トウキョウソナタのレビュー・感想・評価
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滑稽で染入る
平穏な、ひそかに秘密を隠し持っていた筈が露になっていき、家族それぞれの変わりゆく立場が滑稽でもあり、リアルでズシッとくる。原案が外国の方の脚本であるからか、時折入る効果音ときれいな映像の流れに乗る不穏入り混じる日々は、頷けるとことそうでないとこは半々。ちょっと突っ込みは入れたくなるよね。。
そんな感じでラストどうなるかと思いきや。ドビュッシー「月の光」で泣かされるとは。。。
次男の音大付属中の受験会場。ピアノの試験で技巧的な演奏をするかと・・・・・えっ!?
ふわっと包み込むようなそれは、一度は崩壊の道へ向かっていた家族それぞれの再生をみるよな、こころに訴えてくるものだった。
その場にいた誰もがただ聴き入る様子はとても非現実的な空間で、次男と両親が連れ立って去っていった後のエンドロール流れる中、カツカツという幾つモノ足音も印象に残った。
【平凡な4人家族一人一人が家族に言えない秘密を持った事から、緩やかに崩壊していく様と、再生する様を描いた作品。サラリーマンで家族持ちには前半は可なりキツイがラストで救われる作品でもある。】
■リストラされたことを家族に言えない父(香川照之)、家族と接は点が無くなって行く孤独感を抱えた母(小泉今日子)、アメリカ軍に入隊する兄(小柳友)、給食費をレッスン代にしてピアノを習っている二男(凄く可愛い、井之脇海)。
普通の家族だったはずの4人家族は、気づいたらみんなバラバラになっている。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・リストラされた父が、会社に行くふりをして同じくリストラされた旧友(津田寛治)と、炊き出しを食べたり図書館で時間を潰すシーンは、正直観ていてキツイ。
更にその友が、夫婦で無理心中をしたと知った時の父の表情。
一人生き残った長女(スンゴイ若い土屋太鳳)の姿が哀しい。
ー リストラされて、職にも恵まれずキツイだろうなあ・・。スーパーマーケットの清掃員として頑張る姿。そして、仕事中に大金が入った封筒を拾うのである。-
・二男はピアノの腕前を天才的と先生(井川遥)に言われるが、秘密がバレた際に父に厳しく叱られ、その後家出をしようとして警察に捕まる。
・母は、失意の中に有る時に泥棒(役所広司)に入られるが、お金はないといい、泥棒が盗んできた車で海へ向かう。
ー 泥棒に断って、トイレに行った母は、清掃中の父と鉢合わせし。父は逃走。
気が付くと、海へ向かって続く車の轍・・。-
・父は、逃走中車に撥ねられるが、翌朝気が付き、大金の入った封筒を遺失物ボックスに入れるのである。
・そして、中東に派遣されていた兄からの手紙には、もう少しアメリカで色々と学びたいという手紙が届く。
<ラスト、次男がピアノの審査会で両親が見守る中、美しいピアノ曲を奏でるシーンは、今作の救いであり。心に沁みた。
今作で描かれる家族4人は、皆、善人だ。
一度は崩壊しかけたけれど、少しづつ再生して行く様が印象的な作品である。
そして、家族だったら出来るだけ、食事は一緒に取りたいと、アメリカに残った兄を除いた三人が食事をするシーンを見て思ったのである。>
よかった
津田寛治さんが死んでいたことが分かるまでけっこう退屈で見ていて苦痛だったのだけど、そこから先怒涛のドラマ展開でぐいぐい引き込まれた。役所広司と乗った車がプジョーのガブリオレで状況に見合わない浮かれた車であるところが面白かった。家族が各々傷ついて、それでいたわり合う感じが感動的だった。ピアノの演奏が素晴らしかった。
長男には『ハーツ・アンド・マインズ』という映画を見せてから書類にサインするかどうか判断させてあげればよかった。
とてもいい!
