ダレン・シャンのレビュー・感想・評価
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シリーズの第一話か?
ダレン・シャンという言葉の語呂がいい。吸血鬼と人間のハーフという設定もよくあるパターンだが魅力的だ。吸血鬼の世界で戦争が始まるという第1話のようなストーリーだ。次回作を期待。
がっかり
開始すぐ!で、『まったくダメだな』、久々のダダスベリでした。原作ファンはもちろんのこと、原作を知らない人も、ぜんぜん面白くなかったのではないでしょうか。吹き替え版をみたのですが、主人公役の吹き替えの男優(?!)をどうして選んだのか・・・。期待していただけにガッカリ。次回作を検討しているのなら、製作メンバーを変更するべきだと思います。
ダレてないジャン。
観るまでは、何これ?吹替え版しかやってないし、
何だかイマイチ観る気がせず、レビューを読んでも
あららら…という感じで^^;ダレンなだけにダレていた。
おそらく内容もダレ~ッとしてるんだろうな、なんて
観る前からこういうことを考える自分もバカだけれど、
期待しないという選択は、時として良かったりする。
もちろん原作を知らないので(これが大きいか?)
普通に海外ドラマを観ている感じで楽しかったのだ。
吹替え?という違和感は(字幕で観たい派としての)
達者な声優陣(山本裕典は巧いがLilicoは失敗だな)
に後押しされホントに海外ドラマ風でテンポがいい。
確かに子供じみた奇天烈な展開ではあるのだけど、
(そして現代っ子のドライな感覚も垣間見れるけど)
セットも音楽も悪くないし、分かり辛い展開でもない。
気味の悪さでは蜘蛛がかなり出てくるので(主役級!)
ダメな人はやめておいた方がいいかも、だけど^^;
ヴァンパイアにはハーフ種もある訳か。(爆)
それでヴァンパニーズっていう残酷種もいる訳ね。(爆)
ヴァンパイアは少しの血を頂戴して、人間族と共存、
けっこう健気に生きてるんだなぁーなんて同情したり^^;
同じ種族族同士で戦争するってどっかであったような…。
エ?何これ、このヒトの弟がニュームーン撮ったヒト?
兄弟でヴァンパイア映画を撮ったの?なんか笑える~。
片方は大ヒットみたいだけど、こっちはどうなんでしょ?
ただ私のようなオバサン種からすると^^;
芸達者な俳優陣がノリノリで演技しているこっちの方が
面白かったな。何たってジョン・C・ライリーの素晴らしさ!
メイク要らないだろ!?くらいの顔力してますよ、彼は。
主人公を引っ張る、もうこうなったら親御さんの精神で
彼を導きつつ、自分と同じような恋に落ちる息子(爆)を
温かく見守り…でもまだ何か秘密がありそうだけど?^^;
そしてまだまだ嬉しい俳優陣!
我らが渡辺謙はもちろん(まったく違和感なしのデコ)
W・デフォーはどんなメイクしてもすぐ分かるし^^;
S・ハエックは髭が生えるし(これが違和感ないんだ)
海外ドラマファンには懐かしいアリー・myラブの
J・クラコウスキーまで出ている!(手が生える女^^;)
ダレン・シャン、観る前までは
ダレてんジャン。とか書こうと思ってのたけど^^;
これが意外と、ダレてないジャン。という感じ。
(新星、J・カールソンもいかにも普通で可愛い感じだ)
脇役人がいい!
ジョン・C・ライリー&ウィレム・デフォーが良かった~。
主役と友達役の子は、母性本能をくすぐられる少年達のようで、インパクトに欠けましたが・・・。渡辺謙は上手い演技でした。
なんとなく、海外ドラマのHEROSのようなCGがあったりで
まぁ、楽しめました。吹き替えも観たかったな~
やはり感情移入が難しい
原作に忠実になろうとする反面、登場人物の感情・葛藤に共感するもの薄い。もっとエキサイティングなものを求める人は、残念ながら裏切られる。
すでに特撮・CGは目新しさなく、吹き替えも新鮮味がない。監督は、一体何をアピールしたかったのだろう。それが問題だ。次回作に回答があるのだろうか?
