トウキョウソナタのレビュー・感想・評価
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香川が赤い服を着て轢かれたシーンに記憶かあるので、二回目かもしれな...
香川が赤い服を着て轢かれたシーンに記憶かあるので、二回目かもしれない。小泉今日子がすごい。小泉の中で最高峰のように思う。特に夜の海辺での表情。この世のものとも思えない。腹のすわり具合も。
香川も情けなさにおいて最低だけど、憑き物が落ちたように、ラストシーンで涙ぐむのがいい。
ピアノを弾く男の子も最高だ。
みんなが普通ではない壊れ方をするけど、家に放心状態で帰ってきてご飯を食べるところがいい。これがホームというものなのだろう。
お兄ちゃんもキレテルし。
最も平凡に見える香川が凡庸に見えず、人間なんてみんな同じようなものに見えてくるところ、黒澤はサイコーだ。
児嶋一哉
再々見。
香川照之流のこちらの予想を少しだけ裏切る足し引き演技の面白味に目が行き、小泉今日子ら他のパートが退屈に感じるのが欠点。
その中で児嶋一哉の得体の知れない孤独で打算的でリアルな大人像は買う。確かに人はこう生きている。
自分のレビューをたまに見つけます(アサシン)
アンジャッシュ児嶋の演技が神がかり的!
家族の生き方がハードボイルド!
何故か、失業者の生活がわざとアメリカンなのは、わざとか、炊き出しとか?
ピアノの先生に萌える坊やはケミストリー。
小泉今日子の演技はヒストリー。
黒沢清にホライゾン。
街角はエンプティー。
我が家はエンプティー。
何故か役所はインポにキュア。
エロカワで超目立つ主婦小泉今日子がここにあれ、ご笑覧あれ、寸止めですけど!
ソナタてどこがソナタでしょうか?いやピアノがソナタやん、ソナタのせいで、トウキョウソナタいやーんまじピアノ上手い🎹!
井川遥綺麗、魔性の女好き!
何気に、監督は女優を撮るのが上手い、やばいよやばいよ!
何故か、見て終わると、キングダムかるろうに剣心見たような気分だ!
しかして、ワンオクだ!
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家族って大事
最悪の事態って人それぞれ、それも実は視点を変えると最悪でもなかったりする。
序盤と終盤の食事シーンはどっちが幸せでどっちが不幸なのかも見方によるんだろうな。なんてことを考えた。終始緊張感があって楽しめた。役所さんのシーンはちょっと理解が追いつかなかったけども。
これぞ黒沢清映画
いま東京では新宿と恵比寿のみの上映なので
新宿の角川シネマまでいってきました。
遠出した価値ありました◎
大好きです。
リストラにあうがそれを隠し通す父
あるキッカケにより現実から逃避するため家を離れる母
夢を強引にかなえる大学生の兄
自分の才能に気づいてしまった小学生の弟
崩壊直前の一家のお話。
いままで黒沢清のよさがイマイチわかんなかったけど
トウキョウソナタは評価されるだと思います
そしてまた役所広司は出演します。出演率高すぎw
最後のピアノの演奏曲が,映画が始まる前に角川シネマでその曲が流れてたのね,あれは偶然?それとも?
だとしたら角川シネマ素敵すぎる !!!
記憶に刻みつけたくてパンフレットを購入
“感動した”の表現よりも
“心動かされた”こちらの表現がしっくりくる作品でした。
また、作中の人物たちは“わたし”そのものでした。
映画を観ながら、こんな、思いを抱いたのは、はじめて。
~ あれっ、これ、俺そのものじゃん ~
表現がストレートではない。
顔は笑っているのに、心は泣いている。
顔は笑っているのに、心は怒りに震えている。
誰しもに囲まれ、いつも笑顔なのに、孤独感に打ちひしがれている。
人間って、単純な部分はありますが、
すべてが、単純なわけではないですよね。
すべてが、だから上のよっつにあてはまるわけでもない。
心の奥底を暗闇までてさぐりで歩をすすめれば、
“ほんとうのわたしのきもちなんてだれもきづいてくれない”
こんな思いが、どこか気づかない場所に、それもあ自分自身が
気づかないように、無意識のうちに、隠してしまっているだけのような気がします。
この作品に登場してくる人たちも、
メインである4人家族含め、すべてが心の奥底で、
誰もわかってくれないんだ、と秘めごとを抱えていました。
ある人は、リストラされた事実をかくし、
ある人は、ピアノ教室に通う事実をかくし、
ある人は、米軍の外国人部隊へ入隊申込をした事実をかくし、
ある人は、ある人がリストラされた事実をかくしていることに、気づいたことをかくす。
はたからみれば、ふつうの家族でも、だれしもが、ひとつやふたつ、
言葉で伝えられない、伝えたくない“言葉”があるのではないでしょうか。
なにか、共感しすぎてしまって、逆に居心地というか、すわり心地が、変でした。
~フィクションの世界は、ありそうでないもの。このさじ加減が大事~
役所広司さんが、登場するまで“ありそうである世界”そのものでした。
登場してからは、現実の中に、非現実なものが、
ドボンと投げこまれ、ようやく、映画を観ている気にさせられました。
役所さんが登場したこの日、それぞれにやり場のない思いを、
暴発させ、4人家族は、再生(ふたたび、うまれかわる)するのでした。
ラスト、安易に観客の涙を誘いにいかない展開に、監督のこだわりを感じました。
エンドロール、この方法も、はじめて体験しました。音に集中し、頭で想像を
働かせるのに夢中になり、スタッフのなまえを追えなくなってしまいました。
そして、映画終了。
もし、ひとりでも、スタンディングオベーションをする人がいたなら、
わたしも、迷わず、スタンディングオベーションをしていたでしょう。
役者目当てで作品を選ぶことが多いわたしは、○○さんがよかった、と感想を書く。
今作は、限定できない。それは脇役を含め、すべての、役者さんがよかったから。
きっと、これからさき、何年たっても、この作品を忘れないのだろう。
そして、ふとしたとき、そっと、パンフを手にとり、いとおしむにちがいない。
あのキョンキョンが大学生の母親役とは・・・
カンヌで「ある視点~」とかいう、なんだか価値がよく分からない賞をいただいたということで、さっそく恵比寿ガーデンプレイスにて拝見しました。黒澤作品を見るのは初めてですが、いい作品でした。ハリウッド的派手さや爆竹、アクションは皆無ですが、そういったものではない、監督の技量と俳優の演技で観客は自らの日常と重ね合わせて、観てしまうのではないかと思います。「完璧な家庭など無い」「家族の誰もが悩みを抱えている」ということを考えながら、私自身も自らの人生を振り返りながら観ていた次第です。
香川照之はいい俳優ですね。本作や大河ドラマの秀吉役のように、少し滑稽な役を演じさせたら天下一品!さすがに東大文学部卒です。また、キョンキョンは随分とオバちゃんになりましたが、非常に印象に残る演技をしていました。歌手ではなく、本職は役者でも十分に通用するかと思います・・・。
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