トウキョウソナタは3本目の黒沢清さんの作品。
『叫』と『クリーピー』も見た。
その結果、この作品と『クリーピー』の方が好き。
『叫』のような非現実的要素の入った映画はむしろあんまり共感しにくい。
『クリーピー』と似ているが、家族の崩壊は二つの作品に見れるが、この映画の方が外力はあんまり感じられない。
もちろん失業ってことはあるが、
家族全員のそれぞれ抱える問題を描写して、まさにソナタになった。
ものすごくいいと言ったのは、物語だけでなく、ライティングや音の運用もお上手!
いろんなミックスをうまく使っている感がすごくある!
香川さんの演技が好き!
遥さん綺麗〜
【国境】を目視して確認する事は出来ない
妻役の小泉今日子が、旅立って行った長男の部屋に入ると、部屋に残されていたテレビにはガムテープで“国境”とゆう文字が張られている。
次男の部屋の入り口にも、やはりガムテープが張られている。
地図の上では明確に示されている“国境”だが、その記しを現実的に見える人、或いは見えた事実はまだ確認されてはいない。厳密には地球上に“国境線”とゆうモノは存在していない。
「日本はアメリカに守られてるじゃないか!」と、父親に問い掛ける長男。
こんなセリフがスクリーンに映る日本映画から聞こえて来るなんて驚いた。
従来ならば「戦争は怖い…」と云った類のセリフが必ず主要登場人物の口からは吐き出された筈だ!
だからと言って、この作品が抗戦的な思想で作られている訳では無い。
最終的に長男は、画面上には映らないものの、“一を知るより十を知る”の例え通りに、現地を見て初めて“現実”に目覚めるのだ。
人間1人1人には人格が在り、夢が在り、希望が在り…まるできりがない。突き詰めて考えれば、同じ人間は存在しない。誰もが自分だけの世界を持っている。
クローン人間でさえ無ければ…。
この映画の父親は、自分の考え方を子供に押し付け様とする典型的な父親像である。
社会に対しての適応力は在るが、自分よりも下に見下した人間にはプライドを剥き出しにする。
だから自分が「こいつは自分よりも下だ!」と思った人間に、「見下された!」と思った瞬間には暴力的な態度で対抗する。
それはまるで世界的情勢から起きる紛争の理論と何ら変わりは無い位に…。
この作品の家族は父親を中心に廻っている。
この父親が、自分の権力欲を最大限に発揮出来る場所が家庭で在り、その際たる場所が食卓である。
父親が席に座り、ビールを呑む。
「いただきます」
父親が発する一言でやっと食事が始まる。
他の家族はまるで忠実なるペットの様に見える象徴的な場面である。
だからこそ、この作品中にはこの家庭での食事風景が数多く出て来る。
映画が始まって直ぐに、観客にはこの家族がバラバラな状態に見える。それが実感出来るのがこの食事場面なのですが、不思議な事に家族の1人1人がそれぞれ秘密を抱え込み始めると、途端にこの食卓だけは1つの家庭(国家)としてそれなりに機能する。
但し、以前よりはより危険な地雷原が方々に散らばってはいるのだが…。何よりもこの家庭を支えていた妻が疲れ果てており、いつその人格が崩壊してもおかしく無い位だったのだった。
家族の誰もが母親のSOSには誰も気が付か無かった。
全員が嘘をつき、それに疲れていた。
それなのに長男は自分の意志で軍隊に入隊し、次男もやってみたいと思っていたピアノを両親に秘密で習う。
妻もいつの間にか車の免許を習得していた。
長男も、次男も、この家庭のあやふなな状態には納得はしていなかった。
それを、長男は少々歪んだ発想を伴って社会へ。次男は偶発的にではあるが学校教育へと向けつつあった…。
