「更生完了」ガマの油 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
更生完了
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ドンッ!と音がしたからぶつかってるはず。あれじゃバンの運転手はひき逃げ。その事故からの経緯はほぼ描かれてない。
悲しい話なのに、株で大損したときと同じように笑い飛ばす拓郎。息子の拓也が寝たきり状態のときに恋人ひかりの電話に出てしまい、つい拓也を装って話をしてしまう。拓也の幼なじみである三郎を少年院へと迎えにいった時の事故だったために彼もまた責任を感じていた。
そういや、小学生の頃、お祭りで香具師によるガマの油口上にまんまと引っかかって一つ購入したことを思い出した。サクラも見事だったし、本物の刀だと信じてしまった。この作品では拓郎の幼い頃の記憶とともにファンタジーのように描かれていたけど、益岡徹の演技によってのめり込んでしまった。
結構ギャグの要素が強いけど、悲しさを表さないためにどこか異次元に飛ばされてしまった感じになった。特にクマとの格闘は要らないと思う。まぁ、『君よ憤怒の河を渉れ』や『北京原人』よりは良かったけどさ・・・
ひかり(二階堂ふみ)とのやり取りはなかなか良かった。慰めるでもなく、成りすましによって行き過ぎた結果とはなったけど、「人は二度死ぬ」ことを伝えるくだりはなかなかのもの。そして、最も印象に残ったのはコロッケの山かなぁ。
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kossyさんのコメント
2022年5月25日
しろくろぱんださん、コメントありがとうございます。
小学生の頃を思い出して、とても懐かしかったです。
綿菓子やリンゴ飴や焼きそばを買わず、ついついがまの油を買ってしまった記憶・・・