特に何も感じない…;
感情の描写が少ない。
何で登場人物がそうするのかがわからない。
戦いの理由もイマイチ。
はじめのオープニングは独特の雰囲気に浸れて面白かった。
笑えるシーンも少しある。
でも、見終わった後何もない。
本当に、困るくらい何もない。
あと、字幕派なので、
字幕で観たかった…。
…感想に困るww
原作を読んでないので何とも言えませんが…いわゆる普通です(´ω`)
つまらなぃという訳ではありません!!
映像の雰囲気とかは好きですし,観てる間は楽しめました。ただ,展開は分かるし意外性とかは全くありません(笑)
吹き替えで観たのですが(字幕なかったので)山本○典くんの声のイメージが強すぎて;山本くんは好きだけど字幕で見たかった(笑)
悪い作品ではないと思うので続編次第ですね♪
欧米で人気の吸血鬼ものは日本では厳しいです。
映画トワイライトもそうだったけど、欧米で人気の吸血鬼ものは日本では厳しいですね。アニメでは吸血鬼ものが人気なのに。すべてにおいて恵まれていた主人公がどうして吸血鬼の世界に身を投じるのか、よくわかりません。V3のように吸血鬼たちに襲撃されて幸せな生活を壊されてその敵をとるとか、ハリーポッターみたいにもとは恵まれない境遇のコが超常的な力を身につけていくといった話の方が主人公に感情移入できると思います。
渡辺謙さん率いるフリークス集団は、リアルに描くと差別的になるので、XーMENのようなミュータント風にしてます。彼らを巻き込んで吸血鬼同士の戦争がはじまり…それは続編で。
それなりに愉しめる、スタイリッシュなティーンムービー
原作からの大胆アレンジが功を奏したのか?奏さなかったのか?
熱心な原作ファンからしたら、ヤキモキする部分もあったのでは?と思いますが…楽しかったですよ。
まあ、原作シリーズ読んだのはもう何年も前だし、あまり覚えてなかったし…自分的には純粋に楽しめましたwそれなりにw
ヴァンパイアVSヴァンパニーズという図式の早々のネタばらしとか…
デズモンド・タイニーはオブザーバーの筈なのに、足を踏み込み過ぎだろうとか思ったり…
スティーブの正体、早々と明かしちゃったり…
等々思いを巡らしつつ、「話3巻分」+「シリーズ全体のテーマ」を盛り込んで、よく2時間弱でムリなく仕上げたなあ、と感心します。
んで、肝心の出来はどうなのか?
それなりに…それなりに…。
ジョン・C・ライリー、ウィレム・デフォー、サルマ・ハエック…キワモノ俳優のごったミックスを愉しむという手もアリです。
それなりにw
これって、少年少女向けだったのね。。。
ハリポタが、最終章に入るので、それに代わる新しいファンタジー映画の登場かと、自分勝手に思っていましたが、違った。
確かに、観客は小・中学生が多かったので、あれれ・・・ ひょっとしたら選ぶのを間違ったかな~とは、思ったのだけれど。
少年少女向けのファンタジーにしては、少し悪趣味だし、かと言って大人が見るには耐えられないな。
優等生で良い子のダレンが、何でサーカスの蜘蛛を盗むのよ~。
たとえ、蜘蛛が彼にとって、特別の存在であっても。
ここで、変だ!と思った。
かと言って、悪友のスティーブにも、家庭の事情があるにしても、可愛そうなどの感情もわかない。
親友のために、自分の親や家族を捨て、半分バンパイアになるだなんて・・・
はあ・・・ これが正義???
きっと、ダレンやスティーブの内面を描き切れていないのでしょうね。
原作は読んでいないけれど、かなり端折ったのかな。
サーカスの出し物の内容も、不気味さを出したかったのかもしれないけれど、暗くて見世物小屋的で、楽しめなかった。
ラストも、次回作を作るぞ!と、その気満々の終わり方が、鼻についた。
中途半端すぎる。
途中、眠くなって、3分×3回ほど寝てしまったけれど、大丈夫。
ちゃんと、ついていける。
ジョシュ・ハッチャーソン君、少年から随分成長したね~。
渡辺謙さん、ファンなのに、あのおでこは・・・。
オープニングの影絵は、美しかった。
バンパイア ジョン・C・ライリーの存在が面白かった!
ダレン・シャン役のクリス・マッソグリア、親友の命を救う為にハーフバンパイアになってバンパイアの力を身に付けていく・・・バンパイアの洗礼を与える導師、ラーテン・クレプスリーに扮する、ジョン・C・ライリー、奇妙なサーカス団長の渡辺謙の存在がストーリーを面白くしていた。もちろんクリス君は、かわい少年でした。皆が気楽に楽しめる映画です!