香川照之演じるプライドだけが高い父親も凄いが、何と言っても小泉今日子が演じる母親のキャラクターが圧巻です。
そんな2人に対抗するかの様に、映画にはもう2人の強烈なるキャラクターを用意している。
前半は父親に絡む友人役の津田寛治が、後半は母親の人格崩壊をまともに浴びてしまう役所広司がそれにあたる。
津田寛治は香川照之と対象的な存在として登場する。
それまでプライドが高かったこの父親が、その道の“先輩”である彼の姿を見て参考にしていたのに…。
“その後”この父親はプライドを徐々に捨てるのだが、それでも家庭内ではプライドを保とうとする。
妻は知っていた。
この父親のちっぽけな姿を。
長男に続き次男にも権力欲を剥き出しにして自分の立場を保とうとした時に、妻は初めて反旗を翻す。
そんな彼女が遂に爆発してしまう…。
そのきっかけを作る役柄が役所広司なのだが、もうご愁傷様と言うしか無い。とにかく相手が悪かった(笑)
秘密がバレて尚且つ認めようとしない父親に対して遂にぷっつんキレてしまい、彼女は“国境”を確かめに“ある決断”をしようとする。
この際に彼女の眼の中に映る“或る光”は希望の光なのか?それとも人類が破滅に向かっているのを暗示している光なのだろうか?
「国を守るどこが悪い…」と主張する長男。
「国が何だ!俺は家族を守る!」と主張する父親。
バラバラになりつつある家族とクラスの空気を気にする次男。
全てを知った今でも妻は父親を信じてみようとしていたのに…。
そんな家族に対して、映画はそれぞれに《防波堤》を用意する。
父親にはやはり“あの男”を。
長男には世論を。
次男には似た境遇のクラスメートを。
そして、妻にも“あの男”が。
これは最高のホラーコメディです。絶えずゲラゲラ笑わされながらも、終始恐ろしさに支配されている。
それはところどころでリアル過ぎる程で、ゲラゲラ笑った後には必ず背筋が寒くなる瞬間に支配される。
アンジャッシュの児嶋(上手い)の先生像に
。津田寛治の娘役の女の子の本音に。
でんでんを始めとするハローワークに関係する人達に。
波岡一喜とその女秘書にも。
勿論マスコミを始めとする社会にも。
井川遥演じるピアノ教師の微妙なサイドストーリーと。「稀に見る天才です」と語るその真意にも(苦笑)
もう一つオマケに機能充実なる新車と、小泉今日子の華麗なるドライビングテクニックにもだ(笑)
(2時008年10月11日シネカノン有楽町1丁目)
その心に響く空気に完敗
「僕ん家、不協和音」
2009年のたくさんある映画の中で一番気に入ったキャッチフレーズでした。
今や日本映画界に欠かせない存在になった名俳優の香川照之がリストラされた父親役で主演を好演し、母親役に小泉今日子。
端役ながら津田寛治や役所広司も出演している、地味だけどインパクトのある家族ムービー。
どこにでもあるような家族が次第にオカしくなっていく様を淡々と描いている。
父親は長年勤めた会社をリストラされたが家族には言い出せず、ハローワークに通ったり公園で配給食を受け取ったりして不本意ながらショッピングモールでフロア清掃の職に就く。
大学生の長男は有り余る熱意の矛先を見つけられず、米軍の外人部隊に志願すると言い出した。
小学生の次男は給食費をがめて内緒でピアノ教室に通い。
母親は軋む家庭から逃げ出して海に行った。
次々と問題が浮上して崩壊していく家族を、ある種のえげつなさを含んだリアリティで描く、奇跡も病気も特殊能力もない現代劇。
ミニシアター系ながら満足度120点の傑作!
なにより役者陣の演技が絶望感を漂わせるほどの圧倒感。
最後の、家族全員ボロボロの姿で食卓を囲むシーンは最高にキュートでした。
鑑賞劇場:高槻ロコ9シネマプラス
我が社に何を提供してくれますか?
