。私個人は、今までは綾瀬はるかという女優は、天然ぽいところが苦手で、ちょっと見づらい役者さんと思っていたのだが、その見方は180度変えなければいけないようだ。
映画評論家的な見方をすると、この作品のストーリー展開は新味があるわけでもなく、これはスゴイと唸らせるシーンがあるわけでもないので、評価が低い人も多いかもしれない。しかし、観客が画面に登場する人たちすべてに共感し、思わず応援したくなる気分になる、エンタテイメントの真髄がある作品にはあまりケチなどつける必要などないだろう。80年代の雰囲気、流れる歌謡曲も心地よい、こういう作品はもっと世間的に話題になってもいいと思う。が、題名で損したかなあ...。
見なければよかった。
ニヤッと笑い
わかりやすいし、かわいいし、いいと思う
11PM
何だコレっ!!!
ナイスなおっぱいに戻りたい。
おっぱい。っていうのは赤ちゃん言葉なのだけれど^^;
胸。乳房。と言うよりもずっと身近な感じになるんだろか。
おかあさ~ん♪という感じですか?男性陣の皆さん…。
おバカな中学生たちが、新任女教師のおっぱいを見るために
バレー部で奮闘する青春コメディ…なのだけれど、
懐かしさ満載♪かと思いきや、ずいぶん現代版という感じ。
思うに70年代の教師・生徒は、あの感覚ではなかったと思う。
遠ざかる記憶…からしても、そんな気がする^^;
とはいえ、実話なんだそうだ。確かにほのぼのとして温かい。
演出まで生温くなってしまったのが残念、そんな感じだ。
綾瀬はるかの顧問先生ぶりは面白かった。
まぁ先生も人間だから、生徒との距離をどう図ればいいのか、
特に新任ということで前校での失敗を繰り返したくない、と
ややムキになって彼らを指導している姿が微笑ましかった。
対する生徒たちは、素直なのか?大人をバカにしてるのか?
何とも一筋縄ではいかない行動力を見せる。
う~ん、、あの頃の中学生ってこんな感じだったかなぁ。
どちらかというと…何を考えているんだか分からない、
現代の子供たちを映し出しているように私には思えた。
先生のおっぱいが見たい一心で、練習に励む彼らには笑える。
そんなくだらないことで(ゴメン♪)懸命になれるところが可愛い。
私がこの女教師だったら、もちろん約束は破るだろうが(汗)
でもこの子達の気持ちをどうにか酌んでやらねば!と思うだろう。
なにかに夢中になったり、おバカな妄想を抱いたりすることが
その後の人生で(計らずも)必要な選択を提示してくれたりする。
今作で綾瀬はるかが演じた先生も、まさか自分が教師になるとは、
その頃は思いもしなかったことなのだから。
私は先生の一言で人生が変わった!なんていう経験がないので
できればそんな先生に逢ってみたかった気もする。
(映画の淀川長治先生には、生前にお逢いできていないので)
70年代ポップスを、これでもか!とばかりに使っている本作。
ハマショー、キャンディーズ、フィンガー5、永井龍雲…と
懐かしどころは目白押しなんだけれど、まったく統一性がない!
ヤザワがかかったあたりでは、えぇ!?と、やや面喰った。
おっぱいもポップスも、出し惜しみするくらいが丁度いい。
(仲村トオルに「ナ~イスおっぱい」と言わせたのはさすがだ。)
綾瀬はるかでは・・・
きらきらきらきら
まっすぐで熱い中学生たち
胸がいっぱいになりました。
中学生くらいの頃、頑張るエネルギーとか
仲間、とか、そういう熱の波がそこらじゅうにあって、
何も考えずにただ、全力だったことを
経験的に知っている人はとても多いはず
一つの出来事がすぐ、自分たちの生活の全てになる。
楽しいときにあっいまちょー楽しいと、
自覚するようになったのはいつからだろう、
あのバレー部たちはきっと知らない
どれほどのまぶしさで
周りを明るくしてるかということ
いつの間にか先生になってしまった自分を
客観との隙間で持て余していた
美香子が、おままごとを卒業する感じ、
すがすがしくて温かくてホカホカの白いごはん
大切なことを伝えるためには
悲劇や難しいことを並べる必要なんてなくて
おにぎりの具はなんだって良くて
だって一生懸命な姿って無敵、
と涙涙涙!
映画館で、「おっぱいバレー」を一緒に観ている知らない人たちと
こういう感動を共有している、
そう思える雰囲気に大満足していい気分の帰り道です。
『ナイスおっぱい!』 言いたくなります。
見終わったあとに『ナイスおっぱい』と言いたくなる作品です。
タイトルが色物っぽいので損をしていますが、色物ではなく、若い先生は『よい先生』になるにはどうすればいいか、過去を反省しつつ生徒との関わり方に悩み、おっぱいを見せるか見せないか葛藤もし、恩師にも恩を報いたいと考える真面目な先生。
生徒は、エロのことしか考えてない能天気、お調子者。
こんな人々ですが、生徒同士がかばいあったり、生徒が先生をかばったりその逆もあり、物事(バレーとか仕事)にキッカケはどうであれ真剣・一生懸命・ガムシャラに向かって行くとこがテーマのお話でした。泣ける部分もあります。
恩師や生徒の親、先輩とのエピソードがストーリーに奥行きをあたえて良い映画に昇華しました。
生徒達と同年代の自分も11PMでの『大人の遊び特集』とタイトルで引っ張っておいて実際は『囲碁特集』だった。と言う様な”肩透かし”は大人への第一歩だったし(今もか?)、当時はみんな同じ(考えかたも行動も)エロだったことを懐かしく思い出しました。また、当時のクルマの大量登場も興味をそそられました。渋滞になるくらいまでクルマだす必要もないだろうに、音楽と共にこだわりがあって楽しめました。
綾瀬はるか イイ!
もっと暴走しても良い
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