「あのキョンキョンが大学生の母親役とは・・・」トウキョウソナタ モウリさんの映画レビュー(感想・評価)
あのキョンキョンが大学生の母親役とは・・・
カンヌで「ある視点~」とかいう、なんだか価値がよく分からない賞をいただいたということで、さっそく恵比寿ガーデンプレイスにて拝見しました。黒澤作品を見るのは初めてですが、いい作品でした。ハリウッド的派手さや爆竹、アクションは皆無ですが、そういったものではない、監督の技量と俳優の演技で観客は自らの日常と重ね合わせて、観てしまうのではないかと思います。「完璧な家庭など無い」「家族の誰もが悩みを抱えている」ということを考えながら、私自身も自らの人生を振り返りながら観ていた次第です。
香川照之はいい俳優ですね。本作や大河ドラマの秀吉役のように、少し滑稽な役を演じさせたら天下一品!さすがに東大文学部卒です。また、キョンキョンは随分とオバちゃんになりましたが、非常に印象に残る演技をしていました。歌手ではなく、本職は役者でも十分に通用するかと思います・・・。
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