クローズZERO IIのレビュー・感想・評価
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裏切らない
前作のまま、勢いを落とさず、ホウセンのキャラクターも濃く、いいパート2だったと思う。
美藤のおっきいお兄ちゃんが出てきたとき、伝説の人がこんなおじさん?!とも思ったけど、案外すんなり飲み込めた。
特に漆原とたまおのケンカは両方のキャラクターがしっかりしているからより、ワクワク感があった。
たまおがとにかくカッコいい。
うーん…
ただただ殴る蹴るの内容の無い映画。映画を見る前と見た後とで全く何一つ得る物が無く時間とお金を無駄にしたなぁ…と思う映画。役者が一生懸命キチンと演技してたのにあまりの内容の無さが残念過ぎる。
出演者のファン以外は見なくても良いと思います。
前作見てないってものあるけど・・・
ちょっとよくわからなかった。
人間関係とかは、観ていればなんとなく理解できるのだけど、
前半は特に、小栗旬演じるゲンジが、何をしたいのかイマイチ。
眠くなってしまいました。
山田孝之と桐谷健太はひきだしの多い役者だなぁ、とあくびをしながら思った。
なんたってセメダイン。
さほど期待しなかった前作がすこぶる面白さ!だったので、
一気にファンになってしまった。シリーズ二作目の本作は
かなり前から期待していたのだが。。。
今作がどうのという前に、やはりトップの苦悩というものは
不良社会でも実社会でも、さほど変わりがないことが分かる。
てっぺんを取れば、左団扇か…?いや、違う。
むしろ、部下を纏める苦悩に悩む日々が続くんじゃなかろうか。
芹沢を倒したところでリンダマンに勝てない源治の苛立ちが、
まったく前に進もうとしない本筋とダブってこちらまで苛立つ。
しかし全編を通して観ると、なるほどね…という動きにはなるが。
以前「正しい不良映画に殺しは出ない。」と書いたのにx
今作は過去の鳳仙学園との抗争でいきなり相手を刺している。
犯人・川西が出所してきたことから鳳仙の復讐に火が付き、
両校の休戦協定が破られる。(ほとんどヤクザの抗争劇ねぇ)
ところが未だ鈴蘭を仕切れていない源治(自分自身も喪失状態)
には、彼らを迎え撃つ用意などない。能書きと気力ばかりが
空回りし、沈黙を決め込む芹沢軍団の溜め息を誘うのだ…。
うーん。青いなぁ、源治。(爆)
前作では勢いで突っ走った彼も、拳が去り、支えが無くなった
とたんに体力まで落ちている。そんな源治を支えるでもなく、
ジーっと見守るだけの芹沢がエラくカッコいい!!
これは~。悪いが小栗君よりも山田君の映画になっちゃってる。
背は高くないし、冴えない面で、バカみたいにフランク食ってる
芹沢が、ケンカになると途端にカッコ良く見えるから不思議~!!
そして。
源治の父が言うように、ここで圧倒的に源治と芹沢の力の差が、
「愛あるパンチ」として披露されるのだ。
むやみにぶん殴る源治のパンチと違い、芹沢のパンチには力は
あれど、憎しみがない。相手を見越して殴る余裕すらあるのだ。
(不良の殴り方にプロセスがあるのにも驚くけど^^;)
そんなアレコレ…が、だんだんと後半戦を盛り上げてくる。
頂上決戦まで日はわずか。鈴蘭か?鳳仙か?結構ドキドキする。
脇で出てくる俳優達も、面白いのもいればベテランも多く、
(なにしろ数が多いので)よく見る顔だけ覚えておけばOKかも。
進むにつれて(ほとんど後半になるけど)テーマがハッキリとし、
やや情に落ち過ぎの感(拳の台詞など)もあるが、結局のところ
素手でタイマン。これが一番男らしい。と勇に述べておられる。
だから例えばお父ちゃんの拳骨でも、友達同士の殴り合いでも、
相手と自分の間にあるのがやはり「信頼」然るべきなのである。
うん、やっぱりいい。前半ダレたけど、やはり好きな作品だ。
訓示。「アタマ、割れたら、セメダイン」
(ドロップも良かったけどね、あっちは個人戦。こっちは団体戦。)
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