映画「トウキョウソナタ」(黒沢清監督)から。
主人公の一人、香川照之扮する父親が、
突然、リストラされるシーンから物語は始まる。
「あなたが、できることは何ですか?」
「我が社に何を提供してくれますか?」・・・。
総務畑中心に仕事をしてきた彼にとって、
自信を持って答えられるものは正直なところない。
事務系の仕事をしてきた男性は、誰も同じようなものだろう。
物語中盤、今度は就職活動で面接に行くと、また質問される。
「あなたは、何ができますか?」と。
「何でもやります」と答えた彼に「何でもじゃあ」と渋い顔をされ、
最後には「歌でも歌ってよ」。さらに追い打ちをかけるように
「我々は何を材料にあなたを判断すればいいのですか?」と続いた。
厳しいようだけれど、会社の事務なんて、
今年大学を卒業した学生だって教えれば出来るよ、
そう言われた気がして、ちょっと恐くなった。
「何でもやるつもりなのに」というボヤキは空しかったし、
何でもやる・・そんなことを言う人は世の中に溢れている。
もう一度、自分を見つめ直さなくちゃな。
家族を描いた映画
竜平は多分会社でも家でも権威丸出しで生きてきていたんだと思います。常に俺が偉いという上から目線。家族が揃った食卓も、父が「いただきます」を言うまでは誰もご飯に箸をつけられない。あー、うちにはない感覚だ。
そんな風だから、リストラされたことなんて、権威が丸つぶれになることなんて、とてもじゃないけど言えない。会社に行かないのに、毎日スーツを着て公園で食事の配給に並ぶ。ハローワークの列に並ぶ。その列がね、浮浪者だけじゃないんです。竜平みたいにスーツを着た人たちが沢山いるの。同級生の黒須に至っては、1時間に6回もアラームを鳴らせて、まるで仕事の電話がかかってきた風を装う。なんかその演技が痛々しい。言ってしまえば楽なのに、言えないのが男、なんでしょうか。
変にプライドは高いから、ハローワークで紹介される仕事には納得がいかない。管理職を望む竜平。いやいやいや、現実を見ないと。「あなたに何ができますか?」という問いに「なんでもできます。」としか言えない。そして家に帰れば、行ってもない会社のことを話し、まるで今までと何も変わらないような生活を送り続ける竜平。
私ね、うちが違うからかもしれませんが、竜平のような親がどうにもダメで。だって全然妻や子供の話を聞いてあげないんですよ。子供のためって言いながら、自分の言いなりにさせたいだけ。自分が絶対。アメリカの軍隊に入りたいっていう長男の希望を反対する気持ちはまだわかりますが、次男がピアノを習いたいっていうのに理由も聞かずに「ピアノはダメだ」って一言ですよ。どうして子供がやりたいって言ってることをやらせてあげようとしないのか不思議でなりませんでした。
子供の話もきちんと聞かずに手をあげるのとかもね、ちょっと私は許せない。
「そんな権威、ぶっつぶれちゃえ。」
まったくもってその通り。変に権威なんて振りかざしてるからいけないんですよ。
妻・恵の気持ちはすごい伝わってきましたね。なんていうのかな、つまらないよね、私何やってんだろう?って思うよね。人生変えたいって思うよね、ってすごく共感しちゃいました。離婚しちゃえば?と言う長男に「お母さん役は誰がやるのよ。」って言うんです。「お母さん」じゃなくて、「お母さん役」なの。
夫が権威丸出しにしてるのも諦めてるんです。だから配給に並ぶ夫を見ても、何も言わない。思ってることがあってもぐっと我慢、我慢。
だから後半、突然降りかかってきた危機もね、普通だったらおどおどしちゃいそうなところが、堂々としてるんですよ。それは今の生活から逃げ出したいという気持ちがあったからなんでしょうね。まぁこの辺の描写はかなりリアリティには欠けましたが、何か吹っ切れたように車を飛ばす恵が爽快でした。またティーチインの時に監督も自分で成功だと言っていましたが、恵の服装がすごくよかったんですよ。ずっと臙脂っぽい暗い色の服ばかり着ているのですが、海で朝日を浴びた瞬間、一瞬だけ明るく光るんです。
