「陪審員の議論のみでの展開が斬新。」12人の怒れる男 かつさんの映画レビュー(感想・評価)
陪審員の議論のみでの展開が斬新。
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リメイク元の米作品、日本のリメイク作品はまだ見ていないけど、裁判シーンもなく、陪審員の議論のシーンのみで展開する作品はなかなか斬新でした。
ただ、ストーリーのテンポの悪さが気になりました。全員が身の上話を長めに語る、しかも、それは本筋とは違う話なので、メインストーリー進行が何度も途切れてしまった印象。最初はいいんです。全員が有罪判決かというときに、一人二人異する意見を出すときに、「私はこういう考え」を示すために身の上を語るのはいいと思うけど、もう事件の検証が本格的に始まったあとの身の上話は間延びする印象が残った。
けど、極端な有罪派の人から、無罪派の人まで揃っていたので、様々な意見が飛び交い、事件を検証していく中で、有罪大多数が徐々に、無罪派が多くなっていく、そして議長の見解〜陪審団の結論。一連の流れ、おもしろかったです。惜しむらくは、事件の検証にもっと時間を割いて欲しかったですね。
ただ、陪審員が被告の面倒を見よう!という考えはどうなんでしょう?そこまで踏み込むべきではないし、責任を負うべきではないし、そう思った時点で公平な判断はできない気が。。
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