「青春爽やか喧嘩物語り」クローズZERO II カサキショーさんの映画レビュー(感想・評価)
青春爽やか喧嘩物語り
喧嘩三国志と言ったら良いのだろうか、
青春喧嘩物語の第二段、
前回すずらん高校での校内統一を果たした源治が、
今度は鳳仙高校との対抗戦へ、突進んでいく。
監督は
三池監督ですから、色んな工夫を施しています。
喧嘩とは素手でやるものだ、ナイフなど持っちゃいけないと、
熱く語りかけてきます。
この話は、ストーリーの中軸に据え、
すずらんから鳳仙への転校生を使って、
何度もしつこく訴えます。
源治の父は、柄にも無く源治に喧嘩の意味を教えます。
当然、ドヅキアイの中での事ですが、
そこで「お前のパンチには怒りしかない、愛が無い」と
諭します。
リーダーとなったもの、どのように行動していかなきゃいけないかを
源治に教える言葉です。
源治も解っているのですが、どう受け止めたら良いか
わかりません。
そんなもやもやを抱えながら、最後の決戦へ
一人鳳仙高校へのり込んで行く源治に、
仲間はあとを追っていくのです。
この映画は「喧嘩」というスポーツ競技を通した青春物語です。
だから、終わった後は仲間が増えていきます。
そんな清々しさを持った映画でした。
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