劇場公開日 2009年4月11日

「なかなかおもしろかった。不良マンガというよりは、王道バトルマンガに近かった。」クローズZERO II Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5なかなかおもしろかった。不良マンガというよりは、王道バトルマンガに近かった。

2013年10月27日
PCから投稿

単純

興奮

実写映画というより、テレビアニメに近いと思う。

ただアニメではなく実写、しかも暴力シーンばかりで、テレビではできないと思うので、映画でやる意味は十分あると思う。

まず、いいと思ったのは主題歌が入っているところ、最近多いけど、前作と同じように映画ではあまりやらない最初の歌で盛り上がった。

さらに前作と同じ映像が入ったり、キャラクターのかっこいいシーンなどがはさまっているのがよかった。

設定は現実離れしていて、めちゃくちやなんだけれども、現実社会にもある派閥争いみたいなところをきっちり表現しているし、やくざ映画みたいな部分もあり、セリフもなかなか味があったので気にならなかった。

特に気にいったのは、武器を使う相手にたいして、「ダセえな、やっぱ男は素手だろう」というセリフ。

かっこいいし、あくまで素手にこだわっているところがいい。

素手にこだわっているために集団の戦闘シーンもかっこよくなって、バトルマンガの雰囲気を出していた。

武器を使っていたら、もっと悲惨な感じになり、かっこわるくなっていたと思う。

ただ、ちょっと今回は笑えるところが少なくて、余裕がないように感じた。

その差で、やっぱり一作目の方がよかったような気がするが、こちらも十分おもしろかった。

このシリーズけっこう好きなので、これで終わるのは残念です。

作風は違うけど、これから本格的に本編の「クローズ」の実写化を考えてほしいです。

Push6700