「鳳仙ハゲ軍団」クローズZERO II うにたん♪さんの映画レビュー(感想・評価)
鳳仙ハゲ軍団
中盤までゲンジが軽すぎる。
てっぺん目指すとかケンカに勝ったらなれるのなら苦労はない。
ヤクザのボンボンのワガママみたいでイライラした。
クラブで歌う黒木メイサと絡んどる場合ではないし、いつから「一発やらせろ」「いいよ」となるのだ…。
鳳仙の面々はそれなりにキャラ立ちして、鈴蘭の面子ともしっかりスイング、しっかり序盤にアングルが発生して見逃せない。
ただ展開としてはヤクザ絡みをどうとるか?
高校の不良少年ストーリーとして刃物は使うな拳で勝負と語らせておきながら、「ヤクザのルールではこうです」と言わんばかりにチャカが飛び出してきます。
なんぼ、けんちゃんが親分助けたとかでもただでは済まんよね。
ゲンジの演説ももうひとつかな…原作みたいに「鈴蘭が舐められてる」でダメなのか?
ラストの乱闘は長い。大事なんだがムダに長いように感じる。
鳳仙に勝ったとしてそこのカタルシスがあまり伝わらない。
勝ったからといって目に見える何かを手に入れた訳じゃない。仲間の絆感はあるものの、イマイチ弱い。
卒業出来たのは不思議な連中だが、坊屋に会うまで無敗だったリンダマンに敵わないのはファンなら“知っている”事だからあのシーンで終わらすのは仕方ない。
エビ中の三人も美藤もそれなりに似ているし、原作イメージを壊さない監修がしっかりされていてその辺は良かった。
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