「ナイスなおっぱいに戻りたい。」おっぱいバレー ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
ナイスなおっぱいに戻りたい。
おっぱい。っていうのは赤ちゃん言葉なのだけれど^^;
胸。乳房。と言うよりもずっと身近な感じになるんだろか。
おかあさ~ん♪という感じですか?男性陣の皆さん…。
おバカな中学生たちが、新任女教師のおっぱいを見るために
バレー部で奮闘する青春コメディ…なのだけれど、
懐かしさ満載♪かと思いきや、ずいぶん現代版という感じ。
思うに70年代の教師・生徒は、あの感覚ではなかったと思う。
遠ざかる記憶…からしても、そんな気がする^^;
とはいえ、実話なんだそうだ。確かにほのぼのとして温かい。
演出まで生温くなってしまったのが残念、そんな感じだ。
綾瀬はるかの顧問先生ぶりは面白かった。
まぁ先生も人間だから、生徒との距離をどう図ればいいのか、
特に新任ということで前校での失敗を繰り返したくない、と
ややムキになって彼らを指導している姿が微笑ましかった。
対する生徒たちは、素直なのか?大人をバカにしてるのか?
何とも一筋縄ではいかない行動力を見せる。
う~ん、、あの頃の中学生ってこんな感じだったかなぁ。
どちらかというと…何を考えているんだか分からない、
現代の子供たちを映し出しているように私には思えた。
先生のおっぱいが見たい一心で、練習に励む彼らには笑える。
そんなくだらないことで(ゴメン♪)懸命になれるところが可愛い。
私がこの女教師だったら、もちろん約束は破るだろうが(汗)
でもこの子達の気持ちをどうにか酌んでやらねば!と思うだろう。
なにかに夢中になったり、おバカな妄想を抱いたりすることが
その後の人生で(計らずも)必要な選択を提示してくれたりする。
今作で綾瀬はるかが演じた先生も、まさか自分が教師になるとは、
その頃は思いもしなかったことなのだから。
私は先生の一言で人生が変わった!なんていう経験がないので
できればそんな先生に逢ってみたかった気もする。
(映画の淀川長治先生には、生前にお逢いできていないので)
70年代ポップスを、これでもか!とばかりに使っている本作。
ハマショー、キャンディーズ、フィンガー5、永井龍雲…と
懐かしどころは目白押しなんだけれど、まったく統一性がない!
ヤザワがかかったあたりでは、えぇ!?と、やや面喰った。
おっぱいもポップスも、出し惜しみするくらいが丁度いい。
(仲村トオルに「ナ~イスおっぱい」と言わせたのはさすがだ。)