ノウイングのレビュー・感想・評価
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虚しい
1959年の小学校。ルシンダの提案で未来予想図を皆で描いてタイムカプセルに埋めた。しかし、ルシンダ(ララ・ロビンソン)は数字の羅列を書いただけ。その手紙をケイレブが受け取り、家に持ち帰るが、たまたまジョンはそこに911012996という数字を見つけ、同時多発テロ事件との共通点を発見する。さらに見ていくと、過去に起こった大惨事の日付と犠牲者の数が見事に的中しているのだ。とりあえず、まだ起こってない数字をなんとか阻止できないモノかと奔走するジョン。余分だと思われてた数字も経度・緯度だと判明する。やがてルシンダの家族を見つけ、娘であるダイアナとその娘アビーと謎を探っていく。
途中まではすごく面白いのだけど、災害には勝てない。運命に従わねばならない・・・と絶望感いっぱい。そしてケイレブとアビーが“ノアの方舟”によって新たな人類の再スタートするという内容。終末思想、世紀末思想、さらには選民思想(ちょっと違うか)をも思い起こさせ、こんな作品に踊らされる新興宗教が生まれやしないかと心配にもなってしまう。最後まで生きるなんて前向きな発想が一つもないところに虚しくならざるを得ない。
選ばれし者たち
子らは選ばれた。地球が燃え尽きる様子を予測できる息子はノアの箱舟に乗れた。箱舟は伝承だけではなかった、と思わせる。
それを50年前のタイムカプセルと絡める展開は良かった。ニコラス・ケイジ、この時代はB級アクションが多かったが、これは恵まれた作品だった。ローズ・バーンは良いお母さん役、ドラマ「ダメージ」の印象が強すぎて、濃く見えてしまう。
いつか、書くかも
迫力ある映像の連発は、かなり気に入っているのだが、ストーリーの落としどころは、好きではない。
「日本沈没」の序盤であっさり海中に沈む伊豆半島に生まれ育ったせいか、大災厄が訪れた折には、全員が、分け隔てなく死ぬのだ、となんとなく思い込んでいる自分にとって、キリスト教の、「選ばれた民だけが救われる、カタストロフの時が来る」という信念が好きになれない。
勝手な話ですよね、失礼。
おうち-217
現在、絶賛ハゲ(ステイサム)キャンペーン中ですが、ふさふさ映画も見ます!
え?ああ、ニコケイそこまでふさふさじゃな(失礼しました)。
中盤までは引き込まれる。
迫力ある映像も。ただし、今見るとやはりCG感はアリアリですが、当時としては迫力あったんだと思います。
次から次へと起こる惨事。次は何?、と画面に食いついていたら、CGのスケールとは裏腹にしゅぅんとなっていくストーリー。
終わり方は『フォーガットン』や『運命のボタン』を見たときと似たような落胆感、、、しかも、本作はなんだかどこかの宗教PR動画(もしくは本編前に流れる映画配給会社の短いオープニング)のよう。
単純思考な私は、最後の難関をどうやって食い止めるか?にこだわってほしかったし、その悪戦苦闘が見たかったんだと思います。
全人類を飲み込む太陽フレアに立ち向かうニコケイを。そう、ハゲの神様ブルース・ウィリスのように!
なるほど…
…あの冒頭の父子の会話や授業の内容がラストに繋がっていくんですね。
期待した方向とは違った作品だったので少し残念ではありますが、飛行機や地下鉄の事故の映像は迫力がありましたし、まぁそれなりに楽しめたので良しとしておきましょう。
Everyone else. あ、そっちに持ってくのか。
昔よく見てたけど最近全く見なくなった俳優ニコラス・ケイジ。「そうだ!ニコラス・ケイジを見よう!」と思い立って一人で勝手に「ニコケイ強化月間」を初めてみました。その第1回「ノウイング」です。よくみるともう10年近く前の作品なんですね。ファンからは「若者のニコケイ離れ」とかいって嘆かれそうです(もう若くないけど)。
うん、久しぶりに観るニコラス・ケイジは相変わらず濃い!一度観ると忘れられないインパクト抜群です。共演のローズ・バーンは「x-men」でモイラ役だった方ですね。ものすごく美人といった訳ではないですが、その辺にもいそうな美人で好感が持てます。今回の役柄は全然好感持てませんでしたが。
ストーリーとしては序盤から中盤まではホラーっぽくて面白かったんですが、最後はまさかのSFになってしまうとは!?昔観てラストが悪い意味で衝撃だった「NEXT」といい、ニコケイこういう最後にひっくり返るタイプの話好きなのでしょうか?
地球が滅びてニコケイの息子と女の子だけ宇宙人に助けられると。そして、最後はアダムとイヴ意識なんですかね?あれはハッピーエンド?何となく日本人には分かりにくい感覚かもしれません。でもなかなか迫力あって楽しめました。
現時点ではニコケイの最後のヒット作となっている「ノウイング」。ニコケイが今後また復活できる日が来るのかは宇宙人じゃないと分からないですね!
意外にも楽しめた
ニコラス・ケイジ主演作は当たり外れが極端であり、観賞前はハラハラするものだ。
本作は「ダーク・シティ」のアレックス・プロヤス監督であり、これまたどう転ぶか読めなかったが、個人的にはかなり好きな作品だ。ディザスターものかと思っていたが、それだけではなく、SFやサスペンスなど複合系の物語である。詰め込み過ぎな気もあるが、物語上不自然に感じることは無く、純粋に楽しむことが出来た。
主人公の息子ケイレブが、学校の式典で開けたタイムカプセルの中身をもらい、それに触れたとたん、謎の黒い服を着た男が見えるようになり・・・という完全にホラー的展開からスタートする。その中身は過去の生徒らが50年後の2009年はどんな世界になっているのかを絵に書いたものなのだが、ケイレブにはびっしりと数字が記された紙が渡される。その数字が鍵となるのはすぐに分かるだろうが、少しずつ答えに近づいていく様は中々スリリングで良い。
また、黒ずくめの男らの正体に関しては、物語の終盤で明かされるのだが、良くある設定にも思えるが、この物語上では意外に感じる物が正体であった。それが分かってからは怒涛の如く置いてきぼりに遭う展開が待っている。ラストの宗教的解釈と言われているシーンまで、この最後の展開が納得出来ない人も多いのだとか。ちなみに私の母はこの終盤の展開が無ければ100点と話していたが、中々このラストは考えさせられる物がある。
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