大スケールの物語で無いなら他の部分に力を注ぐべきでは? 〔修正〕
まず初めに、色々文句を書いてるのでご注意を……。
切り絵アニメのようなオープニングはなかなかステキだし、棺桶から始まる物語なんてのもそうそう無い。吸血鬼やフリークショーが絡む物語や奇妙なキャラ達はオリジナリティ十分。
それでもこのスコアを付けた理由は……ズバリ退屈だったから。
同じ児童文学の映画化で言えば、こないだレビューした『パーシー・ジャクソン』は主人公らの心理描写がほぼ皆無で共感しにくい映画だったが、派手なシーンは盛り沢山だったので難しい事は考えず楽しめた。しかし本作は、ヴァンパイア同士の闘いや奇妙キテレツなサーカスなどの場面はあるものの、画ヅラの派手さで観客を楽しませるにはちとツラい物語。
勿論、それは別に欠点じゃない。全てのファンタジー小説が壮大なスケールと決まっている訳じゃなし。
原作は未読だが、もともとの物語がスケールの大きい話で無いのなら、主人公をはじめとした数多の風変わりなキャラクターの魅力を引き出そうとしたり、その奇妙な世界観の再現に力を入れたり、何かしら観客を物語に引き込む努力が必要だと思う。
この映画にはそれがない。
主人公が豊かで幸せな生活と家族を捨ててまでハーフ・ヴァンパイアになる理由は薄っぺらいし、その主人公を逆恨みする親友の行動はほとんど理不尽だ。
物語の重要な要素であるヴァンパイア同士の戦争についてもその深刻さはサッパリ伝わらず、フリークショーのメンバーもさっくり紹介された程度で人となりはほとんど伝わらない。
ここまでキャラ描写が薄いと、若手俳優はおろか、ジョン・C・ライリーや渡辺謙といった実力派でも救いようがない。演技の上手下手以前の問題だろう。
という訳で、もっと面白くできる話だと思うのに、結局は話の筋を追うので手一杯のまま終わったという印象。
最初に書いた通り、物語のオリジナリティはあるし、活字で読んだらきっと楽しめるのかも。勿体無いです。
しかし、どうして吹替版しか上映してないんだろ?
渡辺謙が自分の役の吹替をやっているのには驚いたが(もともと良い俳優さんだし、流石に自分の役だけあって上手い)、主演クリス・ムッソグリア〔修正:役者さんの名前、間違ってました……〕やサルマ・ハエックの吹替は正直酷い。聞くに堪えないとまでは言わないけど、それに近い。
観たい方はDVDで字幕版を観る事をお勧めします。
<2010/3/20鑑賞>
ファンタジー
話が分かりやすく、主人公が美形で、
展開が速く、スリリング。
私好みでとてもよかった!
舞台挨拶付のプレミア試写会に行って
主演のクリスを観ることができてラッキー☆
まだ17歳だけあってか、受け答えが丁寧でとても好感を持てた。
イングロリアス・バスターズですぐに引っ込みたがったブラピとは大違い。
クリス、続編も待ってるぞー!!!
