PARIS パリのレビュー・感想・評価
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こういうフランス映画好き!
「人」と「街」がジワジワ沁みてくる。 個人的には、パリって「古都」のイメージのほうが強かったんだけど、やっぱり近代都市でもあるし、セーヌ川とエッフェル塔からちょっと離れた部分のパリのいろんな顔が見れるのも嬉しい。 そして、そこに生きる人たち。 「人」の種類・内容・生き方は、東京と大差ないと思う。 だからこそわかる。 最後、彼はもう一度姉に会えたのだと思いたい。
パリらしい?
見ず知らずの人たちがささやかな場面ですれ違ったり、接したりする、そんな刹那的な都会生活を、パリを舞台に描いた作品。 ストーリーに意外性はなく、淡々と進むのだが、登場人物たちのキャラが立っているため、彼ら/彼女らがどう生活を送るのか、目を離せないまま見続けるきとができた。 しかし、ドラマチックな最後があるわけではないので、見終わってみると、不完全燃焼感が残る。その理由の一つに、パリ固有性が感じられなかったことがある。舞台をニューヨークや東京に変えても、このストーリーは成立するように思える。あえて映画として見るんだったら、パリならではの深みがもう少し欲しかった。
生きる喜びとは?
パリ。花の都と呼ばれていても、実際は住人達の出会い、恋、別れ、憎しみ、苦悩など様々な人生が渦巻いていますねぇ~。パリに冬に行ったことがある人ならこの映画独特の雰囲気がよく分かるはずです。曇りのちょっと通り雨が降っている、あの独特の淋しい憂鬱間。エリック・サティの『グノッシエンヌ・1番』が2回も使われていて、さすがパリ好きの監督だけあって、パリの観光宣伝映画にも使えそうなくらい、誰でもわかるような観光地が沢山出てきますね。パリ好きの人には涙が出るほど嬉しい映画です。主人公が住んでいたアパートが有名な『ペーラシェーズ墓地』の横にあるのもストーリー上意識しての設定でしょうか?丁度、近所のアパートにいたことがあるので個人的には非常に嬉しい映画でした。
様々な人生模様がパリにはある!
自分のアパートから パリの風景を眺めるのが好きなピエール。 彼は医者から、心臓の病気の為に 心臓移植手術しなければならない事、 だが手術したとしても成功の確率は半分以下 と告知される。 そんな彼を、シングルマザーの姉が世話をしてくれる。 姉は子供たちを連れ、 かいがいしく彼の面倒を見てくれる。 ピエールの部屋から見える様々な人生模様。 彼のお気に入りの女学生を追いかけ廻す大学教授。 彼の行為はやがて気付かれてしまう。 でも、何故か良い仲に。 離婚以来もう一歩踏み出せ切れなかった姉にも いつしかボーイフレンドが出来る。 いろんな人達のパリでの人生模様が有る。 哀愁と自分ひとり支えるのに 四苦八苦している様がある。 だが、必死にもがいている時に触れる 魂と魂の交流に至福の幸せが見て取れた。
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