ララピポのレビュー・感想・評価
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タダの変態映画ではないと期待したい。
醜態をさらす者、変態、学歴の無い女性、太った男女、下層階級の解釈の仕方に演出家や脚本家の個性が入り過ぎ。つまり、変態映画なんだろう。しかし、タダの変態映画ではないと期待したい。
さて、
そう言った商売にいきなりAVとは的を外している。女性にとっての究極の商売がAVとは、協賛する企業がAVだからなのだろうか?赤線が無くなって、今年で約65年経つ。AVが最悪の身を落とす商売(映画の中でそう言った表現をしているはずだが)とは言えない。
東京都台東区、川崎市堀之内、滋賀県雄琴、兵庫県福原、福岡県中洲等に、そう言った商売は堂々と存在する。
若い男性の方達には申し訳ないが、仮想空間での恋愛に抑えるべきだ。変態と言われようと、オタクと言われようと、妄想は妄想。妄想を実態に変えては駄目だ。男女共にマッチングしない恋愛は、残念ながら男女共に醜態をさらす亊になる。だから、プライドを持って、本当の恋愛を真剣にしよう。男女ともに醜美は関係ない。『男女の付き合いなんて、一緒になって見ないと分からない』と言う事だ。それが嫌なら、恋愛はすべきでない。生殖行為を伴う恋愛は、時間を超越した責任が必要となる。
ジジイな僕は恋愛はうざい物になった。僕だけの感情なのだろうが、女性の醜美をはかれなくなった。どんな女性を見ても綺麗だなと思う。勿論、性的マイノリティーではない。
lot of people
杉山はヤバいタイプ。女に振られ続けたからといって、ひきこもりになってしまうまではいい。上の住人のセックスを盗聴するのもいい。しかし、出会ったロリータファッションのぽっちゃり女(森三中の村上知子)に「釣り合ってる」と言われたことに腹を立てるなんて・・・なんて理性のない下半身なんだ。まぁ、その下半身という人格も破たんしてたような気がする・・・
そんな序盤のストーリーが終わると、次はデパガのトモコ。堕ちていく女という点では生々しいけど、映像的にはそれほどでもない。それよりも中村ゆりが最初は地味でさえない雰囲気だったのに徐々にお水系の綺麗なねーちゃんに変身していく様子がよかった。
あまり面白くないんじゃないかと思っていたが、6人の男女が繋がっていく様が非常に面白いのだ。「この世界には2種類の人間しかいない」という語りで始まるが、結局は皆上へ這い上がれないままでいるところもいい。
まずはAV出演が決まったトモコ。そして同じころ栗野によって熟女良枝もAV出演へ。親子丼というテーマだったのだが、トモコと良枝が実の親子だったことが判明。そして、ゴミ屋敷に火を点けたのが青柳だったり、デブ女は実はプライベートビデオを撮るAV女優だったとか、その彼女にファンレターを送るのが栗野だったり・・・
そんな中で良枝が介護疲れで母親が2階で死んでいて、その悪臭を隠すためにゴミ屋敷にした経緯がなんとも切ない。彼女のエピソードだけで映画が1本出来そうなほどだった。しかし、彼女も結局はエロ。いくら介護疲れが原因であってもエロじゃ同情できなくなる(笑)。
ちなみに“ララピポ”とは"lot of people"をネイティブに発音したもの。大都会において、二種類の人間しかいなくても、片方は極端に少数なんだろうな。
このどうしようもない俺たちに!
コミカルな映画だけど、
リアリティのある人間たちの実情を
描いてるなぁーって、思った。
ラスト、この先どうなるのかっていうのは
ないけれど、やっていくしかねぇんだって
思えた。
俺も、このどうしようもない人達のなかのひとりなんだ。
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