闘いをはっきりと…
原作を読んだ人はわかるのかもしれませんが、この物語の世界観、背景みたいなものがよくわかりませんでした。闘いも加速しながらが多くてはっきり見れないしもう少し迫力ある闘いが見たかったです。でも最後まで飽きずにみれたのでもし続編があれば見ようとは思いました。
まぁまぁ肩肘張らずにアトラクションムービーとしてみれば、楽しい作品ですよ。
またパンパイアの話なの?とテーマ的には食傷気味になるくらい、このネタの作品が増えてきています。
ただ「ハーフ・バンパイア」という合の子という概念は、今までなかったでしょう。その結果、昼間でも活動できるし、人の血を吸わなくても何とか凌いでいけるというこれまでにないバンパイアが誕生しました。突っ込みどころは多々ありますが、肩肘張らずにアトラクションムービーとしてみれば、楽しい作品ですよ。
すごく共感出来る部分として主人公の少年ダレン・シャンは、自らの宿命に苦悩し成長する等身大ヒーローとして描かれて、感情移入しやすい存在なのです。
これまでの恐怖をテーマにしたバンパイア作品と違って、友情と宿命という二つのテーマがやがて絡み出し、相克しあい、そこに善悪の対決が浮き彫りにされていくというストーリー性がウリになっている作品でした。
そのため子どものみならず大人をもトリコにしてしまう要素がタップリと詰め込まれているのです。
例えばハーフ・バンパイアとして生きることを選んだゆえに迫る、愛する家族との別れ。あこがれていたバンパイアになったことを嫉妬されたことから、崩れそうになる親友スティーブとの友情。身を置くことになったサーカス団"シルク・ド・フリーク"で出会う、ヒゲ女、ヘビ青年、狼男といった新たな仲間とはぐくむ絆。悪の吸血鬼一派"バンパニーズ"に引き合わせようとする謎の男ミスター・タイニーの出現…。
2時間の展開のなかで、次々と新たな要素が登場するので飽きることはありませんでした。そのなかでダレンが心を通わせる、サルのしっぽを持った少女レベッカとの淡い恋には、ちょっと胸キュンとさせられることでしょう。
バンパニーズとバンパイアの対決シーンは、CG多用ながらもなかなか迫力あるアクションシーンでした。
そんな数々のドラマと試練、それらと向き合いながら"半人前"から"一人前"のバンパイアになろうと悪戦苦闘するダレンの成長にグッとくるはずだったのです。でも家族の別れなど、ダレンの心情をそんなに深く掘り下げていないので、涙を流すほどのシーンがなかったのは残念です。やはりエンタ寄りの作品なんですね。
注目は、シルク・ド・フリークの団長ミスター・トール役を演じる渡辺謙。あんな大男で、チョット恥ずかしいくらいのデコちんという異形は自ら選んだキャラだそうです。日本語吹替え版だったので、団長の声は誰がやっているのかと思ったら、本人が吹替えもやっていました。
トール団長の見せ場は、何と言ってもサーカスでの口上のところ。さすがの貫禄で、朗々と良く通る声で、フリークの登場を告げるところはカッコイイ!
それだけでなく、バンパイアとバンパニーズの対立のなかで、信念をもって中立を貫き、仲間を巻き沿いさせないという決意を表すとき表情が素晴らしいのです。そのときの目力には、メロメロになりました。そういえば映画『彼岸島』で渡辺大も素晴らしい目力を魅せています。親子二代に渡って、渡辺父子に共通することは、自分の演じることに迷いがないという演技力への圧倒的な自信だと思います。
トール団長の魅力は、ユニークな個性を持つフリークたちを一つにまとめ上げるだけの包容力です。図体ばかりがでっかいだけでなく、心も大きいのでした。演じている渡辺謙も、団員との絆の強さを印象づけるよう演じたそうです。
渡辺謙が語るトール団長の魅力の秘訣とは、弱者の目線を分かち合っているということ。フリークたちたちは、いわば社会からスポイルされている弱者ばかり。そんな彼らをサーカスに引き取って、共に助け合って生きられる場を提供しているわけなんですね。
その眼差しに潜む限りない優しさが、トール団長の魅力を産んでいるのではないでしょうか。
最後に、本作はなんと日本のコミックが原作となっています。これからも続々と日本のコミックがハリウッドに注目され、世界的な注目を集めることでしょう。
これから漫画家を志している方には、多いに夢を抱いて欲しいなぁと応援したいですね。
再放送のアメリカンテレビドラマみたい。
3/11に試写会に行ってきました。
日本語吹き替え版の上映を見たのは、映画館でも、試写会でも初めてです。
何の知識無しに、ヴァンパイアムービー、渡辺謙さんが出るとだけ、
面白そう、と結構期待して見に行きました。
日本語吹き替え版だったからか?
なんだかお昼頃にやってる、再放送のアメリカのテレビドラマを見たような感じでした。
有名な俳優さんがたくさん出てくる割には、アメリカのテレビドラマっぽい作りでした。
ストーリーもいまひとつで途中で眠くって仕方無かったです。
久しぶりにプラトーンに出てたウィレム・デフォーはお爺さんのようになっていてビックリ。
渡辺謙さんの役柄は・・・・やっぱりハリウッドだとアジア人はヘンな役をやらされるのかなぁ?
この映画は、子供向けにしてはハリーポッターみたいなワクワク感やドキドキ感も無く・・・・・・。
期待ハズレだったかな。
もうちょっとひねって欲しかったなぁ。
黒板をXXXするシーンは必要???