途中から家族がそれぞれ堕ちていって崩壊していくあたりはアカルイミライを彷彿とさせました。
そしてこのままみんな堕ちてバラバラになって壊れていってしまうのかな、と思ったところで、少しだけ、本当に少しだけ光が差し込みます。
健二のピアノの才能はちょっと唐突すぎるような気がしてしまったので、ラストの演奏シーンもあまり心には響いてこなかったのがちょっと残念だったかな。
痛々しいけど、それぞれみんなから伝わってくるものもあり、だからといって全体的に暗いわけではなくて、上手く笑いも取り入れられていて、完成度の高い作品だな、と思いました。
電車の騒音もソナタ。
あまりこの監督の映画を観ていないので(ちょっと苦手系^^;)
その独特の世界観がどうなのかなぁ…とやや不安だったけれど、
観終えてから、自分の中にそれほど違和感が残らなかった作品。
ただその(しつこいくらいに)リアルで仰々しい家族の在り方が、
自分の過去と重なって見えたりして、ちょっと沈鬱な面持ちも。
どうなんでしょうかねぇ。
この家族を今時の家庭と見るか。昭和の家族像だと見るか。
私はあの父親の威張りっぷり(爆)牽制っぷり(汗)からいって、
まさに自分が見てきた昭和の父親像だと思いましたねぇ。
特に感じたのが夕飯のシーン。。我が家でもああでした^^;
父親が手をつけなければ、母親はおろか子供も食べられない。
一家の主。的な存在感があの頃はひしひしと感じられました。
今となれば、理不尽な台詞も^^;感情に任せた怒りっぷりも、
あぁ~ストレス溜まってたんだねぇxと分かる歳になったけど。
そんな親父さんのリストラを筆頭に、家族の為に尽くすも、
なんだか空回りなお母さんの小泉今日子や、反抗期の長男。
やたら淡々としていてワザとらしい描き方はしていますが、
どれをとっても普通の家庭問題。もっと危機に直面している
家族は多いかと思われます。それぞれが秘密を持ち、悩みを
外に吐き出すことが出来ないとはいえ、見た目は通常な家庭。
よくあんな線路際に住んでるな~(汗)とは思いましたけどね^^;
再就職がなかなか決まらない親父さんは、毎日公園で配給を
もらっては、同じ仲間の津田寛治と今後の対策に余念がない。
お母さんは家族に内緒で運転免許を取得。うん、これくらいは!
このお母さんのエライところは、夫のリストラを知りつつも、
長男がアメリカ軍に入隊しようとしても、常に平静なところ。
よくこんなに耐えてるなーと私に皆無の辛抱強さを発揮します。
そして彼らをいちばん冷静に見ている次男。。
家族に内緒でピアノを習い始めた彼が、やがて家族への
「トウキョウソナタ」なるものを奏でることになるのですが…。
やたら悲劇を挿入しないと気が済まない監督の意識と、
いきなり終盤で大物俳優!がものすごく変な役で登場し、
話の色合いをガラリと変えてしまうのがいいのかは別として^^;
もうダメだー。おしまいだー。死んだ方がマシだ~。なんて
思えば思うほど、生かされている自分を実感できる映画です。
笑いをとりたいのかどうか?という切実なシーンも多々あり、
背に腹は代えられない、ってどういうこと?なのかも学べる。
確かに地獄のような毎日に突き落とされて、絶望感を味わい、
あーもういやだ。どうにでもなれ。ちきしょう!なんて思うことが
あっても、帰る家があって。ご飯が食べられて。寝床があれば。
家族がいる。ことがいかに有難いのかを実感できる作品です。
(しかしあのピアノは上手かった。心地よく聴き惚れました♪)
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