超人気の小説が待望の映画化ということらしいが、正直、私好みの映画ではなかった....。
何不自由なく暮らしている優秀な少年ダレン・シャンは、バンパイヤーに憧れ、いつか生まれ変わりたいと願っている親友を助けるべき自らハーフバンパイヤーになる.....そして、よく分らないが、バンパイーヤー同士の戦争に巻き込まれていくらしい.....続編が期待されるのか?
渡辺謙がいい感じの役どころで出演しており、映画全体を盛り上げています。
冒頭で教師が黒板をXXXするシーンが強烈で、背中にゾクッとした嫌な感じが終始引きずる中、今度は主人公のダレン・シャンがそれを超えるXXXを....今、思い出しただけで寒気を感じ、そのシーンがあることから2回目は観ないと思う....このシーンの狙いは???
もう少し工夫がほしかったバンパイアもの
これから観ようと思っている方に、まず最初に言っておきたいのは、蜘蛛嫌いなら観ないほうがいい、ということだ。主人公が蜘蛛好き、という設定や物語の導入部分でドクドクシイ色をした蜘蛛が活躍するのだが、私は嫌いというより苦手だったこともあって、最初から背中がムズムズして仕方がなかった。実物ではなくCGでの創作とはいえ、蜘蛛がスクリーンいっぱいにリアルに動く姿は、苦手や嫌いな人にはちょっとキツイと思う。
ただ、その導入部を過ぎると、登場人物たちの気味悪さもわりと受け入れられて、それなりに観られる作品だ。
特に、ちょっと個人的にうけたからかもしれないが、シルク・ド・フリークスなるサーカス軍団には笑わせてもらった。あのシルク・ドゥ・ソレイユの裏、陰を受け持つという意味合いなのだうが、あのトッド・プラウニングの珍品「フリークス」を思わせるキャラクターが次々と登場するシーンは、懐かしさでスクリーンに入り込んでしまいたくなるくらいだった。しかし、実はこの作品の物語は、そのフリークスたちとはあまり関係ない、バンパイア(吸血鬼)たちを主に描いている。
この作品のあらすじを大まかに言うと、バンパイアとバンパイア一族の中でも悪集団バンパニーズとの対決の物語だ。ストーリーテリングの最中、しきりに「凄惨な争い」などの思わせぶりな言葉が出てきて、映画の後半に壮烈なシーンが展開されるのかと期待していたのだが、結局、少人数のカンフーまがいの殴り合いばかりしかなかったのは、肩透かしをくらったな気分になった。しかも、この作品の場合、バンパニーズとは本来どういう連中なのか、というのをはっきりさせておくべきだったのに、派手な対決がなかったために、お茶を濁す程度の紹介になってしまったのもいただけない。もっとバンパニーズに焦点をあてるような演出の工夫はできなかったのか。
さらに工夫と言えば、主人公とフリークスたちの関係の部分だ。主人公のダレン・シャンはハーフバンパイア(この意味も定義もよくわからない)になったがために、シルク・ド・フリークスの一座と生活をともにするのだが、もともとは見下していたであるう者たちを理解する、仲間として自分も受け入れる、という部分は、主人公の成長過程として重要なはずなのに、いとも簡単な演出と脚本でやり過ごしてしまったのは、とてももったいないと感じた。この作品、全体にいまひとつ盛り上がりに欠ける印象をもってしまったのは、そうした物語のキモを演出や脚本で工夫していないからに他ならない。
若い役者たちは未熟な演技が気になるが、脇は渡辺謙などの名優が固めていて、映画そのものはしっかりとつくられている。だからもう少し、原作の良さを演出側が理解していれば、この作品はさらに面白い青春バンパイアものになっていたはず、だけに、本当に惜しいと感じるばかりだ。
ティーン向け
ヴァンパイア・ムービーという情報オンリーで観にいきました。
ん~、そんなに“ヴァンパイア”でもなかったですね、実際。
フリーク(奇人・変人)さんがたくさんいますので、なんだかにぎやかで楽しいです。
意外と 有名な俳優さんが多く出演していますが、ストーリーはいたって単純。
キッズ&ティーンは主人公目線で観ると、ハマっちゃうんじゃないかしら・。★
渡辺謙さんが変な頭で出てます。
でも司会進行&相談・交渉人で終わっちゃうので、もっと活躍してほしかった。
続編出るかな…次はDVDでもいいかな。。
全40件中、21~40件目を表示